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2016-06-06(Mon)

「ライド・アロング ~相棒見習い~」

「ライド・アロング ~相棒見習い~」

2014年ハリウッド制作。
ちょっとチビっこな高校の警備員ベンは、いとしい恋人のアンジェラと同棲中。
そろそろ結婚したいけど、彼女のアニキに嫌われてしまっている。
アニキはものっすごい強面のデカで、なんとか許してもらおうと
警察学校へ入学して刑事になってやるんだー!とただいま気合をいれているところ。

ところがやっぱり溝が埋まらなくて、
刑事になるというベンに、じゃあ24時間俺についてこい、というアニキのジェームズ。
解決するのが厄介な面倒ごとをベンに処理するようにいい、
それでなんとかあきらめさせようとたくらんだジェームズだったんだけど
企みに気が付いた上、ずっと追いかけていた悪の元締め「オマール」の尻尾をちょうどつかんじゃって大ピンチ!

というバディムービー。
いやー、とにかく、ジェームズを演じているアイス・キューブの顔が強いw
「21ジャンプストリート」でも大活躍しておりましたけど、
とにかく迫力があるよね。頑固そうなのもいい。
そしてベンがとにかくやかましい。口の減らないFPSゲーマーなんだけど
それが意外なところで特技として役立つっていうのも良かった。

町の巨悪であるところのオマール、
あーこの顔誰だっけー知ってる知ってるうー
って思っていたら、ローレンス・フィッシュバーン。
モーフィアスだったんだねえ。彼も良かったです。はい。

ベンがちょっとやかましすぎる以外はとてもよくできたわかりやすいエンタメ作。
これがDVDスルーなんだなあっていうね……。
日本ではこう、確かに、アイス・キューブったってだれよってなりそうで
仕方ないとは思いますけども。面白いのになー。
爆発もド派手で良かったけどなあ。楽しいよねえ。

最初は水と油だった二人が、ゆっくりと理解しあっていく様子とか、
適度な下ネタと笑い、バランスのいい作品でした。
最後まで油断できない展開で、上々ですよコレ。
お父さんとかと一緒にみたら間違いなく盛り上がりますな。

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2016-06-01(Wed)

「デッドプール」

デッドプール

本日公開で、朝から行ってきました。
いつの間にかツイッターのタイムラインを侵食して
好き放題暴れているのを見ているうちに、
わー行かなきゃいけないかなこれはー みたいな気分になったので。
アメコミは読まないし、X-MENも熱心に追ったりしてないんですよ。
ちょっとくらいは見たことあるんだけど、程度なので
あんまり詳しくは語れないものの、だけどまーとにかく面白かった!

主演はライアン・レイノルズで、
「ハッピー・ボイス・キラー」で見せたあの哀愁はどこへやら。
愉快で不謹慎でめちゃくちゃで、かっこいいヒーローでしたよ。

物語は、どうやってデッドプールが生まれたのか。
彼がどうして戦うのか。
ついでに、憎い仇と、いとしい彼女とどうなったのかが
きれいにまとまった形になっております。

なにせテンポがいい。無駄なシーンがない。
アクションもキレがいい。見せ方もうまい。
キャラがブレないし、コメディだけど、ベタベタなアメリカンじゃなくてだいぶクール。

俺ちゃんことデッドプールはめちゃくちゃなんだけど、
暴れん坊でありながら一方ではものすごくピュアで、
そのギャップがどうしようもなくかわいいんだよね。

登場人物はすっきり最低限に抑えられているのでわかりやすい。
自虐も言うし、観客に語り掛けてきたりするけど、
このキャラとノリなら全然許せちゃうよね。

先着特典の手乗りデッドプールフィギュアももらって、
パンフレットも飛ぶように売れてまして、
こりゃほんと大ヒットだろーなってな感じ。
平日朝イチなのにいい大人が大量に来てるんだもん。


ところで、デッドプールはわけあって体がボロボロにただれちゃってるんですが
その状態の顔とか声が、なんだかすごくジム・キャリーっぽく感じました。
声が似てるのかなあ。同じカナダ出身だし、ぬらっと背が高いし、
テンションの高い演技だったからというのもあるのかもしれません。
コメディとしてもアクションとしても非常に良い出来で、
こりゃーいいや!って思うこの感覚、キック・アス以来かもしれない。

今回、字幕版をみたので、吹き替えも見に行ってみようかなーと思います。

デッドプールの彼女のヴァネッサもクレイジーでよかったよー。
なかなか隙のない一品でした。残酷描写は結構あるので、苦手な人は注意かも。

2016-05-31(Tue)

「イーオン・フラックス」「監禁 レディ・ベンジェンス」

書くのを忘れていたのがあったので、二本まとめてメモリー。

まずは「イーオン・フラックス」

どういうタイトルなのかなーって思っていたら、主人公の名前でした。
主演はシャーリーズ・セロンで、2005年の作品。もう11年も前か。

最初はアニメ映画、次にコミカライズ、からの実写化だったようで。
そう聞くと納得いくかもしれない。SFなんですが、コミック的だと思ったから。

SFなんだけど、機械と自然の融合というか、
なんともいえない和のテイストがあちこちに散らばっていて
映像は結構面白い感じ。
だけど肝心の物語はそこまででもないかなあ。

致死性のウイルスが蔓延して、人類が滅亡の危機に追いやられた未来。
ワクチンの開発でギリ生き残った人類は
徹底的に管理された都市で暮らしているんだけど、
ワクチン製作者であるグッドチャイルドの一族に支配された状況をよしとせず
「モニカン」と呼ばれる反逆組織が政府をひっくり返してやろうとしている

みたいな話がまずナレーションで語られちゃうのが良くない。
ここでちょっぴりげんなり。
とはいえ、主人公であるイーオンはもーびっくりするほどの美女なんすよ。
シャーリーズ・セロンすごいな!って思っていれば
最後まで楽しく見られるんじゃないかな。

イーオンの妹ウーナが妊娠していたにも関わらず殺され、
イーオンは復讐を強く誓う。
ところが、人類に隠された秘密があって、それを知ったイーオンは……

ってな物語です。
割と、日本のコミックにありがちというか。目新しさはないかなって。
アクションはまあまあなんだけど、そこまで絶賛するほどでもないです。
とはいえ、シャーリーズ・セロンは美しい……ので問題ない。

という感じで、シャーリーズ・セロンのイメージビデオみたいな感覚です。


もう一本。
「監禁 レディ・ベンジェンス」

2015年、アメリカの作品。
タイトル通りなんですよ。
監禁された女たちの復讐です。

彼と二人で幸せな日々を送っていた主人公イブ。
ところがある日、唐突に拉致監禁されてしまう。
地獄のような生活が六か月も続いて、ある日とうとう反撃に出て、
自分を閉じ込めていた男フィルをボッコボコに。
鎖を解いて外へ出てみると、なーんにもない荒野の一軒家。
電話も通じず、これでは脱出できない。
家探しをして車のキーを探していると、
どうやら自分以外にも監禁されている女の子が複数いることがわかって……。

という話。おっそろしく胸糞が悪い話で、まったくひとにおすすめできないw
最終的にはタイトル通りになるんですけれども、
その経過があまりにも残酷でね。これはちょっと、って引きました……。

まず、最初に監禁された時に、妹も一緒だった。
ところが、妹は監禁生活に耐えられず(暴行も加えられているんですよ)
命を落としてしまっているんだよね。これがもう酷い。

イブはフィルを縛り、武器をもってほかの女の子を解放するように言う。
だけど、居場所を知ってるのは自分だけだよ~~~んとまったく反省がなく、
しかもそのせいで強く出られないっていう胸糞展開。
それでもなんとか別の監禁場所へ向かうも、
閉じ込められていた女の子たちの精神状態が非常に悪くて、
全然助けられないんす。それに対して、犯人側が「ほら言ったでしょー?」とまた余裕しゃくしゃく。

胸糞悪いドM体験がしたい人なら、見たらいいのかなー。

一応、救える相手もいるし、自分の彼氏の行方もわかる、
監禁野郎たち(結構な組織的犯行)もある程度やっつけられる
事件は大きく展開するし、最後の最後は「よし!やれ!」ってなるんだけど
途中の展開がひどすぎて胸やけしちゃうのでね。

痛めつけられ、壊れてしまった女の子とか
そういうのが大好物な人なら見たらいいんじゃないかなーって思うけど
こんな映画がいっぱい増えるのは困るなあって。そんな風に感じました。

制作スタジオの名前が結構真っ黒い感じで、なるほどではありましたよ。

2016-05-30(Mon)

「レヴェナント 蘇りし者」

レヴェナント 蘇りし者

2015年、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品。
主演はレオナルド・ディカプリオで、
2015年度のアカデミー賞、主演男優賞、作品賞、撮影賞を取った作品。

ここまで、「21グラム」「バベル」「BIUTIFUL」「バードマン」と見てきて
私はたぶんイニャリトゥ監督が好きになったのでしょう。
ディカプリオは好きだけど、どうしよっかなーという迷いが
監督のこれまでの作品をみたら飛んで行って、
でもそろそろ上映終了だしと慌ててレイトショーを見に行った次第です。

舞台は、19世紀のアメリカ。
主人公はヒュー・グラスという名の男で、伝説となった人物、
つまり実話をもとにして作られている話です。
彼は、熊に襲われて瀕死の重傷を負い、仲間に見捨てられたけれど、
たった一人で生還してきたと言われております。

この史実に脚色が加えられて作られたのが今作「レヴェナント」で、
グラスにはネイティブアメリカンの妻がいて、息子もいます。
妻は子供が幼いころに殺され、今は息子と共に毛皮を採集するチームにやとわれていたんですが、
熊と戦い深い傷を負って、このままでは助からないと判断されたグラスは
チームと別れ、息子ホークと、反りが合わない自己中なフィッツジェラルド、
まだ若くて誠実なブリッジャーと共に森の中に留まります。
グラスはもう持たないから、その最後を見届け、埋葬をしろと、
隊長に命令されて残るんです。
だけど、フィッツジェラルドは早く戻りたい。
狩猟を行っていたのは、現地のアリカラ族の支配する土地で、
見つかると襲撃されちゃうんです。
だから、チームと早く合流したいし、早く報酬を得て、
雪の中でひいひい言いながら働く暮らしを終わらせたいのです。
なので、ブリッジャーがいない隙に、フィッツジェラルドはグラスを殺そうとします。
ホークに見つかって未遂に終わったものの、かわりにホークが命を奪われてしまう。
愛する息子が目の前で死んでいくのに、助けられないグラス。
熊との戦いは本当に激しく、酷い傷を負っていたせいで、声も出せない。体ももちろん動かない。
ホークがいない理由を、戻ってきたブリッジャーは問います。
その時も、言えないまま。あいつが殺したんだと言えないまま、
フィッツジェラルドは嘘をついてブリッジャーをそそのかし、
結局グラスを置き去りにしていってしまうんです。

そこから始まるグラスの旅。
冷たくなった息子に寄り添い涙を流し、
雪の中を這って、這って、這いつくばって進みます。
傷も全然ふさがってなくて、水を飲んだらのどから血がじゃあじゃあでてくる始末。
背中、首、足、腕、顔も、すべて、大きな熊との死闘でボロボロ。
しかもずーっと雪の中なんです。ふぶいてくるし、川にも落ちる。
矢で撃たれるし、銃も向けられる。
それでも前に進んで、進んで、グラスは生き抜いて、
とうとう憎い息子の仇へと行き着き……。

という話なんですが、映像がとても美しくて、
この映像だけでも見る価値があるかもしれない、とまずは思います。
自然が作り出した形の美しさ、厳しさ。
見上げた先に輝く星と、夜空の色の美しさ。
そんな中を進む人たち、それぞれの思いも様々でして、
搾取され、踏みにじられる者もいれば、
ひたすらに奪うばかりの者もいます。
裏切りや見下す者ばかりかと思えば、
手を差し伸べてくれる者もいます。

世界と人間は、こうやって命をつなげてきたんだよと
言われているような、そんな気分になることでしょう。
人間の弱さも、強さも全部入り。
そして、今とは違う、ほんの100年かそこら前には、
こんなにも厳しく激しい自然と闘う人々がいたのだなあと。
ものすごく月並みなんですけど、伝わりました。

ディカプリオ演じるグラスの、生きる執念がすごい。
食べるものは全部生だし。牛も魚も生で食べ、落ちている死骸からむしりとったカケラも食べる。
極寒の地で生き抜くためには、ありとあらゆるものを使わなきゃいけない。
結構とんでもない映像が出てきますけども、
それにうわああーっとなりながら、
それでも目を離せずに、最後まで、ドキドキしながら見続けました。

最後の最後、グラスはどうなったのかなって思ったんです。
イニャリトゥ監督ははっきり描かない方なので、
見ている側にゆだねているんだろうなーって思うんですけどね。

最後のシーンが終わって、エンドロールが始まるんですが、
曲の間、音が途切れると、たぶんだけど息遣いが入ってるんですよ。
苦しげな息遣いが、ふう、ふう、って。

それが本当に一番最後は、ふきすさぶ風の音だけになっていてね。
だけどそれは命ではなくて、燃え上がっていた復讐心が消えたのかなと
私は思いました。
グラスを支えるのは、妻と息子を失った無念なんだけど、
奥さんは彼に、心を穏やかにしてほしいってずっと伝え続けていたと思うので。

あの情熱が消えてしまったら、生きて帰れないような気もするんですけどね。
だけど、怒りの炎を消して、また生きていけたらいいなって思いました。

すごい映画でした。本当に、映像の力を思い知らされたなと。そんな感じ。

2016-05-24(Tue)

「21グラム」

「21グラム」

引き続き、イニャリトゥ監督祭りを継続しています。
こちらは2003年の作品。
これもまた、少しばかり難解に見える作りの映画でした。
過去と現在が細切れになって交錯し、なにがどうしてこうなったのか
最後にやっとわかるっていう。
主演はショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツなど。


タイトルの21グラムは、人の魂の重さといわれている数字です。
人が死んだとき、体重が21グラム減る。そういう実験結果があり、発表されております。

この映画のテーマは、やっぱり人生でした。
生きて、いつか死ぬ。その間にある時の中で、人はなにを見てなにを思うのか。
イニャリトゥ監督は人の命をじっと見つめ、考えている人なのでしょうね。


この映画の中で起きたすべてが、細かく砕かれ、
順番をミックスされて繋がれているので、
なにが起き、どうなったのか、しっかり見ていないとおいていかれてしまうでしょう。

登場人物は、
心臓に病を抱え、余命があと一か月と言われている大学教授とその妻。

前科があるものの、キリストの教えに出会い、人生をやりなおそうとしている男と、家族。

そして、かわいい娘二人と優しい夫と暮らしている一人の女性です。


キリストの教えに従い、まっとうに生きようと日々を過ごすジャック。
彼はある日、うっかりして事故を起こしてしまう。
車をターンさせた時横断していた父と娘たちに気が付くのが遅れ、
三人をはね、そのまま逃走してしまうのです。

家族の帰りを待つ母、クリスティーナにかかってきたのは一本の電話。
帰ってくるはずの夫と二人のかわいい娘たちが事故にあったと。
病院にかけつけるも、夫は重症、娘たちは既に命を落とした後。
懸命な治療の甲斐もなく、夫も脳死の状態になります。
すぐに臓器提供の話が持ち掛けられ、クリスティーナはそれを受け入れる。

脳死してしまった夫マイケルの心臓は、移植を待つ大学教授ポールに埋め込まれます。
健康を取り戻し、冷え切っていた夫婦仲はすこし回復。
だけど、一度入った亀裂をきれいに戻すのは難しい。
一度は夫を見限り、中絶していたことがわかって、
人工授精をするという妻メアリーを、マイケルは拒絶します。

死んでしまうからもしれないから、という理由で、メアリーは子供が欲しかった。
だけど、死んでしまうのにこどもをもうけるのですか?とマイケルは言われてしまう。

非常にシビアな、三人の運命が描かれます。

こどもと夫を失って、クリスティーナは荒れに荒れてしまう。
むかしやっていた薬を再び手に入れ、感情のままに他人に当たり、
まともに食事もとらないような生活に陥ってしまう。

一方で、罪のない家族を殺してしまったジャックも苦しみます。
現場から逃げ、妻はなんとか夫を捕まらないように偽装します。
もう収監されてほしくない。バンパーについた血を洗い流し、証拠を消し去ろうとする。
結局ジャックが犯人だとわかって逮捕されるものの、
証拠不十分で起訴はされない。
妻はほっとするものの、小さな女の子を轢いてしまった瞬間の光景が目に焼き付いて
自分の罪の深さにジャックは苦しみます。


子を持てずにきてしまったマイケル。
子供を失ってしまったクリスティーナ。
子供を殺めてしまったジャック。

マイケルは、自分に心臓を提供したのがだれなのかどうしても知りたくて、
調べ、不幸な事故について知ります。
クリスティーナに近づき、彼女の深い苦悩を知る。
二人は近づき、仲良くなるも、心臓移植について告げられ、心が乱れる。
一度は安らげると思った相手の意外な正体に、クリスティーナは激昂。
だけどやっぱり、寄り添ってくれる人の温かさは救いになる。
でもやっぱり、ただ受け入れるなんて、できなくて……。

とまあ、クリスティーナに用意された運命は本当に過酷。
マイケルも、拒絶反応が激しくなり、また移植を待つ暮らしは嫌で、
ジャックは罪の意識に苛まれ、

そして最後、クリスティーナの叫びが三人の運命を変える。
ジャックを殺してほしいとマイケルにいうのです。

銃を用意してジャックのもとへ向かうマイケル。
だけど冒頭から細切れの状態で見せられていた映像は、
血だらけになったマイケルなんだよね。
クリスティーナに抱かれ、ジャックが運転をして病院へ走っている。

それがどうしてなのか。
悲しくて、やるせないです。人生ってどうしてこうもうまくいかないのかなって。

だけど不幸のどん底にたどり着いたあとには、
上り坂が待っているものでして。
最後の最後にうっすらと希望の光がさしてきて、終わります。
物悲しいエンディングですけどね。
人がどうして生きて、どうしていろんなことが起きて、
願いがかなったりかなわなかったり、時には根こそぎ奪われて。

この作品は、人として生まれたことをまっすぐに見つめているように思いました。
バベル、BIUTIFULは、人生の不思議を見つめていて、
21グラムは人間そのものを見つめているような、そういう差を感じました。

人生って、楽しいばかりではありません。
とはいえ、ここまで苛烈な体験を私はしたことがありません。
それがいかに幸せなことなのか、思い知らされますね。

そしてどんなに辛くとも、やはり、人生は続くものだよと。
失って失って、時に得て、それもまた失って。
繰り返しながら人は生き、死んでいく。
当たり前のようで、当たり前ではない、命の不思議を、私も少し考えてみようと思います。