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2019-09-23(Mon)

FIRE EMBLEM 風花雪月 その1

FIRE EMBLEM 風花雪月をプレイしています。

わたしはファミコン時代からずーっとFEシリーズを遊んできたいわゆるエムブレマーだったのですが、それも3DSで出た「覚醒」まで。
その次に出た「if」で挫折しまして、こういう路線でいくならもう仕方ない、みたいな気持ちでいたゲームでした。

「エコーズ」はリメイクだったこともあり、スルーして、今回ですよ。
どうやら3クラスあるとか、のちのち道が分かれるらしいくらいの情報しかないまま、発売日に買ったのは家族でした。
で、あんまりやる気もないし、学校生活部分みる限りあんまり好みじゃないんじゃない?なんて言われたりもしていたので、スルーしていたんです。
でも、その買った本人が全然プレイしないでほったらかしにしていて(いつものことではある)、さすがにもったいないなーって、ちょっと触ってみたわけです。


システム部分の変更に関しては、正統なパワーアップという感じで、違和感なし。
学校生活は確かにちょっとだるい。お茶会を初めてやった時はムズムズしちゃってたまらなかったけど、まあいいかなってくらいでした。

で、二部構成の二部に入る直前からですよ。

スイートで楽しい学校生活がドカンと壊れて、一気に毛色が変わる。
そっから先は、いつものエムブレムが!私の好きな感じのエムブレムの世界が待っていたわけです。


とりあえず二周目が終了したので、ここまでの思い出をメモしておこうと思ってひっさびさにブログを更新。



一周目、王国のこどもが集う青クラスにしました。
いや、衝撃だよね。展開がね。ダークすぎるよね。
で、終わってもなにがなんだかわからないままっていう。


二周目、今度はイロモノ感あふれる黄色クラスにしました。
いや、わからないものだよね。全員大好きになったもん。
そして級長クロードの頼もしさ。謎は大体回収されて、その分一周目のメンバーへの悲しみが募る……。


FEはキャラクター同士の支援関係でエンディングが変わるのが伝統になっていて、お楽しみのひとつになっており。
ただ、ちょっと前までは一人につき親密になれるのは一人だけだったのに、今回は好き放題密になれるので、最終的に誰が誰とともに生きていくのかはバクチ感がある。


一周目、よくわからないまま始めたので、他のクラスの子を引き入れるスカウト制度をほぼ活用できませんでした(パラメータ的にも無理なのかもしれないけど)。
で、引継ぎプレイの二周目。一周目の悲しみを繰り返すまいと全員スカウトしましたよ。
お陰で悲しい思いはしなかったけれど、拠点での敵国所属だったみんなのコメントは泣ける。
戦争、ダメ、絶対。そんな感じ。



以下はネタバレになってしまうのですが、最終的にペアになったやつの画面写真を思い出にのせときます。
みたくない人は見ないでいただければ。
まだちょっとしかないけど、三周目、四周目、リベンジの再青クラスにてもっと回収できたらなあと思います。



ちなみに青クラスの一周目、男の先生で最後に選んだのはメルセデスでした。
先生とメルセデスはなぜか撮り忘れ。無念。



〇〇〇〇一周目でできたペア〇〇〇〇



ハンネマン先生とマヌエラ先生。

支援会話が楽しかったので仲良くさせてたらこんな結末に。




アッシュとアネット。

あんまり強くない、一生懸命育てないといけない少年弓兵、いわゆるゴードン枠なのでアッシュはかなり力を入れて育てました。
アネットは絶対コロスガールとして大活躍してた。





シルヴァンとイングリット。

イングリットがモテモテだったので誰のところにいくかと思ったらこんな結末に。
シルヴァンは優秀な壁すぎ+イングリットは絶対避けてクリティカル出すでいいコンビだったのかも。




ディミトリとドゥドゥー。


死神殿下と呼んでたディミは本当に強かった。
そしてドゥドゥーはものすごく強い壁だった。



今回忠臣キャラが足りないと思っていたけど、ドゥドゥーとギルベルトおじさんのお陰で満たされました。





〇〇〇〇二周目でできたペア〇〇〇〇


全員スカウトしたおかげで人間関係が入り乱れまくって、こうなった感。




アッシュとペトラ。


ゴードン枠なのでアッシュは育てねばならないのです。
一番最後に加入した割に、みんなとまんべんなく仲良くなってたアッシュ。
カスパルとの支援会話はものすごく和んで好きだったな。






フェルディナントとマリアンヌ。


支援会話が全部埋まってしまったほどみんなと仲良くさせたマリアンヌ。
なぜかフェルディナントとくっついて幸せに。
フェルディナントはめっちゃやかましくて可愛いキャラ。




フェリクスとシルヴァン。


黄色ルートでの王国民は悲惨でね。青ルートも十分悲惨だったけども。
冷たそうに見えて実は情に厚いフェリクスと、軽薄に見えてまじめなシルヴァンの会話は泣ける。





レオニーとアロイス。


まさかの組み合わせになってしまったレオニーとアロイス。
ローレンツとペアになると思っていたんだけど……。
ジェラルドの弟子繋がりでとっても仲良しに。




ローレンツとリシテア。


これも意外だった……。リシテアとツィリルの組み合わせがあったら見たかったんだけどな。
ローレンツも相当うざい印象だったけど、支援会話が積みあがるごとにいいヤツに見えてきてすっかり大好きに。紫と白の組み合わせで色的にすごくきれいかもしれない。




ラファエルとイグナーツ。


黄色クラスで一番好きになったのがラファエル。誰と組み合わせても良かった。
そんなラファエルがイグナーツと義兄弟になった結末。
イグナーツは二部からハリーポッターって呼んでた。




クロードとヒルダ。


なにせ良かったのがヒルダちゃん。かわいいし賢いし斧を使う。
セテスとのペアが見たかったんだけど、これはこれで。
クロードの強さも素晴らしかった。そしてあの鋭さね。みんな恋するクロード様。






二周目の先生は、リンハルトとペアになりました。
ものすごく普通のエンディングで、器のでかい男だなリンハルトって思いました。


あと、セテスとフレンもあったはずが……。画像が行方不明。
一周目も二周目もこの組み合わせだったはず。


とりあえず最後の一組、赤組をプレイしていこーと思います。はい。
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2019-02-05(Tue)

ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ

ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ

かれこれ30年以上続いている探偵もの、神宮寺三郎シリーズの最新作だそーで。
とはいえこの神宮寺、最初に制作していた会社はもうなくて、
その後権利が移動すること2回、ということだそうです。

アドベンチャーとか推理ものが好きな家族がワクワクで発売日に買って、
何日かしてから力なく言うんですよ。

クソだった……と。

そもそもこちらのソフトは、新宿で探偵業を営んでいる神宮寺の若き日々、
というか探偵になろうなんて思ってもいなかった学生時代のエピソードらしく、
インターフェイスや操作感など刷新した意欲作。
なにかうまくいっていなかったのかな?なんて問いかけても、
いいからやってごらんよ、という返事がかえってくるばかり。

なのでやってみることにしたのですが、
感想はこの家族とまったく同じになりました。
最初のプレイでは20分くらいでギブアップ。チュートリアル終わるくらいかな。
なんともいえないモッサリ感に耐えられず。
それでプレイした人たちのレビューを見てみると、
まあ大体書いてあることは同じなんですけど
2章以降はかなりいいよ、なんて意見もあって、
せっかくこの世に生まれたゲームなんだから、
クリアしてやろうじゃないかと頑張ってプレイしてみました。
その感想を書いておこうと思います。

ネタバレしかける部分も多々あると思いますし、
これからプレイしたい方は気分を害するかもしれないので、
自分もやった、クソだった!って感じた方だけ。
同意が欲しい方だけ読むといいのではないかと思います。



〇セーブの仕様クソすぎ問題

まず、一番問題視されているであろうセーブの仕様について。
本作はオートセーブに対応していますって最初に表示されますが、
これは嘘で、オートセーブしかしません、という意味でした。
チャプターセレクトとかいるかなあ、って思うんです。
ちゃんとトロフィー全部取りたい人にはいるのかな?
だって2周しようなんて気力わかないんだもん……。
でもとにかく、この時代にその場その場から以外認めないって潔すぎて
手を抜いてるなあー!としか思えない仕様なのは間違いないかな。


〇操作モッサリしすぎ問題

360度周囲を見渡せるシステムなのは、まあいいと思います。
個人的には、上下に視線を動かした時に魚眼レンズみたいになって人物が歪むので
水平だけで良かったんじゃないの?って思うかな。
ダンガンロンパみたいに「俺たち2Dだからよろしく!」って潔さがなくて
半端に動くし気持ち悪いから全然好きになれませんでした。

で、この360度見渡せるシステムにした結果生まれたのがたぶん、
操作もっさり問題だと思うんだよね。
回りを見て、なにか気が付いたらまた視線を動かしてその場にいる人物に聞く、
みたいな流れができたのかなと。

ただこのゲーム、驚くほど調べられる場所が少ない。
少ない上に、90%くらいが「必須」で、調べないと進めない仕様。
だから、なにかに気が付いたらその場で全部話しかけて解決すればいいのに、
三郎はいちいちなにかに気が付くたびに「〇〇に聞いてみよう」とか考えて、
目の前にいる人に話しかけて、どれについて尋ねるか考えるのです。
とにかく、テンポが悪い。ひとつひとつの行動に鍵がついているみたいな、
ベルトで固定された赤ちゃんのお世話みたいな操作を求められるのです。

場所の移動をするときも、「よし、ここから出よう」といって暗転するのに、
その場から再スタートするのがもー腹が立って腹が立って。

次の目的地に行くとか、目的の人物に話しかけるまでに、
3~5回くらい選択しないといけない。
スピード感はゼロどころかマイナスで、
なんでこんなことにしたんだかさっぱりわかりませんでした。


〇度が過ぎた秘密主義


操作とかセーブの仕様なんかは、まあいいんです。
システムがいまいちでも、アドベンチャーですから。
シナリオが良ければいいんです。
ところがどっこい、このシナリオがキツイ。
全部クリアしてみると、ああなるほどね……
と思わなくはない話ではあるんですが、問題はプレイ中。

まず最初に、神宮寺三郎は祖父が殺されたと聞いてニューヨークへ向かいます。
空港で幼馴染の三人に会って、現場にいってじいちゃんをしのび、
そして幼馴染が予約してくれていたお店でなかよしランチ♡

この辺でかなりの違和感がありますが、
その後、この三人との出会いに思いをはせ、タイムスリップ!

小学生だった三人は同じサマーキャンプに参加して出会い、
そこで世話役だった大学生のお姉さんがいないことに気がついて探し始める。


このいなくなった大学生のお姉さんなんですが、確かに姿は見えないものの
そもそも、いなくなったかどうかわからない状態。
幼馴染三人のうちのひとり、ベンがこのお姉さんに好意を寄せていて、
ところが彼女にプレゼントしたはずの人形が森の入り口に落ちている。

エマ(お姉さん)になにかあったんだ!大変だ!探さなきゃ!
とベンが騒ぐので仕方なく探すんですが、
まー、見つからない。
途中からきっとなにかあったに違いない!って話になるんですけども、
なにかあった証拠がない。
三郎、つまりプレイヤーはエマの顔すら知らないので、どうも気持ちが盛り上がらない。

しかしベンがとにかくやかましいので調べていくと、
とにかくね。なんにもないんです。どこに行っても誰もいないし。
どこに行っても周囲を探すことすらできない場所ばっかり。
たまーに誰かに遭遇するも、ちゃんとキャンプに参加しろと怒られてばかり。
手分けして探すようになった後、一人は不参加になっていなくなる。
残りの二人、唯一の女子であるアビーはどこにいったかわからなくなる。
そして言い出しっぺのベンに至っては、何回か合流するたびに
「おなかが痛いよお……」
とトイレで駆け出して消える。
結局、ベンは4~5回トイレに行くだけでそのままいなくなり、
最終的にたまたま見つけた大人とたまたま見つかった森の奥へ行き、
急にあからさまに撒かれた証拠を見つけ、犯人を見つけるんですけども……。

これ1話目なんですが、最後に真犯人はわかります。
ただ、被害者がどうなったのか、犯人の処遇はどうなったか、
ついでにもう一人触法行為をする人物が出てくるけど、
そいつに関してもどうなったのか一文字も語られません。

回想はぶつっと切れて、現在。
「いやーとんでもない事件だったなあ」
みたいな会話すらなくて、じゃあなサブローで解散。


そしてしれーっと始まる2話。

この2話目なんですが、内容がよくわかりません。
現在に戻ってきて、サブローはじいちゃんの愛した街を知りたいとか、
じいちゃんが最後になにを思ったのか知りたいとか言い出して
ぶらぶらと彷徨い始めるんですけどね。

で、ぶっちゃけると2話目は祖父の殺人事件の容疑者に会うだけでなんですよ。
犯人は捕まっていない、容疑者はこういう人物、という情報だけはもらえるものの、
その容疑者が拘留されていないとか、知らないまますすめなきゃいけない。
その場その場で思いついたことをなりゆきで突き詰めていったら
容疑者にたどり着いたってだけでね。

で、2話終わり。

3話目。
2話の終わりで、とある人物から
「呪縛の街に近づくな……!」とかなんとか言われるんです。
ついでに、タイトルでもある「ダイダロス」にもかかわってはならぬ、と。

ほほーなんだそれは?
って普通のアドベンチャーならば思うところ。
だけど3話目の最初、サブローがいきなり幼馴染たちの車に乗せてもらって、
たどり着いたところで「呪縛の街に着いたぞー」とか言い出す。

呪縛の街がどこを指すのか、2話と3話の間で調べ済みなんだよね。勝手に。
サブローはプレイヤーに教えてくれないんです、こういうこと。
しょっちゅう知らないところで一人で調べて行動して隠すんですよ。

新しいよね。

で、呪縛の街に着くんですけど。
なにを調べるの?ってなるんですわ。
よく考えたら、くわしく知りもしない人物がただわーっと叫んだだけの一言で
「ここになにかあるに違いない!」
ってならないでしょ。普通は。

そんなプレイヤーの思いなんかまったく関係なく、話は進みます。
で、20年前に起きたとんでもない事件について調べ始めて、

ちなみにこのゲームを楽しみにしていた家族はこの章で心が折れました。
わかる。
だって意味わかんないんだもの。

まず、図書館のお姉さんに古い新聞用意してもらったら、
4月から7月の分用意しますね!って言ったくせに
なぜか5月の分はない。
6月の記事に「先月起きた殺人事件が……」とか書いてあるのに、
5月の分はなんの理由もなく用意されませんでした。

で、調べていると警官に出会ってちょいちょい話しただけなのに、
その人は実は署長さんで、
「君にならいいと思った」
とか言ってなぜか捜査資料をまるまるプレゼントされちゃうという超展開。

異国から来たただの大学生ですよ。
たいした調査してるわけじゃないし。
そんなのもらえるんだ……ってなる。


とにかく話の都合にあわせてサブローはいきなり寝ちゃう。
「うっ、なぜかものすごく眠い!」って言って本当に寝ちゃう。
で、泊っているモーテルの壁に脅迫のメッセージがデカデカと書いてあるわけ。
そんな状況なのにまた次の日も普通にぐうぐう寝るし、
もらった捜査資料丸出しでベッドサイドに置いてるし、
結構古い年代の話だと思ってたのにモーテルの壁にでっかい薄型テレビかかってるし!

ドアも叩かれたらそっこーオープンしちゃう無防備なサブローちゃんに
イライラが止まらない。

しかも、この章、20年前の事件を追っていたはずなのにね。
最後の謎解き全然20年前の話と関係ないの。
は?そういう話だった??????
ログを読み直しても、話の流れは変わらない。
そして最後の最後、こんな状態で謎解きできるわけなかろ?
って思ったらやっぱりサブロー、やりやがった。
証拠品をすり替えて、いつの間にか鑑識に出してんですよ。

というわけで、プレイヤーには話の流れが見えない。
虫食いみたいな状態でプレイさせられている感じがすごいんです。
神宮寺三郎は天才だから、天才体験するゲームだから、
って開発者インタビューで語られておりましたが、
これはただの不親切でしかないと思います。
知る由もないことが裏で行われていて、サブローすごい、なんでも知ってる!
なんてなるかーアホー!!

一事が万事こういう状態で話は進み、
本当に最悪なことに、最後の最後まで同じです。
最後の最後、一体誰がどこからどんな風に撃たれたのか、
撃たれた人はどうなったのか、撃った側もどうなったのか、
重要参考人になるであろうすさまじい過去を持つ人がどうなったのか、
すべて、1%もわかんないままエンド。そんな話、読む必要ある???


〇調べる喜び


実はそういうゲームじゃないんだよ、って言われたらおしまいかもしれないけど、
一応アドベンチャーとか推理のゲームだと思って遊んでるんです。
必要な場所に行ったり、怪しい場所を調べたり、
会話も必要なら、なだめたり圧力かけたり、いろいろするもんだって。

ところがこの作品には、調べる場所とかできる会話がものすごく少ない。
しなくてもいい部分がほとんどない。
ごくたまに入る遊び部分は全部セクハラ(胸がでかいとか)。
登場人物は結構な人数がいるけど、大体がモブレベルで必要性が薄い。
調べる場所は「調べなきゃいけない場所」で、終わらなきゃ次に進めない。
移動するべきところをミスって時間が経過するとか、
会話の出来如何で分岐する箇所というものがない(唯一エンディング前だけはある)。
いや、なくはないけど、たまに会話でしょーもない受け答えが出てくると
選んだ場合即ゲームオーバーになるというシャドウゲイトみたいな仕様。
そのせいか、
たとえばA→B→Cの順に行かなきゃいけない場面で、
いきなりCに行くと日が暮れて真っ暗になっている。
Aに戻ると、真昼間。Cは夜。Bは昼。手抜きすぎやしないか?

というわけで、ただただ選ばなきゃいけない道を選ぶだけ。
面白味もないし、ふざけた途端死ぬし。
いざ推理となっても、間違いようがない選択肢ばっかり。
だいたい、毎度毎度容疑者一人しかいないじゃない……。

次から次へスピーディに進んだら、2時間くらいで終わるボリューム。
操作のもっさりでプレイ時間を水増ししているんだな、と悲しみが募る。


〇見せない系ドラマティック


風景は360度くるくるまわして確認できるのに、
それ以外のグラフィックについてはとにかく手抜き!
大けがした人が普通の立ち絵でぼーっと突っ立ってる。
怪我をしようが、撃たれようが、それは変わらない。
とにかく、見た目に変化を起こさないので、
なにが起きたのかわからないし、
劇的なシーンですらものすごく白けてしまう。

一枚絵とか、ムービーとか、大事なんだなあ……って全員が思うであろう味気無さ。
サブローの語りの熱さとの乖離は本当にひどい。




〇抜粋読み上げシステム

このゲームでほめるところはどこか?って言われたらたぶん、
大抵の人は「声優さんの演技は良かった」と答えるだろう。
音楽も悪くはない。でも、ただダラダラ音楽かけてるだけで効果的じゃないから、
曲は悪くない、と言うべきだと思う。

で、声優さんの演技はとてもいいんだけど、
フルボイスではなく、かと言ってシーンに合わせた一定の音声がするシステムでもない
謎の抜粋読み上げシステムが搭載されていて、声優さんたちの仕事に水を差している。

フルボイスのセリフは、たまにある。
だけど大抵は、セリフを簡略かしたものか、最後のフレーズだけ言うか、
たまーに最初だけ言うパターンもあるし、
汎用の相槌がいきなり流れることもあるというマジの謎仕様。

プレイヤーはセリフを追ってるのに、
音声は最後のフレーズだけ先にずばーっと言ってしまうので、
頭にすんなり入ってこない、音声も字幕も。没頭しづらい。
なので、声優さんがいいよ、と人に薦めるのが難しい。すごく悲しい。




ちゃんとクリアしたと思うんですが、
最後までなにがどーなったのかさっぱり教えてくれなかったので
クリアしたぞって満足感も皆無です。
でも、一応最後までやったったからな、という気持ちにはなれたかな。

おわり。

デトロイトで遊びたい。

2018-12-06(Thu)

Detroit: Become Human

据え置きのゲーム、このところはずーっと、一年以上経ってもまだ「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」をやりっぱなし(難易度を変えながら6周している)だったんだけど、ひさしぶりに新しく購入。
初めてのPS4です。

Detroit: Become Human

テレ東の深夜にやっている「勇者ああああ」の中で使われているのを見て、こりゃー面白そう!って思ったらちょうどベストプライス版みたいなのが出ていたので、ラッキーでした。

2038年、人間とほとんど変わらない見た目のアンドロイドが普及した世界。
機会に仕事を奪われ、人間の失業率が上がって不満が爆発する中、
アンドロイドたちに「感情」が芽生え、世界が変わっていくというお話。
主人公のアンドロイドは3体いて、
警察で捜査をする特殊な機体のコナー、
画家の助手、家事や身の回りのすべてを手伝うマーカス、
不幸な家庭に買われた家事育児専用アンドロイドのカーラ、
を動かしていくんだけどとにかく、分岐が細かい。
誰かの選択や行動がほかの誰かに影響を及ぼす、というのは新しくはないんだけど
いやいやそれでもこの細かさ、バリエーションの豊富さには恐れ入ります。
誰かが死んだ(壊れた)としても続くってのもすごい。


初プレイでは、善良なコナー、善良なカーラ、そして善良なマーカス……
になりたかったのに、うっかり一か所ミスったせいでとんでもない展開に。
善良プレイがすべて台無しで終わる結果となり、クソみたいな世界ができました。

それでもめっちゃ面白かったし、謎もちょいちょい残っているのでもう一回。

前回と逆にしたいなーと思ってプレイするも、
完全な機械でしかないコナー、平和主義なマーカス、そして優しさのないカーラ……
が本当に無理で、ダメだーって愛の逃避行。でも最後は……ああ……って感じでさ。
機械すぎるコナーでは、相棒の刑事ハンクの運命も悲しすぎてたまらんです。
1周目の最高のパートナー時代が思い出されて悲しい。

今度こそ全員を生かすぞーって張り切って3周目。
正直、すべての選択肢は埋まらないだろうなーって思う。多すぎて。ビックリ。


特別な警察任務用のプロトタイプのコナーと、
なにやら秘密のありそうな量産型ではないマーカスと違って、
一般家事対応アンドロイドのカーラが非力で、特別なことがなにもできなくて、
それがやたらとリアルでねえ。
アンドロイドが自分の意思を持ち始めて、ああだこうだいいだすんだけど、
彼らはやっぱりそれぞれにプログラムされた機能しかないんだなあって。
そういう風に考えながらやるととてもぐっとくる。とてもいいゲームです。
このままドラマ化してもよさそうな感じ。
トッドが一番リアルな人間ぽくてすごいよね。


海外ドラマっぽい感じなので字幕で遊ぼうかと思ったけど、
今回は圧倒的に日本語音声が良かった。
声に迫力があってね。コナーもマーカスも、カーラもみんな良かった。ハンクも。
何周遊ぶかちょっと楽しみ。

2017-10-18(Wed)

大逆転裁判2

大逆転裁判2をクリアしました!

発売日に買って、よしそろそろやるかと決めたのが8月の上旬
だったのに始めたのは9月で、結構時間がかけてクリアしました。

1がとても面白かったのに、
とにかくなにもかもが半端でスッキリ解決する部分がなかった、
つまり続編前提の作りだったので、
だけどとっても面白かったので待望の2だったんですけど
もうちょっと早くリリースされたらよかったかなw
内容を忘れすぎてていけませんでした。

軽いジャブのようなチュートリアル的1章が終わったら
まずは回想からスタート。
夏目漱石が容疑者として出てきたことは覚えていても、
事件の細かい内容と真犯人については覚えておらず……。
人物名とかは覚えてたんですけどね。トホホ。

でもまあ、多少の忘却があっても問題なくプレイはできます。
なるほど君といい、すさとちゃんといい、
やっぱり巧節が効いてます。これを待っていた。


続編前提の1の続きですので、
1をしっかりプレイしていないとわからないつくりの2。
正直これは、「前・後編」だったよねってな感じ。

キャラクターが3Dになって久しい逆転裁判シリーズですが
今回は非常にいい感じに3Dが活用されていて、演出は◎。
1から続いていた、作品の深い底部分に流れていた謎は
最終章まで遊ぶと一気にぜーんぶ超絶スッキリするつくりでした。

1でうっかり死んでしまった、
キルヒアイス的存在の亜双義君。
アイリスの父、バンジークス検事の苦悩、
それからホームズと相棒の「ワトソン」ですよ。
二人のスピーディは推理は面白かった。

と、みどころが多くて、よかったっす。


個人的には、ホームズの得体の知れなさが振り切れ過ぎてて、
あんまり彼のことを好きにはなれませんでしたが(これは1からそう)
なるほど君の心の声とか、目のキラキラ具合とか、やっぱり好きだなあ。
本家の裁判シリーズに違和感を覚えている身としては、
本来の逆転裁判に戻ってきたなって感じ。
逆転裁判の1~3を濃縮還元して転生させたものが
大逆転裁判の1・2だったと思います。

オマケのシナリオは、本当に超オマケって感じで
ちょっとだけ残念だったかも。
5の追加シナリオくらいあるかと思ってたらそんなことありませんでした。


亜双義君、好きだなあって思ってて、
あの髪型見たことあるなって考えてたら
「エアマスター」の金ちゃんですね。
もしかしたら男女問わず、おかっぱキャラが好きかもしれない……
ってことに気づいた名作でした。


ただ、これで遊ぶなら、
逆転裁判1~3と大逆転の1は確実にやってないと楽しめないかな?
逆転裁判1~3をやったなら、
逆転検事も1と2をやらないといけないし。
おすすめのハードルは結構高いかもしれません。

2017-03-26(Sun)

ブレスオブワイルド

ニンテンドースイッチを運よく発売日にゲットできまして、
それで「ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド」をプレイしていました。

ゼルダで遊ぶのは、据え置き機だと「風のタクト」以来。
ゼルダの伝説は結構好きなんですが
そこまで熱心なファンではありませんで、
時系列がどうとか、ガノンの形状がどうとか、
コアな話題にはついていけない程度です。

初めてプレイしたのは64版の「時のオカリナ」。
あとはムジュラ、不思議な木の実、GC版の風のタクトを夢中で遊んで、
本当に久しぶりなゼルダの伝説プレイ。

事前に、GCDXでよゐこの濱口さんが試遊しているのを見て
わあ楽しそうだなあって思っていたくらいなんですよ。
他にスイッチで遊べるソフトもなくて(あるけど)
まあゼルダやるかーって程度だったんですけどね。

だけどですよ。
こんなに気持ちのいいゲームある?
って全力でみんなに聞いて回りたいくらい
よくできたゲームでした。
映像は美しかった。もっと美しいゲームもあるんでしょうけど、
なんというのかな、リアルと虚構のはざまのちょうどいい部分に落とし込んであって
景色が変わっていくさまをみているだけでなんだか心が熱くなるというか。
サブタイトル通り、野生の息吹を感じる出来でね。

最初はなにもわからず、謎のじいさんのアドバイスを聞くだけのリンクが
記憶を取り戻し、少しずつ強くなって、
かつての仲間たちについて知っていって。

あまりにも大きな敵と戦うことになってエキサイトしたり、
必死になって崖を登って行ったら信じられないくらいヤバい敵とひょっこり出会ったり。
戦っていいし、逃げてもいい。
上ってもいいし、回り込んでもいい。
真正面から乗り込んでいいし、こそこそと隠れてもいい。
その場にある道具と、知恵でどうとでもできるようになっている謎が
信じられない量ちりばめてあって。

遠くで龍が飛んでいるのを見つけてビックリしたり。
どでかいトロールみたいなのが寝ていたり。
野生の馬を手なずけて乗りこなしたり、
小さな葉っぱの妖精を見つけたり、
いろんな人たちの願いを聞いたり、叶えなかったり。

なにをしても自由すぎて、なにがなんだかわからないんだけど
そんな中少しずつ記憶を取り戻してくうちに
ああ、彼らを救わなきゃ……!って思ってしまうという。

なにがなんだかわかんない文章になってしまった。
だけど、これが今回のゼルダでした。
なにから手をつけても良すぎて、
平原をぶらぶら歩いていてビームを撃たれたりね。
真横をドラゴンが飛んで行ってチビりそうになったり。
どうやって倒したらいいのかわからない敵の横を
必死になって駆け抜けて地図を手に入れたり。

冒険のワクワク感が詰まりすぎてて
そんな中時々、ただただ馬で駆け抜けていくだけの時間があったりして。

操作感も良すぎてね!これは任天堂のゲームを作り続けてきた歴史のたまものなんだけど
とにかく遊んでいてイヤにならない造りで
だから本当に歩いているだけで気持ちがいいんですよ。

クリアに向けて頑張ってもいいし、
料理にいそしんでもいいし。
素材を集めるために敵を倒しまくってもいいし、
祠の謎を解いて頭をほぐしてもよくて。
そのすべてが全部、本当に全部よく出来てました。

一応クリアはしたんですけど、
まだ到達できていない場所がいくつかあるし。
どうやら流鏑馬ができそうなところがあるんだけど
誰もいないし馬を連れていけてないとか。
序盤で走り抜けてしまって詳しくわからない場所があったりとか。
雪山、砂漠、火山、高地。広すぎて敵がウジャウジャいる平原。
謎の青く光るケモノの正体もまだわからない。
まだ手に入れていない武器があって、
写真を撮っていない敵がいて、
探したいけど、ただただ愛馬にまたがって走りたくもあり。

雪山でボウリングもできるし、
盾に乗ってサーフィンもできるし。

語りつくせないほどいろいろありすぎて、
そのすべてに満足してる状態なんです。

苦悩の中にあるゼルダ姫のけなげさもすごく良かった。
英傑の4人も素敵だった。
ミファーは可憐で、
リーバルはとんだ伊達男で、
ウルボザはかっこよくてたまらないし
ダルケルはめっちゃかわいい。

それぞれの町で助けてくれるキャラクターたちも
一生懸命生きているのが伝わってきて
なんかもうイベントごとに泣くっていう。

素晴らしいゲームでした。
据え置き機なんか本当に久しぶり。
そういえば、時のオカリナでも、風のタクトでも、
同じように素晴らしい素晴らしいって思ったなあって。

ゼルダの伝説はつまり、すごくよくできた良いゲームなんだと思います。