イギリスで起きた実話を映画化したやつ。
当時ニュースで紹介されていたのを見た記憶が、おぼろげにあります。
チャリティのためにカレンダーを作るのだけれど、
毎年伝統的に作っていた教会とかお花の写真をやめて、
思い切って私たち奥様方のヌードにしてみました!
っていう。
ものすごく普通にくらしていた奥様たちにこんなお茶目なチャンスを与えたのは
婦人会の一人が白血病で夫を亡くした時。
主人公の一人であるところのクリスは、病院に追悼のためのソファを置こうと考える。
そのための資金は、毎年恒例のカレンダーの売り上げから。
でもいつも通りのお利口さんなカレンダーではとてもじゃないけど売れないわけで……。
クリスは保守的な婦人会に飽きているようで、
息子の隠していたエロ本やら、修理工場に貼ってあったヌードカレンダーを見て
「これだ!」と思う人。イギリスの片田舎のお固い婦人会からの依頼に、
募集を見てやってきたカメラマンたちも辟易。
やっと一人受けてくれる人を見つけるも、ヌードなんてとんでもない!と横やりも入ったりする。
夫を失ったアニーを思うクリスの熱さと、友人から差し伸べられる手を掴んで
しっかりと立ち上がるアニー。こういう女の友情っていいよね、となるんだけども、
ヌードカレンダーが成功する一方で、下世話なうわさ好きが寄って来たり、
夫婦の信頼がぐらぐらと揺れてしまったり、ついでに母ちゃんが脱いだらしいよなんて
うわさされて息子が傷ついたりと、一筋縄ではいかないリアルなドラマが良い感じ。
一行はハリウッドに招かれて有頂天になるも、
そこでイロモノ扱いされてガッカリしたり。
単純な友情物語だけではなくて、成功して浴びた光から生まれた影についても描かれていて
最後はごくごく普通の生活に戻る奥様方が良かった。
人生の喜び、哀しみ、失意、希望、などなど
爽やかに描かれていていい気持で見られる。
ヌードシーンはなぜかとても上品な印象でした。
熟女好きにはたまらんかもしれませんね。
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