超ドはまりした「ブレスオブザワイルド」の正統な続編、「ティアーズオブザキングダム」です。
ハードも変わらずNintendoSwitchであり、前作のボリュームのすごさ、自由さから、同じくらいの作りなんだろななんて思ってたんですけども。
予想外のハイパーボリュームで初っ端から衝撃の連続。
多分、前作から3~5年くらい経った世界だと思うんです。
厄災ガノンにボロボロにされてしまったハイラル王国にゼルダ姫が戻ってきて、復興しようと頑張っている真っ最中であることが風景や人の集まり方から良くわかる。
ところがそこに、更なる悪の手が……!
正直、物語は王道ど真ん中であり、さほど意外なことは起きないです。
物語はそんなに大事ではないんです(なんだかんだとても良いんだけど)。
ハイラル王国に住まうハイリア人、鳥人間のリト族、岩を食らうゴロン族、砂漠に住まう女系のゲルド族、魚人であるゾーラ族がいて、今回はそこに空に住まうゾナウ文明が加わって。
空の上から、地の底から異変が起きて、スーパーハイリア人である剣士リンクが奪われた力を取り戻しながら魔王撃退のために駆け回るだけなんでね。
その駆け回るのスケールがすごい。
前作でも随分広大かつ巨大だったのに、今回は前の5倍くらい。
空を舞い、地へ潜り、走って動かして探して操って戦って謎といて。
ブレスオブザワイルドは相当やりこんだので、地上のことなら全部わかってるもんね、と思ってたんですけど、地殻変動がすごくて6割くらい違う。
前はガーディアンがいたとこじゃんとか、ライネル街道だったとこだとか、ビビりながら歩いていったら、違うことにびっくりさせられてしまう。
そして今回の目玉である、物を自由に組み合わせて乗り物だのなんだのを作れる、ビルド能力ですよ。
ちゃんと制約はあるものの、衝撃的な自由度。
全部きっちり動くのもすごいし、プレイヤーのめちゃくちゃをすべて受け止めるシステムになっているのがすごい。
はじめて見たものの使い勝手がわからなくて、コログをロケットで飛ばして川に打ちこんでも大丈夫。
物の移動もかなりしっかり管理されていて、勝手に戻されたりすることはほとんどない。けど、めちゃくちゃなところに飛ばされると戻ってくれる。
すべてのものにヒントがさりげなく用意されていて、あらゆるチャレンジがなにかのヒントになっている。
よくできてる!本当によくできてる!
以前エルデンリングをプレイした時、最初の頃はゼルダの操作感が手に残っていてうまくやれなかったんだけど、今回はエルデンリングの手になっちゃってて戻すのに苦労してしまいました。
それで思うのは、任天堂のガイドの親切さ。困ることがない。ちゃんと表示される。邪魔じゃない程度に出てくる。
へたくそでもちゃんとクリアできるようにされているし、やりたきゃいくらでもやっていいよとモーレツに大量の仕掛けを用意してくれている。
物語は別にいいんだと言いましたが、冒頭で行方がわからなくなるゼルダが見つかった時の衝撃はすごかったです。
胸が詰まる。本当に。王道ど真ん中すぎて刺さっちゃう。
結局、よくできているっていうのがパワーになってるんだなあって。
文句のつけどころがないです。
文句言うとしたら、ブレスやってなきゃわからないなってくらいかな?
あと、前から個人的にユン坊は好きじゃないです。そのくらい。
今回、家族内にプレイヤーがいるので、ネタバレ防止のためにスクショの類はほぼ撮ってません。
自由度のすさまじさのせいで、同じゲームをしているはずなのにルートが全然違うんだよね……。
言いたいのに言えないのは、このプレイ感想でも同じです。
自分自身が他人のプレイだとか、ネタバレ記事は一切見ないようにしていたので。
ネタバレは書きたくないという気分になっちゃってるというね……。
ここまでかなりプレイしたのに、地下世界は半分くらいしか地図ができていないし。
大型魔物の未討伐が多いのなんの……。数聞いて「はあ?」って思わず言ってしまったほど。
なのでもうちょっと、ゆるゆるとやりこんでいこうかな。
ブレスは12周もプレイしちゃったけど、今回はボリュームがすごすぎて何周もやるのは無理かもしれない。
なのでまずは、入魂の一周目をプレイし続けていくつもり。
でも、コログ全部は無理かもな。またとんでもない数がいそうで……。
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