まずは今更感が超すごい有名作「羊たちの沈黙」。
すいません今更見て……。
昔の同僚が好き過ぎて辛いってめっちゃ語ってたの思い出す。
連続猟奇殺人犯を捕まえるために、FBIの実習生である主人公クラリスは
やっぱり連続猟奇殺人犯であり、元精神科医現囚人のレクター博士から
協力を取り付けてこいと命じられる。
美しくて聡明なクラリスと、一筋縄ではいかないレクター博士の
師弟のような様子、しかもなんとなく恋の香りも漂っているさまがみどころ。
プロファイリングという言葉はもう一般的に知られるようになったけれど
この作品があってのことだったと記憶している。
犯人の行動、こだわりからどんな人物か推理していくっていうアレ。
ジョディ・フォスターが演じるクラリスの強さと愛らしさ、
レクター博士の紳士なんだけど常軌を逸している人物像が
よく描かれていると思います。
追っていた犯人である、バッファロー・ビルの異様さと
捕まっていた議員の令嬢も良かったですね。
これは他のシリーズも観たくなる。緊張感あふれる映像に思わず正座してしまった。
もう一本は超正統派のオバケ系ホラー「MAMA」。
ギルレモ・デル・トロ製作総指揮の、2013年の作品。
あらすじを見て面白そうだなーって思ったんだけど
ここまでこう、どストレートなホラーとは。
妻を殺して娘二人を連れて消えた兄を、5年間探し続けた弟。
ある日ようやく見つけたものの、二人は狼少女化し、兄は消息不明。
娘たちの母の姉と親権を奪い合うが、
二人のカウンセリングなどを担当したお医者さんと一緒に
娘たちは育てると決めるが、なんだか異様な現象がちらほらと起きて……。
みたいな話。
最初は「子供なんて」と思っていた弟の彼女さんが母性に目覚めていく様子、
お医者さんが真実に気付き始め、親権を奪おうとするおば様が体を乗っ取られ……
二人の少女を守り育てていたのは、かつて子供を奪われて自殺した女の霊なんだけど
まーおっかないおっかない。
結末もなかなか衝撃的かつ、予定調和を打ち破る形で良かったけど
なにが困るって、女の霊が「MAMA」って呼ばれてるんだけど
淵さんにそっくりなんだよねえ……って。
最後は完全に淵さんだったんですが、監督ひょっとしてわざとなんじゃ……みたいな。
淵さんというのは、伊藤潤二先生の漫画に出てくる3大強烈キャラクターの一人で
「伊藤潤二 モデル 淵さん」で検索すればわかるはず。
「SEX AND THE CITY」の主人公の一人であるキャリーも相当にてて、
映画版の2のポスターは完全に淵さんでした。キャリー=淵さん=MAMAです。
あれ、ってことはMAMAのモデルはキャリーなのだろうか……。
両方とも良い映画でした。怖かったけど。
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