タイトルが気になって仕方がなかったので。
従来のインド映画とは違った作りで、歌と踊りはなし。
あと、ラブシーンあり。
つまり、インド人が出演しているだけの普通のゾンビ映画ともいえる。
ゾンビのメイクはクオリティが結構よくて、
インドジョークもたまには出てくるんだけども
なぜか寂しい気持ちになる不思議な作品でした。
映像や演出はいい感じだったよ。
「白ゆき姫殺人事件」
美人OL殺人事件が起きて、とあるテレビ関係者が
後輩に「職場の先輩が殺された」と聞かされて
内情がツイッターで拡散されていって大変になっちゃう話。
この話が言いたいのは、人の記憶なんてその時の感情に左右されてしまうものだし
一方的な見方、断片的な情報だけで推測するなんて愚かなことだよ。
だけど最近のインターネット、特にSNSの発達もあって、
個人名が特定されて情報がバラまかれてしまうし
冤罪だった場合超悲惨ですよね、ということなんだと思いました。
確かになあ、っていう話ではある。
あいつ、悪いことしたらしいよ、って言われたら
その人の悪い印象ばかりが記憶の中でクローズアップされてしまいがちだし。
ただ、そういう現象をはっきりわかりやすく描きすぎていて、
かえってありきたりというか、特別感のない話になってしまったような。
最初から悪意がありすぎるのが、逆にあやしいでしょ、てな感じで。
井上真央のくらーい感じはとても良かったし、
綾野剛の軽薄な演技も良かったです。
あと美人OLの菜々緒さんもね!良かったよー。
でも夕子ちゃんはやりすぎかな。あれじゃあアホみたいだけど……。
最後は超無難な邦画らしいまとめ方すぎて、
つまんないと思わされてしまった。
途中まではちょっと良かったんだけども。
とても惜しい話でありました。
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