今回見たのは2本。
「ゾンビーワールドへようこそ」
2015年の作品。
普段は学校でダサい扱いをされているボーイスカウトの3人組が主人公。
彼らが仲間の一人のオギーのためにキャンプをしなきゃならないんだけど、
抜け出してパーティに行っちゃおうぜ!
と考えている夜に事件=町中ゾンビ大発生 が起きる。
人里離れた場所にいたおかげで助かったベン、カーター、オギーは
ケンカしつつも協力し、なんとか生き延び、
街が空爆される前に大好きなお姉ちゃん(カーターの姉ちゃんのことがベンは好き)
を救おうとする。そういう話。
とにかく、冒頭で描かれる「どうしてゾンビ化ウイルスが拡散したのか」の顛末が酷い。
ボーイスカウトの描かれ方に関しては、アメリカの事情がわからないものの
確かに高校生にもなって頑張りすぎてるのはダサく感じられそうだ、
なんて思うけどなんだかんだサバイバルに必要な技術を学んでおくのはいいよねと思ったり。
ゾンビたちがとにかく全員足が速いというか、知性が高すぎて違和感があったものの
くだらなさが突き抜けていたのでまあいいかってところでしょうか。
下ネタの出し方が小学生っぽいというか、
オバカ系ゾンビコメディ、という位置づけなのかな。
とはいえ、描写は結構なグロさなので、明るいホラーが好きな人向け。
「ゾンビスクール」
こちらは2014年の作品なのかな。イライジャ・ウッドが主演してます。
全米に出荷されていくチキンナゲット。
作られている工程の中に、なんだかとっても不吉なものが混入していくさまからスタート。
明らかに黒く変色した部分のあるナゲットを食うなよ、
と思いつつ、一人の少女ががぶりと口に運び、
作家を目指しつつも花が開かない主人公クリントが登場。
作家になれないから、教師の仕事をし始めて、赴任してくる。
なんだかヘンテコな先生ばかりの小学校で、居心地が悪い中教室へ行くと
感じの悪い男の子が女子をいじめている。
もちろん、さっきナゲットを食べていた子で、
髪を引っ張られた結果、皮膚ごともげちゃう→ゾンビ活動開始!
女の子は逃げていくけれど、ちょっかいを出していた男子が顔を噛まれて
こちらは教室で大暴れを開始。
休み時間の校庭はあっという間にゾンビキッズだらけになって、
気が付いた先生は襲われてバラバラにされた挙句遊び道具になってしまう。
休憩室でだらだらしていたダメな先生たちだけが生き残り、
慌てて逃げ出すもゾンビキッズたちは超元気で、どーするどーなる!?
という話。いやー、なんか、ゾンビの映画は結構みてきたはずなんですが
心が感じるグロレベルがものすごく高い一本でした。
この映画のキモは、感染するのは子供だけ、というところなんですけど
それが結構キツイんだよね。そりゃそーだよね。
子供たちはみんな血だらけで、最後には先生たちにブチ殺されていくわけですので。
変わりものの先生ばっかりで結構あれこれおもしろい演出があるので
あんまり感傷的な人じゃなければ楽しいんだと思います。はい。
でもなんかもう、最後の最後、主人公たちが目の当たりにしたキッズ大量発生現場が
ちょっとしんどすぎてそこまで褒められる心じゃないという。
でもよくできたゾンビ映画でした。グロくて。
PR