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2015-08-11(Tue)

「ライフ・アフター・ベス」

ライフ・アフター・ベス

デイン・デハーンのアンニュイな様子が好きで、
彼の主演作か……とふらふらレンタル。

ケンカして気まずいムードの中、突然知らされた恋人の死。
ハイキングしていて毒蛇にかまれたとかホントあんまりな話で、
主人公ザックはがっくりぐったり、恋人ベスの両親とともに悲嘆にくれている。

葬式の後も哀しみを共有しようとベスの家へ向かうと、なぜか両親は留守。
心配だったのか家の中をのぞくと、死んだはずの恋人の姿がちらり!
あれはベスだー!ベスだー!と大騒ぎのザック。
両親は隠しておきたかったのだが、なんとベスは墓から蘇ってきたのだー!

という話。

なにせ愛する人が蘇ったわけだから、ザックも家族も大喜び!
なんだけど、死人がたまたま蘇生したわけではなく、
ちょっと変なムード=ゾンビ的な復活なんだもん!
というわけで、最初は幸せだった二人なんだけど、
ベスの調子はどんどん悪化していく。
口は臭くなるし、体は痛んでくるし、脳もじわじわ腐ってきたような感じ。
凶悪な行動をするようになり、車にはねられてもガオー!
最終的には親父を食い殺してしまい、家のガスコンロに縛り付けられてしまう。

彼女がどうして蘇ったのか、わかんないんだけども、
とにかくあちこちのお墓から死人が蘇って暴れ出し修羅の国と化したご近所。
そんな中、母親の親友の娘であり、おさななじみであった健康な女子に出会い、
心が揺れちゃうザック。ベスは嫉妬。

心から愛していた女性なんだから、ゾンビになっても貫き通すか否か。
そういう話です。
好きだった子が死んでしまって、なんの弾みか蘇ってきたらどうなるのか
リアルに想像してみたらこうなった、って感じなのかな。
もうちょっとコメディ寄りかと思ったんだけど、
デハーンさんのシリアスな表情のせいか、やたらと切ない感じで。

最後、ベスは正気を失いながらも、ザックに提案されてピクニックへ出かけます。
ザックを食べない、齧らないと約束をして、
縛り付けられたガスコンロごと山を登っていくの。

ザックは最後までベスをちゃんと愛したのだなあ……
と思いますが、いい映画かと言われると微妙に首を傾げたくなるw
他のゾンビ復活はいらなかったのでは……と思いました。
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