2004年、ハリウッド作品。
いまさら見たの?って言われたら、はいって言うしかない。
いまさらみました。
主演はアシュトン・カッチャー。
過去の記憶の断片、日記や映像に触れてその瞬間にもどる能力を持った青年が
幼馴染の少女を救うために何度も人生をやり直す話。
最近家族が「ライフイズストレンジ」というゲームをやってましてね。
海外のゲームで、日本ではスクウェアエニックスが販売しています。
こちらも、友人を救うために過去をやりなおす話なんですが
あーなるほど、この話はここから来たのかーって。
ちなみにこのゲームはとても面白いらしいです。
ただ、フォントがなぜかまるもじなのでちょっとだけイライラします。
で、バタフライ・エフェクトですよ。
主人公エヴェンは少年のころから、記憶がない時間、を持っている。
父親は精神的に問題を抱えていて、会えない。
幼馴染の女の子が好きだけど、彼女の父はロリコン、兄はサディスト。
もうひとり、幼いころからの友人がいるけれど、ひきこもっている。
大学に通い優秀な成績を収めているエヴァンなんだけど、
唐突に記憶がなくなるという「病気」があるので、
ずっと日記を書き続けているんですよ。
その日記を読み返していると、急に頭がぐらぐらとし始める。
なにがあったのか知りたくて、幼馴染のケイリーのもとへ行き
あの時のことを教えてと頼むが、彼女はただ涙を流すだけ。
次の日ケイリーは死んだ、と彼女の兄から電話がかかってくる。
記憶をたどることで、その瞬間へ飛ぶ。
それがエヴェンの能力で、それに気が付いた彼はケイリーを救おうと
何度も何度も過去をやり直すのです。
それで、彼の記憶がところどころ抜け落ちている理由がわかります。
そこは記憶の分岐点で、とった行動によって未来が変わってしまう。
ほんの些細な行動が、未来に重大な変化をもたらしてしまう。
言葉を変え、行動を変え、持ち物を変え。
だけどなかなかうまくいかない。
ケイリーは救えても、兄は救えなかったり。
ケイリーと友人を救えても、自分を救えなかったり。
時にはもっと悪い未来まで見せつけられて、
そしてとうとう、最後にはカギになる日記まで失ってしまう。
なんの犠牲も払わずに、全員が幸せになる未来はないのか。
見ているうちに、エヴァンがかわいそうになるんじゃないでしょうか。
私もすっかり見入って、一生懸命応援しちゃったよね。
最後の最後、ぎりぎりで過去にとんだエヴァンは
彼にとってはとても悲しい決断をします。
全員が幸せになれる可能性を考えて考えて、ひとこと。
最後はほろ苦い終わり方だけど、なんだかほっとできたりもしてね。
別エンディングがどんなものなのか、めちゃめちゃ興味がわきました。
非常に面白い映画で、これは見てよかった。
かなり前におすすめされたのに、なんで見なかったのかバカバカ。
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