2015年のイギリス映画。ミュージカル(ダンスなし)です。
イプスウィッチという町で起きた連続殺人事件。
売春婦がつぎつぎと、短期間のうちに5人も殺されて、
街のイメージはすっかりガタ落ちに。
犯人は逮捕され、ちゃんと真犯人であることがわかるんだけど、
解決とは別に街の印象をちゃんとよくしようと
街の人たちが団結してステキなロンドン・ロードを作ろうね
って頑張るというお話。
実話をもとにしたミュージカル、舞台になったものを映画化、
ということでして、
歌詞、セリフになっているのは実際に事件があって
取材を受けたひとびとが語ったものがもとになっているというリアリティ。
だけどそれだけになっちゃっているかな。
事件が起きて、町がくらーくなっちゃって、警察が来て、
容疑者が起訴され、裁判が続く中、
街の人たちは戸惑い、落ち込み、このままではイカンと立ち上がる。
淡々とそう描写されるだけで、盛り上がりがないんですよね。
ドキュメンタリーを歌ってみました
みたいな話になっちゃってて、ちょっと残念でした。
現実って確かにミュージカルみたいなドラマティックな展開ないんですけど
だったら歌わなければよかったのでは……くらいの半端さでした。
話そのものはいいんですけどね。
あと、トム・ハーディがオマケすぎて。
セリフが意味深すぎて、最後までハラハラしたんだけどなにもないという。
ミュージカル好きとしては残念かなあ。
もう一声欲しかったです。はい。
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