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2015-01-13(Tue)

「なんちゃって家族」

なんちゃって家族
原題は「WE'RE THE MIRRORS」で
麻薬を密輸するために家族を偽装した4人のお話。お下劣系コメディ。
偽名がミラーだったので、WE'RE THE MIRRORS。

主人公は麻薬の売人のデヴィッド。
同じアパートに住む少年ケニーが
チンピラに絡まれた女の子を助ける→仕方なく加勢→売人とバレる
→薬と金をねこそぎ奪われ→許してもらいたければこういう仕事しろ

という流れで、元締めからムチャぶりされたのが麻薬の密輸。
メキシコから少量運び込めという話なんだけど
国境を超えるのが大変→どうしよう?

仲良しファミリーがキャンピングカーでわいわいやってれば
案外するっといけるんじゃね!?

みたいな思いつきで、偽装家族のメンバーを集め始める。
トラブルの原因になった冴えない少年ケニーは強制参加。息子役。
ケニーが助けようとしたホームレスの少女、ケイシーにも1000ドルで参加させる。娘役。
そしてお金がなくて困っている、同じアパートの住人である
場末のストリッパー・ローズがママ役で参加!

最初はガタガタの4人も、協力しているうちにいい感じに仲間になる。
そういうコメディ。テンポが良く、下ネタもなんというか
素晴らしいギリギリ感で嫌悪まではいかないエッジのきいた仕上がり。
まあ、お下劣だけどさ!

センスがあちこち尖っていて良かった。
ローズはストリッパーなのにまとも過ぎてあんまりエロくないのに
店自体は本気で最悪。今日から売春せい、とかね。
向かいの店に売り上げが負けてる→アップルストアとか。
元締めの部屋の水槽もいいし、床にビニール敷いてあるのデクスターで見た!とか。
あちこちツボでした。

旅の途中で出会った超ファンシーな一家のキャラクター付けとか
ほどよいやりすぎアメリカンジョークなムード満載で思わずケラケラ。

最後の落とし方も、良かった。
ベタベタなんだけど、デヴィッドのキャラクターのせいなのかな。
しょうがないなあこいつら、楽しそうで良かったな、となる。
過剰なエロがないのも良かったね。言動だけでね。
途中のイラスト当てクイズとか本当酷かったよねw
テントでのスワッピング寸前のとこのドンの台詞とか。

面白かった。掘り出しものの一本でした。
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