忍者ブログ

2015-03-25(Wed)

ポケモン漬け

ゲームよりもアニメ版の方が面白い/可愛いじゃんなんて思うポケモンですが
映画の前売り券を買って(買わされて)、アルセウスまでゲットしたし
ポケとるも割と面白くなってきたのでポケモンも再開。
とりあえず「GIRLS MODE」の3が出るまではやろうかなと。

で、強いポケモンを作るのは本当に興味がなくて、
もっぱら図鑑を埋める作業に没頭。
GTSを使い、家族から譲り受け、ああだこうだでようやく650種類を超えるの巻。

卵で作ればいいだろーと思っていたニドラン♀が地味に難所。
ニドリーナもニドクインも、卵は出来ないんですってよ奥様。
GTSで探しても、出している人がいない。
仕方ないのでGTSで募集をかけて、こちらはなんとかゲットゲット。

あとは、主に「月の石」「太陽の石」「光の石」が必要なやつらばかり。
キマワリとか
フラージェスとか
ドレディアとか
ロズレイドとか……。

ポケマイルクラブで頑張るも欲しい石は出ず。
でも今更になってようやく!
ひみつきちに呼んだ仲間が石を掘り出してくれると気づいて
毎日こきつかうようになりました。

出るかなあ、太陽とか光の石は……。
他の石が必要なヤツは大体揃っているようなので、
水とかめざめいしはバリバリ余ってます。しょーもない。

ポケとるはなんだかんだで150面までクリアしたけれども、
100以降から急激に難しくなってちょっと涙目。
アップデートで追加のステージが来たけれど、
ケロマツとか頑丈すぎでしょ……。

ケロマツ・イワークにてこずって、そしてミロカロス。お前だよ、みたいな。

で、最近は付き合いでポケモンカードゲームまでプレイしているという。
近所の友達の息子がねー。持ってるけど相手がいないんだーとかね。
そういう誘いを受けたりもします。
かくとうポケモン大好きな自分に気が付いたっていう。
もちろん決め手はルチャブルEXです。
わざわざルカリオ闘ボックス買っちゃったもんねー。
でもルカリオはいないんだ。拡張パック買っても出てこないんだ……。

こんなポケ漬け生活も4月までだ!
だってガールズモードが出ちゃうからね。
楽しみだなーガールズモード。
PR

2015-03-18(Wed)

「リーガル・マインド~裏切りの法廷~」

忙しかった日々が終わり、4月まで小休止。
というわけで久々に(でもないか)一本みた。
リーガル・マインド~裏切りの法廷~

サブタイトルの付け方が良くない。
確かに裏切りの法廷なんすけど、主題はまた別というか。

やりて女性弁護士のケイトは、ある事件で冤罪と気付かないまま
被告を死刑判決にまで追いやり、のちにそれが過ちであったと気が付いた。
ストレスから酒に溺れ、アルコール依存症になり、
仕事もボロボロ、ついでに娘の親権まで失いかけている状態。

保護観察中の彼女は社会奉仕の一環として
ある女性の弁護を引き受けるのだが……。

と言うお話。
ケイトがなかなか可哀想なんスよね。
真面目すぎるせいでうまくいかない典型的なタイプというか。
ちょっと前にみた「デンジャラス・バディ」の主人公とダブる。

殺人犯として収監されていた依頼人レイシーは
看守にレイプされるわ、殺人はしていない、ハメられたのだと涙ながらに訴える。
聞けば聞くほどアラの多い裁判であり、なんじゃこりゃとケイトは憤慨。
レイシーの無罪獲得のために動き出すわけですが、
これがねー、なんかもう全員クズ揃いで(後からしみじみ思う)
まともな人は被害者の母と、ケイトを助けてくれるおっちゃんだけじゃないの?みたいな。

ケイトは頑張ってレイシーを助けますが、
のちにそれが大間違いだったとまたまた判明。
脅されたり、枕を要求されたり、娘に嫌われたりとまあ
散々な目にあって泣いて泣いて、最後にふんがーと立ち上がるのです。

なんだかんだでちゃんと溜飲の下がるつくりでなによりでした。
しかしピュアな人が見たら「法廷腐ってんなー」って植えつけられる気もする。

レイシーさんの演技が素晴らしかったです。豹変しすぎw
にしても何故あんなに検察は雑な捜査をしたのやら。そこだけ納得いかぬ。

2015-03-09(Mon)

「ネブラスカ」「キリングゲーム」

あれこれ作業しながら二本観てみた日曜日。

まずは「ネブラスカ」。邦題は「ネブラスカ 二つの心をつなぐ旅」。

公式サイトのタイトルのロゴとか、のほほんとしたイメージだけれども
これは結構ハードな家族再生物語。再生じゃあないかな。
家族受容の物語ではないでしょうか。

先週観た「サイドウェイ」と、去年みた「アバウトシュミット」と同じ監督ということで
ふかく納得。なんというか、甘い理想のエッセンスを入れ過ぎず、心に残る出来。

「100万ドルが当選しました!」といういわゆる典型的な詐欺の手紙が届き
「当選した」「賞金を受け取りに行く」と言ってきかない年老いた父。
妻が止めても息子が止めても、まったく聞き入れず、高速道路に徒歩で入り込んだりと
どうしようもない。
諌めても諦めないというのなら、気が済むようにさせるしかない。
決意した息子は、仕事を休んで父を連れてネブラスカまで出かけていく……。

という話。

これはアルツハイマーであることだなあ、と最初にまず思って辛い。
お父さんは「人の話を信じやすい」「酒癖が良くない」という設定なんだけれども
状態はそれ以上によろしくなくて、映画なのだけれどもため息が出てしまう。

これはしないようにと言ったことをやり、
ものをなくし、無理して怪我して病院送りになりつつ、
途中で一家の故郷に寄る事に。

言っちゃ駄目だよといわれたそばから、父は「100万ドルが当たった」と周囲に漏らす。
古い知人や親せきたちは、大富豪が現れた!と表面上は祝福してくれるが、
もちろん実際には善意だけの人達ではない。
過去に金を貸した、世話をしてやったからとお金を無心するようになって、
息子の「なにも当選はしていないんだ」という言葉を信じない。

最終的に、当選の手紙が強奪されて、それが嘘だったのだと判明する。
それでも行きたがる父を連れて、息子はとうとうネブラスカへ。


認知症になったとしても、そうでなかったとしても、
タガの外れてしまった老人の相手っていうのは大変なものだと思う。
強く思い込んで現実を認められないし、子供と違って行動力があるから。
最後の最後に、息子はひとつ、父の夢を叶えてやる。
父がどうしてそこまでくじにしがみついたのか、理由がわかったから。
この息子が本当に優しくて、素晴らしいなあと思いました。
本当に結びつきのない親子なら、こうは出来ない。
苛立ちと虚しさ、無力感に潰される人の方が多いだろうなあ……と。

時の流れは残酷なものだけれど、でも、人生って捨てたもんじゃない。みたいな。そんな映画。
全編モノクロなんだけれども、映像はすごく美しかった。
画面の向こうに色が見えるモノクロだなあと感じました。良かった。


次は「キリングゲーム」。
登場人物がめっちゃ少ない。ほぼトラボルタとデ・ニーロ。
二人が森でお互いを狩り合うお話。

かつてある紛争地で、現地の兵士と派遣されてきた軍人として出会った二人。
方や森の中で古傷をさすりながら暮らす生活、
一方は十八年も必死になってカタキの行方を捜していた。

偶然を装って出会い、雨の晩に語り合って、翌朝戦いはスタート!
わあデ・ニーロつよい
って感じで進みます。トラボルタの方が若いし情熱的なはずなんだけど
なんだかんだ老練の兵士にはかなわなかったよ的な。

アクションは時々ピリっとするものの、そう長くはない。あとめっちゃ痛そう。
メッセージはしっかり込められている。戦争はよろしくない。
誰もが傷つくだけで終わる。復讐なんてもう忘れようよ……と。
実際にはもうちょっと深いかんじなんだけれども、
そこに家族愛も詰め込んで85分。短い。
エッセンスをぎゅぎゅっと詰め込んだシンプルな造りなんだけど、
ちょっとシンプル過ぎたかもしれない。
もうちょっと遊びがあっても良かったな、なんて思うけどでも
ここまで無駄なく作れるのもすごいなあと。ちゃんと主題伝わるからね。

なんだかんだロバート・デ・ニーロ。老いてなお健在でした。

2015-03-06(Fri)

「サイドウェイ」「フローズンライター」

二日分まとめて。

まずは「サイドウェイ」。
録画した分であらすじとかをすっかり失念しているので
「おっ、R15+表記だぞこいつはまた残酷表現ありか!」
と思ったら違っていました。エロ。

主人公のマイルスは作家志望の国語教師。
2年程前に離婚して、すっかりしょぼくれた冴えないただのワイン好きなんだけれども
親友のジャックが結婚する前にいわゆる「バチェラーパーティ」的な
独身生活最後の1週間をイエイイエイしようぜの旅に付き合う。
ところがジャックときたら、女とヤリまくるぜ!しか頭になくて……。

というお話。
マイルスはとてもこだわりが強くて、見た目は冴えない常識人。
つまり、イケてない。
ジャックの不誠実な振る舞いを快く思っていないのに、強くは止められない。
よく行くワインの名産地で気になる女性マヤがいるものの
こちらにも強くは出られない。
マイルスの人生を豊かにしてやろうと、ジャックはマヤと付き合えとうるさく言う。

結果的に、ジャックはもうすぐ結婚することがバレて、
よろしくやっていたステファニーさんに思い切り殴られる。
マヤといい感じになっていたマイルスも、お蔭でとばっちり。
なによアンタサイテー男なのね!みたいな。

出版エージェントに「いけるかもしれない」と言われていた小説も、
結局は採用されず、マイルスは全部の夢が破れてしまう。

悲しいほどに、マイルスは普通。すごく常識人で、良識もある。
胸の中に溜めていた怒りをちょっぴり発散して(ワインをたるごと飲む)、
ついでにジャックの大ピンチ(浮気相手の家にサイフ忘れたのを
不法侵入で取り返してくれる)を救ったりして。

最後に「とっておきのワイン」を開けて、一人で飲むマイルスに涙が浮かんだ。
特別な日に飲もうと思っていたワインだけれども、
マヤが途中で言った通り、「ワインを開けた日を特別な日」にした。
元妻の未練から卒業したんだなあ、と。

最後、なんとか一筋の光を掴もうと一歩踏み出したところで終わり。
この終わり方は憎いなあ。
マイルスが幸せになれますように、って思わざるを得ない。
なかなか味わい深い一本でした。


そして「フローズンライター」。
締め切り直前の脚本家が、さびれた元精肉工場に籠もって書き上げようとすると
次々事件が起きて……

と見せかけての、すべて「こんなシナリオどうかな」でしたー!みたいな話。
ただ、最後の最後、本当の結末はめっちゃホラー。ヤバ目。

主人公の「構想」を演じるのが主人公なので、
なるほどなにがどーなってるのかよくわからん 現象が起きてなかなかいい感じ。

そしてなにげに、主人公がE・ファーロング。老けた。見ただけだとわからないぞ!
でもやっぱ上手でした。

問題があるとしたら、全体的にすごく地味なところかなあ。
でもまあまあ、良かったです。はい。

2015-03-04(Wed)

「エリジウム」

エリジウム

なぜかマット・デイモンだと思わなかったマット様主演作。
マッチョの若者感がありすぎたからかな。40過ぎにはあんまり見えなかった。ご立派。
ジョディ・フォスターも出演しているよ!


取り残された汚れた地球と、その上にぽっかりと浮かぶ理想郷「エリジウム」。
宇宙にぽっかりと浮かんだそこは、緑が豊かにあふれ、あらゆる病とは無縁の場所。
一方、荒れ果ててしまった地球では、貧しい暮らしを強いられた人々が
エリジウムに憧れながら生きていた……みたいなSF。

ものすごくスタンダードなSFアクション映画だなあって感心してしまった。
物語は王道中の王道。
選ばれた人々しか行けない素敵な場所があって、
取り残された人々はなんとかしてそこへ潜り込みたいと願っていて
主人公の幼馴染の女性は、子供の病気を治したい(白血病)
主人公は上司の横暴にくるしみ、挙句の果てに「あと5日の命」になり、
エリジウムへ行く技術を持ったアンダーグラウンドなヤツらがいて、
エリジウムのお偉いさんはクーデターを考えていて、
宇宙へ行くためにちょっと無茶をして、
そしたらものすごい強敵が出てきて、
戦いながらなんとか目的地へ辿り着き、
そんで最後、これで「全員が救えるよ!」ってところで
それやったら主人公死んでしまいますよ!って事情がわかって……と。

こうして並べてみると、王道てんこ盛りだなあ。
でも、アクションはなかなか良い感じ。
SFの表現もいい感じで、警備用のロボットなんかもかなり好感触。
主人公が半サイボーグ化して強くなる展開も良かったね。
あの世紀末的なサイボーグ手術も良かったね。
幼馴染とのすれちがい、愛情を寄せ合って互いを思い合うラストも良い。
それで、最後は大団円。スッキリ。素晴らしい。
わかりやすくて、見本のようなSFアクション大作。

肩も凝らずにすいすいーっと見られました。
ただちょっぴりグロ表現あるので注意。