まずはリメイク版というべきか、「PLANET OF THE APES」。
ティム・バートン監督作品。主演はマーク・ウォルバーグ。好き。
Wikiをみたら「リ・イマジネーション作品」と書かれていましたが、
確かにそんな感じかも。最初に作られた1968年版はかすかな記憶しかないものの、
なんだかんだラストシーンなんかは覚えておりますとも。
あれとまったく同じではなく、宇宙で実験していたら電波の嵐が発生。
実験・訓練中のチンパンジーを派遣したところ、行方がわからなくなったので
慌てて追いかけたらタイムスリーップ!そして猿の支配する惑星にとうちゃーく!
みたいな話です。
人間に理解のある猿人もいたり、色々ありまして、最後のオチにはちょっと笑ってしまう
お茶目な作品!2001年公開ってことで、もう14年も前か……と。
特殊メイクが若干甘いようで、猿人たちの様子が微妙なんですが、
それはそれでまあ良かったです。タイムワープがすげえ適当なのもよいです。
英語って宇宙の公用語なんだなあとか色々思うところはありますが、
細かいことはま、いいよね!って感じでマーク・ウォルバーグでした。
で、お次が「猿の惑星 創世記」ジェネシス編です。
主演はジェームス・ブランコ。こちらは2011年作品で、さすがに進化しているCG。
ただ、チンパンジーたちが浮いてるのはハッキリしていて、たまに気になりました。
内容はかなりいい感じで、認知症を患った父親を治したい思い出作った薬を
まずはチンパンジーに投与して実験→一匹が激しく覚醒→アクシデントにより殺処分、
になるんですが、このチンパンジーが子供を産んでいた。という展開。
殺してしまうのは忍びないと研究者のウィルが連れて帰るのですが、
母親の覚醒ぶりを受け継いでいることがわかり、家で薬の研究をこっそり続けて……
みたいな。
いわゆる治験、動物実験におけるダークな部分と、家族愛、そして
他のチンパンジーとは違う運命を背負ったシーザーとウィルの友情、
賢すぎた故に起きた行き違い……などなど、見応え抜群の内容でいい感じ!
主人公ウィルの彼女になる女優さんが、ものっすごい美人だったのもポイントでした。
インド出身だとか。う、美しい……って即検索してしまったよ。
ただ、三部作で作る予定は最初から決まっていたのかな、
シーザーたち猿軍団が覚醒し、人類に独立宣言をしたところでおしまいとなってしまう。
これはこれで問題ないんだけど、ウィルったらあのあと大丈夫だったのかな……と心配に。
暴れゴリラとの友情だとか、研究施設で覚醒していたチンパンジー、
穏やかなオランウータンなど、霊長類好きはたまらないかもしれない。
一番ぐっときたのは、ウィルのお父さんの病状が悪化して、トラブルを起こしたシーン。
シーザーが割って入って、やりすぎてしまい、お父ちゃんと最後に抱き合うところ。
進化しすぎたあまり、自分のアイデンティティが崩壊してしまう、
ペットなのか、人間と対等に扱われたいのにっていう思いが生まれていく様は
先日みた「her」のAIと通じるものがあったよね、みたいな感じ。
霊長類保護センターにいた猿軍団が思った以上に大群だったのがまたいい感じでした。
そして続編の「猿の惑星新世紀」。
猿たちを覚醒させた新薬が、実は人間にとっては死のウイルスであり、
そのせいでもう滅亡寸前まで追い込まれている世界が舞台。
前作のシーザーは最後の方でちょっとしゃべったりするところまできていて、
ポケモンでいうところのニャース状態だったんですけれども、
そこから更にもうちょい進化していて、でも完全にしゃべれるわけでもなく、
そのリアルな感じに好感。
結局、人間に歩み寄ろうとするシーザーと、人間を許せないもう一体の覚醒チンパン・コバの戦い
それにプラスして生き残った人間たちも分裂したりと、
世界はまさに世紀末でした……。
ここから完全なる「猿の惑星」が出来上がっていくんだろうなあ。
最終作は来年公開予定なのかな?ちょっと楽しみになりました。
創世記は特に面白かったなあ。目が離せませんでした!
PR