トム・クルーズ主演の1988年作品。
トム・クルーズが絶好調だった頃の作品だよなーってイメージしか持ってなかったんですが、おすすめして頂いたので見てみることに。
主人公は兵役上がりの青年ブライアン。
大金持ちになりたいけれど、就職活動は難航。
ある日通りかかったお店でバーテンダーを募集しており、
とりあえずの仕事として働き始めるが……。
みたいな話。
青春映画、なのかなーと思います。
夢を見て、うまくいかなくて、いい出会いもあったけど、成功した誰かがうらやましくなって、せっかく手にした幸せを逃してしまって……そして最後に、自分に一番必要なものに気が付く。
そういう人生に必要な失敗と成功をぎゅっと詰め込んだ感じかな。
若さってこういうものかもしれない、と思う話でもあるっていうか。
もうちょっとなんというか、バーテン一筋の青年の話なのかと勘違いしてましたが、そーでもないんだなっていう。
ブライアンは意地を張ったり、素直になったりと非常に若者らしい感情の見せ方をするんですが、一番気になったのが表情。ずーっと笑ってるんだよね。いつも笑顔の感じのいい青年、って感じじゃなくて、へらへらした印象なんです。
それがね、なんというか、ブライアンの自信のなさとか、意志のよわさの現れなのかなと。
言い訳をする準備にも見えて、ナイーブな青年なんだろうなっていう印象を持ちました。
最後はちゃんと男気を見せてくれるので、あのヘラヘラ感はあえてのものなんだと思いましたが、単純にいいからニコニコしとけみたいなアイドル的な演出だったらどうしようかな……。
自分は酒はまったく飲まないし、バカンスにもいかないので行きずりの恋とも無縁なんですけど。
バーテンダーってなかなか、面白い職業だと思いました。
人生における「当たり前」を描いているので、多少薄く感じられるかもしれませんけども。
でもこういう当たり前も、大切よなって。大人だったら思うかもしれません。
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