ひとつは「ファミコン探偵俱楽部 笑み男」。
任天堂から大昔にリリースされたファミコン探偵俱楽部のまさかの復活・三作目。
1作目、2作目は友達の家で遊んだことがあったなあ、という感じ。
ディスクシステムってわかりますかね。ファミコンの増設機器なんですが、見た目はファミコンのままです。容量とか増えてる感じかな。
主人公は事件に巻き込まれ、探偵事務所のうつぎ先生の助手として走り回り、真相に近付くというタイプのゲーム。
場面ごとにカーソルであれこれ調べて、出て来た人物に話を聞いて推理を進めていくというやつです。
今回はフルボイス、泣いている女の子に話しかけてくる紙袋をかぶった男の都市伝説をモチーフにした殺人事件が起きて、探偵の立場で捜査を進めていくっていうシナリオです。
実写のCMが非常に良い感じでしたが、本編は万人向けのシンプルな感じの絵でした。
システムは完全にファミコン版のままで、ファミコン探偵俱楽部の三作目というスタンスがものすごく強い、正統派の捜査、推理系のアドベンチャーに仕上がってました。
笑顔の描かれた紙袋をかぶせられて死んでいた男子中学生が発見され、警察とは違ったスタンスで捜査をしていく主人公たち。
過去の二作をやっていた方が、キャラクターのひとりごとについては理解できそうな感じ。
一作目から主人公と相棒のあゆみちゃんは変わっていないので、そういや主人公の人生結構やべえなって(記憶喪失で倒れているところを探偵の先生に救われるとこからスタートし、衝撃的な正体がわかったりもする)思っちゃいました。
ものすごくオーソドックスなゲームであり、事件は結構複雑ではあるのですが、すっきりするかと言われると……って感じの結末でした。自分としては。
完全な真相はクリア後の空木先生の調査報告でわかりますが、こちらはほぼ見るだけで終わっちゃうので、若干の消化不良がありました。
でも同時進行で捜査していくのもアレかなあってのは、理解ができるかな。
内容も結構な落差があり、精神的グロさがヤバかったです。
私はボイスを全部丁寧に聞くタイプではないので、そのせいでプレイ時間がかなり圧縮されちゃったみたいでした。あっという間にクリアしちゃってね。
登場人物の中では圧倒的にばさっちがイカしてましたが、やや物足りないです。
あと、声優さんにはあまり興味ないんですが、KENNさんの声が好みなのかなと今回思いました。
で、物足りなさから手を出したのが「パラノマサイト FILE.23 本所七不思議」。
東京都墨田区を舞台に、呪いの力を手に入れた登場人物たちが駆け引きをしながら真相に迫るアドベンチャー。「428」的なキャラクターのザッピングが必要で、こたけ正義感のゲーム実況を見て面白そうだと自分でもプレイしてみました。
価格からなんとなくわかってはいたんですが、小ぶりなゲームでした。
小さなホラー版428みたいな感じ。
ある夜、本所周辺に伝わる七不思議について調べにやって来た男女が、突然の怪異に襲われ、なんとか回避しようとするところからスタート。
他人を呪い殺すことで生き返りの力を手に入れられると知った者たちが、それぞれの思惑を胸に夜を駆け巡り……。
とにかくネタバレしちゃうとこれから遊ぶ人に大迷惑な内容で、それほど語ることはありません。
雰囲気がとてもよくて、キャラクターデザインも非常に好みで良い感じでした。
とはいえ、プレイヤーの敵になるであろうキャラクターへの嫌悪感はかなりのものでして。
あと、真のエンディングを迎えた後の気持ちは、なんとも言えないものがありました。
2本ともスピードクリアしちゃったんだよね。
なんか物足りなくて、家にあった「ハーヴェステラ」というゲームにも手を出しました。
こちらはルーンファクトリー(戦闘ありの牧場物語)的なシステムで、農作業をしつつ世界の謎に挑む感じのSF入りファンタジー。
しばらく遊んでみたんですが、自分には合ってないようで、中断しちゃいました。
来月メタファーが出るので、そちらを楽しみに待ちたいと思います。
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