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2016-05-31(Tue)

「イーオン・フラックス」「監禁 レディ・ベンジェンス」

書くのを忘れていたのがあったので、二本まとめてメモリー。

まずは「イーオン・フラックス」

どういうタイトルなのかなーって思っていたら、主人公の名前でした。
主演はシャーリーズ・セロンで、2005年の作品。もう11年も前か。

最初はアニメ映画、次にコミカライズ、からの実写化だったようで。
そう聞くと納得いくかもしれない。SFなんですが、コミック的だと思ったから。

SFなんだけど、機械と自然の融合というか、
なんともいえない和のテイストがあちこちに散らばっていて
映像は結構面白い感じ。
だけど肝心の物語はそこまででもないかなあ。

致死性のウイルスが蔓延して、人類が滅亡の危機に追いやられた未来。
ワクチンの開発でギリ生き残った人類は
徹底的に管理された都市で暮らしているんだけど、
ワクチン製作者であるグッドチャイルドの一族に支配された状況をよしとせず
「モニカン」と呼ばれる反逆組織が政府をひっくり返してやろうとしている

みたいな話がまずナレーションで語られちゃうのが良くない。
ここでちょっぴりげんなり。
とはいえ、主人公であるイーオンはもーびっくりするほどの美女なんすよ。
シャーリーズ・セロンすごいな!って思っていれば
最後まで楽しく見られるんじゃないかな。

イーオンの妹ウーナが妊娠していたにも関わらず殺され、
イーオンは復讐を強く誓う。
ところが、人類に隠された秘密があって、それを知ったイーオンは……

ってな物語です。
割と、日本のコミックにありがちというか。目新しさはないかなって。
アクションはまあまあなんだけど、そこまで絶賛するほどでもないです。
とはいえ、シャーリーズ・セロンは美しい……ので問題ない。

という感じで、シャーリーズ・セロンのイメージビデオみたいな感覚です。


もう一本。
「監禁 レディ・ベンジェンス」

2015年、アメリカの作品。
タイトル通りなんですよ。
監禁された女たちの復讐です。

彼と二人で幸せな日々を送っていた主人公イブ。
ところがある日、唐突に拉致監禁されてしまう。
地獄のような生活が六か月も続いて、ある日とうとう反撃に出て、
自分を閉じ込めていた男フィルをボッコボコに。
鎖を解いて外へ出てみると、なーんにもない荒野の一軒家。
電話も通じず、これでは脱出できない。
家探しをして車のキーを探していると、
どうやら自分以外にも監禁されている女の子が複数いることがわかって……。

という話。おっそろしく胸糞が悪い話で、まったくひとにおすすめできないw
最終的にはタイトル通りになるんですけれども、
その経過があまりにも残酷でね。これはちょっと、って引きました……。

まず、最初に監禁された時に、妹も一緒だった。
ところが、妹は監禁生活に耐えられず(暴行も加えられているんですよ)
命を落としてしまっているんだよね。これがもう酷い。

イブはフィルを縛り、武器をもってほかの女の子を解放するように言う。
だけど、居場所を知ってるのは自分だけだよ~~~んとまったく反省がなく、
しかもそのせいで強く出られないっていう胸糞展開。
それでもなんとか別の監禁場所へ向かうも、
閉じ込められていた女の子たちの精神状態が非常に悪くて、
全然助けられないんす。それに対して、犯人側が「ほら言ったでしょー?」とまた余裕しゃくしゃく。

胸糞悪いドM体験がしたい人なら、見たらいいのかなー。

一応、救える相手もいるし、自分の彼氏の行方もわかる、
監禁野郎たち(結構な組織的犯行)もある程度やっつけられる
事件は大きく展開するし、最後の最後は「よし!やれ!」ってなるんだけど
途中の展開がひどすぎて胸やけしちゃうのでね。

痛めつけられ、壊れてしまった女の子とか
そういうのが大好物な人なら見たらいいんじゃないかなーって思うけど
こんな映画がいっぱい増えるのは困るなあって。そんな風に感じました。

制作スタジオの名前が結構真っ黒い感じで、なるほどではありましたよ。
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