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2017-08-02(Wed)

「ソーセージ・パーティ」

ソーセージ・パーティ

2016年のアメリカ作品。
CGアニメーションの映画です。

とあるスーパーで売られているソーセージのフランクが主人公。
お隣で売られているパン(ソーセージを挟むタイプ)のブレンダと恋仲で
いつか一緒に買われて、その先にある楽園で幸せになろーね♥と約束していたりする。

カートに入れられて連れていかれた先はパラダイス……。
そう信じている商品たちが並ぶスーパー「ショップウェル」は
朝が来るたびに幸せに満ちた歌声が響き渡るところ。
なんだけど、その日、返品されてハニーマスタードが帰ってくる。

外が楽園なんて嘘だ。

錯乱して暴れるハニーマスタードのせいで、
せっかく入ったカートの中は大混乱。
おかげで、フランクもブレンダもパックの中からはみだして落ちてしまい、
そこから恐ろしい真実が少しずつ明らかに……。
ただひたすらに消費されるばかりだった食材たちと、
食い散らかす人間たちの仁義なきバトルが今始まる!

みたいな話なんですよ。
紹介映像や公式サイトを見ると、
あーしょうもない下ネタ満載なんだねー
みたいな感じなんですけど、
実際下ネタは、それもかなりどうしようもなくアレな下が満載ではあるんですけれど、
それ以上にもっとアレなとんでもない展開がぶち込まれておりまして、
ある程度は身構えていたんですけども、
予想外の方向から槍で刺されたような
結構ショッキングな内容でもう最終的には笑うしかないな、
って印象です。
ショッキングとか、笑うしかないっていっても、
もちろんめちゃめちゃに面白いんですけどね。
哲学的でもあり、ある種のリアリティもありまして、
なるほどそうきたかーって感心もすごくあるんですけども、
でもやっぱり振り切れすぎた映像というか展開というか、
これはやっぱり実際に見てほしいなあっておもうんですけど
ある程度ね、大きな心でいろいろ許容できる方じゃないと
厳しいかなって私は思います。
少なくとも、最近周囲に増えてきたマダム方にはオススメできないので
心に豪胆な部分がある人じゃないとダメかなあ、なんて。

なにがヤバイかというのは、
全部書いちゃうと面白くなくなっちゃうので、
ポイントだけあげておきます。

〇ガム

 ガムの元ネタは理解していた方がいいなあと思います。

〇食材がしゃべる世界に足を踏み入れることができる

 食材たちがしゃべっているのは、彼らの間だけのファンタジーではない
 という世界観なんですよね。方法はストレートにヤバイです。

〇食材VS人間

 食材と人間の戦いなんですよ。
 比喩的表現にとどまらないんです。

〇勝利のあとの宴

 実際、ひょっとしたら死ぬんじゃないかって思い詰めていたら
 たとえば世界滅亡の危機に直面して、ギリギリ勝ったら、
 あんな風に弾ける人たちもいるかもしれない。
 そうは思うものの、やりすぎじゃねーの?って。
 でもあそこまでやれるセス・ローゲンたちはすごいし素敵。
 そしてなんだかんだ日本でも劇場公開されたんだから
 まだまだイケるなって思います。そのくらいとんでもなかった。

〇そして最後

 突っ込みどころしかないエンディング。
 ここまで悪ふざけしてなんだかんだいい作品に仕上げられるのすごい。


いろんな人に見てほしいんですよ。
頭をカラにして、おおらかな気持ちでね。
とはいえ、不謹慎の針は軽く振り切れて一周するくらいなので、
そこまでおおっぴらにオススメはやっぱりできない……!
って悶えちゃう作品でした。
どう思われるかは別として、とにかくすごいしヤバイ。それだけは確かです。
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