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2015-01-09(Fri)

「サイド・エフェクト」

久々に吹き替えで映画みた!
サイド・エフェクト

ジュード・ロウ主演のサスペンスでした。

夫が収監され、刑期を終えて出てくるまで頑張ったものの
かつて患っていたうつ病を再発させてしまった女性エミリー。
車で壁に突っ込んであわや自死しそうになったところで出会った
精神科医のバンクスは、彼女を救おうと治療にあたったが……

みたいな出だし。
抗鬱薬の副作用が強く出て、事件が起こり、
処方した医師が悪いのか、それとも薬が悪いのか?
裁判で争い、云々かんぬんなわけですが
この話の本題はココじゃあないんだ!
という非常に凝ったつくり。

エミリーの昔の主治医役で、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが出てきて
キャサリン教のわたしには大変なご褒美作品でした……。

サイドエフェクトとは「副作用」の意味だそうな。
最終的に下されるジャッジが非常に厳しくて、
珍しいなと思ったり。ここまで容赦ないのはなかなかないんじゃなかろうか。

ネタバレするとまったく面白くないので詳しくは書かないけど、
途中ハラハラ、最後はスッキリ、
いやもしかしたらスッキリしないかも。
とにかく、全体的に漂う暗さ、不吉さが非常によろしい感じで、
なるほどR15ですなって感じ。

作中にも出てくる「二重処罰」については
ダブル・ジョパディー」って映画がいい感じでしたよ。

最近のジュード・ロウ、ちょっと昔の渡辺謙にちょっと似てる感じで
すごい男前でこちらも良かったです。

これは字幕で見たかったかもしれない。面白かった!
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2015-01-08(Thu)

「グリフィン家のウェディングノート」

ちょっぴり気になったので観てみた
「グリフィン家のウェディングノート」

ロバート・デ・ニーロ、スーザン・サランドン、
さらにはロビン・ウィリアムズなどなど
豪華キャストのドタバタ家族コメディ、+エゲツない下ネタ
みたいな一本!

ダイアン・キートンはちょっと前に見た
デンジャラスマネーの印象が強くて、お、出所した?
みたいな気分(捕まってない)。

本当に最初の最初、冒頭部分はちょっとロマンチックなの。
でも開始二分くらいからお下劣モード全開でちょっと辟易。

感想はというと……特にない!

グリフィン家(夫婦は離婚済みで、家には父と彼女が同棲している。
しかもこの彼女は、元妻の親友)の次男アレハンドロ(養子、コロンビア出身)が
結婚するにあたり育ての母(でいいのか)である元妻エリーが家を訪れる。
この次男アレハンドロは結婚式に実母を招いており、
こちらが敬虔なカトリックの信者なので、
両親が離婚していることを言えず(10年前から)、
ドンとエリーに夫婦のふりをしてほしいと頼む。
それに、ドンの彼女であるところのビービーが怒り、
なんとなくイヤーなムードに。
そこに戻ってきたのはグリフィン家の長男ジャレド(医者・29歳童貞)と
長女のライラ(弁護士・不妊治療中で夫とわかりあえず別居というか家出)。
家族がバラバラでスムーズにいかない中、
アレハンドロの実母と妹がやってきてなんとか取り繕うとするも……。

みたいな感じ。
アレハンドロの結婚相手であるメリッサはいいとして、
その両親が詐欺で捜査されている最中だったり、
母ちゃんが整形サイボーグだったり、
父ちゃんが過去にやらかしていたりと
もー盛り過ぎててねー。
ついでに、本当に全体的に品がなくて、
ある意味リアルっちゃあリアルなんだけども、
さすがにここまでメガ盛されると全部消化しきれなくて胸やけ。

結果、特に感想がない、人にすすめる気になれない感じになった気がします。

キャストは豪華なんだけどなあ。
出だしのあのシーンがなければもうちょっと心証は良かったかもしれない。

2015-01-06(Tue)

「マイ・フェア・レディ」

超いまさらながら「マイ・フェア・レディ」。
オードリー・ヘップバーン主演のロマンティックコメディミュージカル映画。

育ちの悪い粗野な花売りの少女を、
言語学者がレディに生まれ変わらせる話。

です。とにかく発音が悪い、下品な英語と言葉遣いをする少女イライザと出会って、
言語学者のヒギンズは「俺にかかれば完全な英語マスターになれる!」
一流の店で働けるようになるのになー!あーあ!みたいな台詞を吐きだし、
それにすがってイライザがやってきて、共同生活が始まるという。

ヒギンズ教授は仲良しのピカリング大佐とイライザをレディに出来るかどうか賭けをし、
同じ屋根の下で暮らし始めるんだけど、
とりあえず教授と大差は結構良い年のオッサンであり、独身主義。
大佐は紳士だけど、教授は「こ汚い小娘に興味ない」「女は馬鹿でうるさい」
みたいな考えの持ち主なのです。
イライザは散々発音の特訓をさせられ、ホント可哀想なんだけど、
誰かにたかって生きるダメな父と継母のもとには帰りたくないし
散々言われて悔しいしで頑張り、とうとうちゃんとした発音ができるように。

結局、英語は綺麗になっても中身が磨かれていないので、
最初のお披露目の場では発言がアレコレお下品でアウト。
ただし、いいとこの坊ちゃんはギャップ萌えでフォーリンラブ。

その後更に頑張って、もっと大袈裟なパーティで大活躍。
美貌を武器に、海外の王室の人間だと言われるまでにレベルアップするも……。


階級社会という問題、男女の価値観、人としての優しさや品というものなど、
あれこれ詰め込んであるんですがいかんせん長い!長すぎる170分。
1時間は削れると思うんだけどなあ。
歌もいちいち長くてさすがに疲れたし、お父さんのシーンは早送りしてしまった。
だって父さんたらクソなんだもん……。
長い上に繰り返しが多いからね。いけませんね。

ついでに、イライザも教授もあまりにも素直じゃなさすぎて、
最後も心は通じ合ったんだろうけどなんとなくスッキリしないのが玉に瑕でしょうか。

衣装は豪華だし、ミュージカルの見せ方としてはかなり良い、完成度が高いと思うんだけど
構成がいまひとつだと。私は思いました。
もしまた見る日が来ても、観たいシーンだけしか見ないと思う。
馬が駆けてくるところとかね。
オードリー・ヘップバーンの美しさは本物なんだけど、
あの汚い喋り方は長く続けられるとげんなりしてしまうw
あと、最後、ドレッシーすぎるというか。
教授たちも女慣れしてないってことなのかなあ。

好きかどうかと聞かれたら、あんま好きじゃなかった。
1時間縮めたら多分、もうちょっと好きになれるはず。

2015-01-04(Sun)

「カサブランカ」

「カサブランカ」をみました。

WOWOWに加入したんです。テニス見たさに、家族が。
そうしたら随分いい感じのラインナップなのね、映画が。

というわけで追加加入して、自分は映画をみることに!
正直、ちょっと観たいなとか、今度借りようと思ってた、
っていう作品がいっぱいで見切れるか心配なほど。

バイオレンスなものは夜中・早朝にみなきゃなんないので
お昼はやっぱり清潔感のあるものにしなきゃ。
というわけで「カサブランカ」。
加入後初WOWO映画は「カサブランカ」に決定しました。

カサブランカといえば、
むかーしゲームの制作をしていた頃に、
とある作品で、家の中にテレビが置けるようになっていて、
色んなチャンネルがあって主人公が見られるような仕様のものがあったんです。
隣のチームがつくってたんだけどね。
このチームがもう、なんだか知らないけど働くより遊びに行くことに夢中で、
終わってないのにイエーイって出掛けちゃうの。
それで、自分たちもクソ忙しいっていうのに、
隣から「間に合わないから手伝ってー」ってヘルプコールが。
このテレビに映る、短いアニメーションを作ってくれと。
ひとまず作った見本があるからと見せてもらったら、
完全に「カサブランカ」の一場面だったということがありました。
「まんますぎ」と社長が怒って差し替えになって、
その分を作らされた、というのが私にとって唯一のカサブランカ体験だったのですが
今日からは違うよ。

↑ちなみに上記のゲームは納期を越えに越えて1年半くらいかかった挙句
 売れる以前に受注がびっくりするほど少なくて担当者が行方不明になりました。
 (ちゃんと帰ってきました)


で、カサブランカ。

カサブランカはアフリカにあるモロッコ王国にある都市の名前。
劇中では戦時中なのでフランス領。
アメリカへ逃げたい人達の中継地点になっていて、
そこへ流れ着いた男と、かつて愛し合っていた女が再び出会う……話。

あらすじ書くと台無しになりそうなので、
未見の人はなにも聞かずに見ればよろしいかと思います。
モノクロ映画であり、戦争中という時代であり、恋愛ものであり。
ちゃんと国同士の関係を把握していればスッキリみられるはず。

とにかく主人公であるリック(ハンフリー・ボガード)がカッコイイ。
大人の男はかくあって欲しい(途中過去を思い出してイライラして当たるとこも含め)
と思ってしまう程にカッコよい。

昨日?そんな昔のことは忘れたよ

って言って許されるのはこのレベルになってからだね。


私も、昔のどーしようもない職場の思い出が上書きできて良かったです。はい。

2014-12-14(Sun)

「ホビット 決戦のゆくえ」

三部作の完結編「ホビット 決戦のゆくえ」を見に行った!

一作目の「思いがけない冒険」は劇場に行かず、お家でDVDで鑑賞し、
めちゃめちゃ後悔して二作目「竜に奪われた王国」は公開初日にレッツゴー。

その時わかったのは、とにかく「3Dで見た方が良い」ということ。
というわけで今回も行くぜ行くぜと思っていたら、
初日である昨日はどうしても用事があって行けず……。

スケジュールの隙間がなくてトホホ気分になっていたら
今日!いけることになったので!
朝っぱらから行ってきました。

近所というか、いつも使っている駅のそばに映画館があるんだけど
そこでの3Dは吹き替え版。字幕は2Dしかないという体たらく。
では他の、近くのところ……と思ったらそこも同じ!
こうなったらIMAXシアターに行ってやろうかと思ったんだけど
どこもちょっと遠くて断念。
他にも寄りたいところがあったので、そこまで遠くないところ、
渋谷か六本木か悩んだ結果、「高画質版」を上映している六本木に決めた!
けど、なんでも14日はTOHOの日らしく、前日の予約状況がかなりタイトに。
なので、やむを得ず9時15分の回を取りましたよ……。
他の回だと席も一番前しか空いてなかったので
気合入れて早起きして行きました。

   

乃木坂駅から歩いたので、ミッドタウンの前を通りました。



六本木ヒルズ。昔、ここで働いてました(オフィスがあった)。
働いていたので、大体の配置や行き方はわかる!
なので、洗濯もの干してから出掛けてもばっちり間に合いました。



映画館は初めて入ったけど、すごくきれい。
ツリーはなぜかスヌーピー(どうやら来年映画をやるらしい)。

座席も綺麗。前から5列目でど真ん中!
ちょうどいいところで座ってわくわく。
邦画の予告は超どうでもよくて、
洋画の予告は「シン・シティ」「エクソダス」がよさげ。

そして本編。
前回が「ドラゴン起こしちゃって超やべえ」ところで終わったので、
「ドラゴンが襲ってきて超やべえ」からスタート。
いきなりクライマックス状態で、もうハラハラドキドキ。
レゴラスどこにいったんだっけ、と思いつつ、
街に残ったドワーフたちとタウリエルさん、
そして射手の一家が無事でいられるか……みたいな気分。

最終的に思ったのは、
トーリンしっかりしろ、キーリイケメンすぎ、
ドワーリンって名前の可愛さは異常、
ビルボの「困ったな」の表情がとても良い、
ガラドリエル様やべえ、ヒューゴ・ウィーヴィングのエルフ姿似合い過ぎ、
レゴラス強い、レゴラスの父ちゃん強い、
それぞれが乗ったり使うアニマルたちがとても良い。

みたいな感じでしょうか……。
とにかく3Dで見て良かったし、帰ってすぐLOTR観たい!って気分になった。

ロードオブザリングの時は、最後なげえーよ!って何度も思ったけど、
今回の「ホビット」はバトルよりも友情、愛情などなど
心に迫る感じがあって、じーんと心に残ります。
ドワーフたちの豪快な感じがとても良くて、
でもエルフや人間が現れるとすげー小さくて、
ビルボがしゃがんでいると足がすごくて、
サルマン様ご無事で何より、ガンダルフもね!みたいな気分もすごい。
 ↑92歳          ↑75歳
とにかくこの壮大な物語を、納得のいく映像で撮っただけですごいし、
観たあとのこの満足な気持ちがいい。すごく、気分が良い。

ブルーレイ、揃えようと思う。
はやくもう一度、たる下りのシーンが観たい!
本当に楽しかった!