「オズ はじまりの戦い」をチョイス。
うーんディズニー。すっごいディズニー臭。
サム・ライミ監督だしと思ってみたけど
やっぱりこのディズニーっぽさ全開の作品は好きじゃないなあ!
オズの魔法使いの前日譚、エメラルドの国の王様オズが
やってきたころの話っていう設定。
オズの魔法使いに出てくるオズは、
ただのよぼよぼの爺さんであり、魔法は使えない。ただのマジシャンである。
なのでこの話の主人公も、ただのマジシャンであり、
しかも女に手が早くてペテン師のマジシャンだったりする。
最初に出てきた西の魔女セオドラなんか、
正直コイツな粉かけなかったらあんな緑にならなかったでしょ……と思う。
他の二人の魔女、良い魔女も悪い魔女に関しては別に問題なし。
水の妖精、おともの子ザルは造形が微妙であんま好きじゃない感じ。
背景はとても美しくて、特に最初モノクロで描かれていたカンザスから
色づいていくところは素敵だった。
でもそれだけというか。
話そのものはとても夢に溢れていて、少年少女に見てもらえば
素晴らしい物語のように思う。
でもなんなんだろう、ディズニーの手がける映画には間違いなく
ディズニー粒子が最大限まで溢れていて、画面に滲み出ていて
私はそれがたまらなく嫌いだってことがわかった。
正義、平等、平和、勝利、憎み切れない悪役などなど、
要素のなにもかもがハッキリクッキリ描かれ過ぎているのかもしれない。
同じ理由で、パイレーツオブカリビアンも受け入れられなかった。
陶器の女の子はとても可愛かった。それだけは本当に良かった。
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