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2025-05-04(Sun)

「Rise of the Ronin」

Rise of the Ronin」で遊びました!

好きなゲーム実況Youtuberさんが遊んでいるのを見て、これはやってみなければと思いプレイ。
純和風のエルデンリングみたいな気分で遊べる、幕末オープンワールド浪人ゲームです。

主人公は名を持たず、二人一組で隠密任務の為に育てられたという身の上で、まずは黒船に乗り込み、出来たらペリーを暗殺して来いと言われてゲームスタート。
キャラクターメイクは二人分、プレイも二人を切り替えながら進めていく感じなんですが、それも最初のうちだけ。
どちらか一方だけが逃げ延び、そこから浪人として幕末の世へ放たれ、まずは横浜の地へ。
坂本竜馬と運命的に出会い、さまざまな人たちと出会い、戦ったり協力したりして、徳川の世の終わりまで生き抜くというゲームです。

二人一組の主人公のうち、一方のみで進むっていうのはわかっていたので、一方を美形、もう一方を非・美形にしてなんかこじらせた感じにしようと思ってたんですよ。
当然ながらプレイするのは美形の方……と決めていたはずが、作ってみたら非・美形の方が気に入ってしまって、結局「その二」でプレイ開始。
結局、そっちにして良かったです。非常に良かった。なんでかやたらと気に入っちゃった。




↑こんな感じです。声もテキトーに設定したけど、キマってました。

で、とにかくスタートは横浜近辺。
剣の腕しかない、名もない浪人になって自由に歩き出し、そこらへんの村を牛耳る悪人を成敗したりしながら進んで、まずは通行手形がなくて困るという。
悪い奴から強奪する為に竜馬さんと一緒にわいわいやって、吉田松陰探してるんだよねえ、なんて話を聞き、桂小五郎ら長州の人間たちと出会う。
一方で幕府の人間とも出会い、新選組の誕生に立ち会い、薩摩の人たちとの縁も出来……みたいな。

むかーしなんですが、高校生の時、クラスで一緒だった女の子と仲良くなったんですけど。
その子が「すごく面白いから!」って貸してくれた漫画があったんですよね。
「HAPPY MAN」ってタイトルだったと思います。桂小五郎が主人公の青年マンガ。
へえーって感じで借りたんですけど、正直トラウマレベルの作品だったんですよ。
最初はまあいいんですけど、途中からね。
吉田松陰が女性になってるとかは全然いいんですけども……。
幕末周辺全体に嫌悪感を覚えてしまうほどに、強烈な作品でした。暴力描写がエグすぎて。
このクラスメイト女子は他にもいろいろとエグいものを押し付けてきたり、イカれてるのかって行動がのちのちあって、すぐに疎遠になりました。
人生で唯一、こいつサイコパスだったんだろーなって思わされた人でもあります。

そんな話はどうでもいいか。
とにかくそんなことがあったおかげでマジで桂小五郎とか松陰とか聞きたくないぜよって感じだったんですけど、今回それが無事に上書きされて消えました。いやあ本当に良かった。


RONINの桂さんは穏やかな声で、最初はよっぱらった状態で出てきてとてもファンシー。
吉田松陰も立派な人でした。
様々な人物に出会い、なにも知らなかった主人公もなにを大切にするべきか決めていくんですよね。

今作の良いところは、決して歴史の流れを都合よく変えたりしないところ。
淡々と歴史通りに流れていくけれど、どちらに肩入れしても大丈夫っていう。
幕府の仕事も受けるし、討幕派に力を貸したりもする。
新選組を懲らしめたり、力を貸したり、みんなプレイヤー個人を見てくれて、因縁も時にさっぱり流してくれるという。すまねえとかありがとうとか言いながら、戦ったり一緒に走ったりするんです。


異人たちが闊歩する横浜周辺から、舞台は江戸、京都と移り変わっていく。
横浜に関しては、港周辺。
江戸は二十三区の一部が舞台。京都は他よりちょっと狭いかな。



で、なにが良いって、横浜も江戸も、どこからでも富士山が見えるんですわ。
日本人が富士山が大好きな理由はこれだなって納得がいくくらい、どーんといつでも見えている。
この画像は江戸の……どこかな。お城もよく見えるんだよねえ。


古い日本の風景もいいけど、ファッションも良い。
着物の文化に洋服が持ち込まれ、混在し始めた時代の装備品がいっぱいあって、かなり自由に組み合わせておしゃれを楽しめるのもめっちゃ良かったです。



セットもちゃんと用意されてますが、上、下、腕、足、頭と細かく装備が決められるのがすごくいい。
重ね着できるものもあるし、羽織まで用意されてる充実ぶり。
さらに帯や武器なんかも細かく変更できるんですわ。



異国の兵隊ファッションもある。上下別々にできるので、上はイギリス、下はフランスとかも可。
女性向けのものはほとんどないんですけどもね。



そして自分は、どうしても基本装備が好きで止められないという……。
これはアレンジされたバージョンですが、「隠し刀の着物」がベストでした。


で、自由な服装で歩き回って、好きな武器を使う。
近接用の武器は九種類。遠距離用は短銃、長い銃、弓矢、手裏剣、その他など。
近接二種、遠距離二種を常時装備できて、好きなもので戦えます。
自分は主に太刀を使ってましたが、戦いの後に血を落とす動作が良くてねえ。
あとね、かがり火に火をつける動作がめっちゃ好きです。雰囲気が良い。


どこが舞台でも、途中で自宅代わりの長屋が用意されます。
たいした家ではないけど、多少はカスタマイズ可能でね。
長屋でできることはいろいろとありますが、縁が出来た人たちが遊びに来るってのが大きい。
どんな派閥の人とでも仲良くなって、同時に来られてもここでは戦わない誓いでもあるのか揉めたりはしないってのも平和で。



キャラクターの中には「ロマンス関係」になれる相手が結構な数いて、男女とわず仲良くなれます。
これは高杉晋作が来てくれた時のやつ。隣で演奏してくれてる。
何股でもかけられるみたいですが、時々バレて追及されるのもまた楽しい。

縁の出来たキャラクターは、なにかしら問題が起きた時に一緒に戦ってくれるんですけどね。
そんな人も呼んでいいの?ってなるのも面白かったですね。
ペリーとか徳川慶喜が呼んだら来てくれるの、笑っちゃう。



基本的には竜馬に案内され、付き合っていく感じ。
なにせ名前がないんで、竜馬さんからはずっと「おまん」って呼ばれます。
方言の強いキャラが多いのも非常に良いですよ。
伊藤博文のかるーい話し方も好き。

歴史改変などはされませんが、一部の悲劇については回避できるようになってます。
ほんの一部で、死ぬキャラは死んでいなくなっちゃうんですが……。



見てよこの富士山。
本当はもっとキャプチャーしたかったんだけど、カメラが結構動くから……。


武器の扱い方なんかは最初のうちは結構難しいんだけど、難易度を下げればダイジョーブ。
システムも非常に親切で遊びやすい。
幕末の日本を救って、人々の思いや考えを知り、今自分が生きる世界の礎を垣間見る。そんなゲームで、やって損なし!って感じでした。

町中に逃げた猫を探す遊びもありましてね。これも良かった。猫が可愛い。
猫を集めている花魁さんのしゃべり方も、これが花魁の美学なんだろうなあってなんか納得。
そうでありんすか……と頷きながら会話していく感じ。



こちらは西郷どんと話してるところかな。
でっけえ犬を連れてるんだよね、西郷さんは。

オープンワールドものだけど、そこまで広大なマップではなく、程よくやりこめるボリューム感。
親切設計のシステムなど、非常に出来の良いゲームだと思います。
個人的には大満足。
きっちりトロフィーコンプしてやりましたよ。
最後に戦いに連れていってない奴を探さなきゃいけませんでしたけど、これはすぐにクリア。
近藤勇か上様かどちらかが最後の一人だったみたいです。どっちだったのかな……。

佐幕も倒幕もレベルマックスで終了。
どちらからも求められ、愛される幕末めちゃモテ浪人ライフを満喫しました!



エンディング後もちょっとプレイして、浪人レベルも最高にしときました。
とはいえやっぱりクリア後追加の高難易度モードは無理かもしれない。
すぐボコボコにされちゃってさ……。




大人向けの良いゲームだったと思います。
グラフィックといい、内容といい、良かったですね。
和風エルデンリングみたいな感覚ではありますが、あんなに敵まみれじゃないので一安心。

アクション苦手でも最後までなんとかやれるんじゃないかな。
記憶消してまたイチから遊べたらいいのになあ。


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