TOKIOの長瀬君と、神木隆之介くんのW主演の邦画。
バスの転落事故で死んでしまった高校生が、
好きな女の子のために生き返ろうとするんだけど、
地獄からの転生って思っていたのと違う上、
地獄バンド「地獄図(ヘルズ)」のボーカルが、
生前通っていたスタジオの従業員で彼の切なる願いを聞き入れたくなっちゃって……。
というファンタスティック地獄コメディ。
バスの事故があったせいで公開が延期になったりしましたが、
これは延期にして正解だなと思いました。
コメディなので描写がちょっと軽いんですよね。
事故にあったことがある人、身内に経験がある人が見たら
たぶん胸がギューッとなるのではないかと思いました。
内容はとにかく明るく軽く、それでいてセンシティブだったり
アホだったり勢いが良かったりで、
宮藤官九郎らしさ全開の話でした。
地獄の設定って突き詰めたらこうなるのね、という部分と
そうじゃないパロディ部分がざっくりぐるぐる混ぜてあって
ついでに若々しい下ネタも存分にぶっこまれているので、
あんまり深く考えずに見た方がよさそうな話でした。
基本的に面白いんだけど、
なんだかとっても舞台っぽいつくりの映画で、
見ていて不思議な気分になったりして。
結構いろんな人が出てくるんだけど、
地獄で出てくると特殊メイクがジャマすぎて
一体だれがだれなのか確信がまったくもてませんでした。
ジュンコが誰なのかすごく悩んで(途中でわかりました)
で、最後のエンドロールで、この人出てた?ってなる。
中村獅童の役柄はすんごいビックリしましたよ。
よくそんな役やったなw ってな感じで。
結構楽しかったんですけども、
主人公の大介が結構な軽薄さ(アホというか)なのと、
最後の天国の描写がちょっと好みじゃなかったかなあ。
クドカン好きなら間違いない内容だと思います。
神木くんは素敵な成長をしていて、これからますます楽しみですね。
あと、テラフォーマーズをみました。
こちらは感想はとくにないかな……。
なんというか、全力出してない感じが漂っているように感じられて
それがちょっと残念でした。
役者は全力なんだけど、全体の作りがなんかね。
私はそんな風に感じましたとさ。おわり。
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