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2014-11-15(Sat)

「カジノ」

カジノ

マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロ再び!
ジョー・ペシもね♡
そしてシャロン・ストーン。ずんの飯尾のギャグを思い出して辛い。


まずはデ・ニーロが車に乗る→大爆発 というオープニング。
否が応にも期待は高まります。
炎の中、誰かが吹っ飛んでいく。ゆっくりと。
わお、デ・ニーロ吹っ飛ぶの!?みたいな。

ラスベガスの巨大なカジノを任され、そしてどうなったか。
爆発の後からゆっくりと語られていくこの作品、175分。なげえ。

デ・ニーロ演じるサム・ロススティーン通称エースは
とにかく鼻の利く男。
あらゆる情報に精通しており、あらゆるギャンブルに勝つ。
ジョー・ペシ演じるニッキーはエースの親友であり、
なにより先に手が出てしまう粗暴な男。

色々あってエースはカジノを任され、巨大な金のなる木へ育てていくも、
時間の流れだとか、金やら権力やら、色んな影響を受けながら
少しずつ崩壊していく。

今日、この映画を見ていて、生まれて初めて
「うっわ、シャロン・ストーンになりたい……」
と思いました。
シャロン・ストーンの役はジンジャー。
カジノでカモをひっかけては金を引き出し、身ぐるみはいで放り出す。
タチの悪いヒモから離れられず、エースから注がれた愛も信頼も
全部裏切って離れていくんだけども、
このジンジャーがとにかく良かった。

エースの冷静さ、自分の基準からまったくブレないところが非常に良い分、
ジンジャーとニッキーという、どうしようもない弱さを持つ人間が
際立って見えるというか。逆もまた然りなわけです。

人間も、時代も、なにもかも、ひとを取り巻く環境は変わっていくもので、
でもその中で容赦なく、なににも屈しないエースはカッコよかった。
でも弱くてどうしようもないところがあるジンジャーも、可愛らしかった。

このブレのなさ、「ヒート」でもそうだった。
こういうダンディがいいなって、心底思いました。

まとめがり映画はこれでおしまい。
ひと月に16本も観る生活はそろそろ厳しいかなー。
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