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2016-03-04(Fri)

「ラストベガス」

ラストベガス

じいさん祭り。2013年、ハリウッド作品。

60年来友人をやってきた四人のじいちゃんたち。
そのうちの一人が若い女の子と結婚するということで、
じゃあ独身最後の日パーティをラスベガスでやろうぜ!
と、ベガスへGOGOする話。

若い女の子と再婚しようとしているビリーを、マイケル・ダグラスが。
ビリーとは昔恋敵だった上、ある一件から恨んでいるパディがロバート・デ・ニーロ。
大病をしたせいで息子に心配されてしまい、家に閉じ込められているアーチーをモーガン・フリーマン。
ベガスに行くってことは女遊びしたいんでしょうからって、奥さんに「浮気してもいいけど詳細は教えないでね」ってコンドームと一緒に送り出されるサムを、ケヴィン・クラインが演じている。
年配のスター勢揃いの一作。ちょい役のゲストたちも豪華。

話はとてもよくまとまっているコメディで、
ビリーとパディの諍いも、アーチーの行き過ぎた親子愛も、浮かれすぎたサムもみんな、収まるべきところにきれいに収まります。美しい。
四人はかなりイケてるじいさん軍団で、なにげにギャンブルの才能があったアーチーが大金を稼ぎだし、ホテルからはVIP待遇を受け、水着コンテストで審査員をやったり、マフィアの大物のふりをして若者をだましたり、最後は長年のわだかまりがとけて更に仲良くなって……。みたいな感じ。

幼馴染からずっと付き合いを大事にして、多少モメていたとしてもお互いに声をかけあい、心配しあえる間柄ってすごいなと思います。そんな友達、一人でも素敵なのにね。

デ・ニーロの偏屈そうなへの字口がとても愛おしいw
というかみんなかっこよすぎる。ドレスアップした姿はダンディでイカしてました。
モーガン・フリーマンの飄々とした様子が和むし、ケヴィン・クラインは普通に美爺だね。
ハンチング帽がこんなに似合うダンディいる? みたいな。

というわけで、じいさん好きには天国のような映画。
この年代になってもシャッキリした四人に敬意を表したい。いいもの見ました。
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