WOWOWでブラッド・ピット特集をしていて、こちらも放送しておりまして。
「フューリー」絡みですな。こちらもそのうち観ようと思ってます。
この映画にはひとつ思い出があって、映画館で上映していた時に、
私の母が友人と一緒に観に行って、私は仕事かなんかで行けなくて、
そうしたら何故か私の友人も一緒に行って、三人で2回連続で観たと。
あの頃はまだ座席の総入れ替えとか、全席指定の映画館も少なくて
そんなことも出来たのなあって。1997年か。懐かしい話でした。
この話は実話がベースで、オーストリアの登山家ハラーが
ヒマラヤ登頂に挑戦している最中に戦争がはじまり拘束され、
逃げ出してチベットへ、受け入れてもらって仕事などをしているうちに、
当時こどもだったダライ・ラマ14世と交流を始めるというもの。
雪山の描写などかなり真に迫ったものなんですが、
中国とチベットの辺りはずっと落ち着いていないからということで、
撮影のほとんどはアルゼンチンで行われたとか。
中国の反応などからみても、よく撮ったなあと。
この映画はもちろん、歴史的、政治的な視点も多分に含んでおりますが、
一番しっかり描かれているのは少年であったダライ・ラマの美しさ、でしょうね。
演じたあの少年の瞳の輝きのなんと素晴らしいことか。ちょっと、びっくり。
ついでにいうと、当時は全然わかっていなかった、
ブラッド・ピットの美しさもガンガンに伝わってきて、
なんだか目が覚めたような気持ちです。
ただただ人がいいだけでは世の中うまくいかないのはわかっているのですが、
それでもあのダライ・ラマのような台詞を言う人はいた方がいいし、
宗教というもののあり方の理想が描かれていたよなあと思います。
魂の浄化をされる一本だなあと、感じました。
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