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2015-05-02(Sat)

キラキラコーデ♪

待ちに待っていたドはまり系ファッションコーディネートゲー
GIRLS MODE3 キラキラコーデ」が発売されました。
結構前に。

今回はダウンロード版を購入ということで、
前日からダウンロード開始の、日付変わった瞬間からプレイ開始というスタイル。

どうしてこれの1をプレイしたのか、
正直言って全然覚えていない!
アレルギー体質、アトピー性皮膚炎に長年悩まされ続け、
すぐに結膜炎、鼻炎になってしまう人間としては
ファッションなど二の次、自身の安全こそが第一!という思いで暮らしてきたのに
なぜかひどく心を惹かれてプレイしてみれば即座にドハマリ。

説明の難しいゲームなのです。
やってくる女の子の希望通りにコーディネートしてあげるだけなので。
それがなぜか奥深く、やりがいがあり、幸福感を覚えてしまうゲームになっている。

1ではただ10000点ものリアルなファッションアイテムがあるだけで、
2からはカバンだの男子のコーデも増え、
そして満を持しての3。

基本は変わってないです。あと、アイテムも1・2から使われているものもある。
だけど、なんだかんだで種類が増えていて、
3からはメイクサロンでメイクアップ、美容室でカット&セットも出来て
美のトータルプロデューサーになれてしまうっていう!わお!
男性の客は来なくなり(女の子の付き添いやプレゼント買いには来る)
ピアスの取り扱いが増え、そしてなにより!
ミニチュアハウスを作れるようになってしまうっていうのがすごい。

洋服同様、リアルなのです。いかにも子供むけ~ 適当なオマケ~
って感じではなくて、オシャレなショップにいかにもありそうな!
ジャンルごとにデザインをわけたアレコレが山のように集められるわけです!
しかもいい感じの部屋を作ったら即座に街の住人がやってきて
店長~ あのお部屋素敵~ ちょっと居させて~
って言ってくるっていう。

ゲームの舞台になっているルミナスタウンでは
かわいい女の子たちがいっぱい住んでいて、
みんなオシャレに夢中なわけです。
主人公である自分は、洋服を仕入れ、ファッションに仕える色を探し、
みんなとお茶したりお出かけしたりしながら、
時には悩みを解決しながら幸せに暮らしているのです。

このゲームには、悪とか、嫌な要素がひとつもないの。
時にはわがままなこともいう可愛い女の子たちが
キャアキャア言いながら暮らしているだけなのです。
それがなんだか、プレイヤーにも伝わってきて、
遊んでいる間にハッピーな気分にさせてくるのかなあと思います。

FE同様1年か2年は遊べるコストパフォーマンスの良いゲーム。
お友達のおうちのお嬢さんをハマらせてしまって、ちょっと申し訳ないw

自分では決して選ばないような服も、
あれ、これってひょっとしてアリかもと思わせてくれる
偏見をなくすゲームでもあります。

このキラキラだけで出来ているゲームで、みんな幸せになればいいなあ!
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2015-05-01(Fri)

「青天の霹靂」「ルームメイト」

珍しく邦画を続けて2本観てみる。
まずは「青天の霹靂」。劇団ひとり監督作品。

わたしは「ロバートホール」の頃から劇団ひとりが好きで、
下ネタは基本好きじゃなくて、裸芸、泣き芸は正直頂けないと思っているんだけど
それでも劇団ひとりがなぜかとても好きだったんだけど
「陰日向に咲く」は観てないし読んでない。
あと、大泉洋が好きじゃない。あの「俺って面白いでしょって感じを
出し過ぎずにいる面白い俺がいいでしょ」みたいなオーラが好きじゃないから。

それでも観てみたら、良かった。っていうかうっかり泣いた。
売れない流行らない孤独なマジシャンが、タイムスリップして
自分が生まれる前に飛ぶ話。そこで、自分の両親に出会って……という。
タイムスリップ+家族愛、この組み合わせで考えるとかなり王道な設定。
そこに、柴咲コウの美しさと、劇団ひとりの演技の臭さと、大泉洋のちょいグレ具合と
半端なくどストレートな台詞があわさるとあら不思議……。とても良い作品になったよ的な。

劇団ひとりが演技をしていると、「キス我慢」を思い浮かべてしまうという意見もあり
確かにそれは仕方がないなと思う。あと、ペペとチンが完全にペキパチ先生だった。
中川家の礼二がいないのが不思議なほどにw
でもそれも込みで、劇団ひとりってすごく知的で、エンターテイナーで、
才能にあふれていて感覚の鋭い人なのだなあって思いました。
舞台のセット、スクリーンの中に映るもののすべてが徹底していたし。
ただの「芸人がちょっと芸術家肌を出して撮った映画」では収まっていなかったかなと。
アーティスティックではなかったけれど、まっすぐ正直な気持ちのいい話でした。


で「ルームメイト」。

序盤の雑な描写に「なんじゃこりゃ」って思ってたら、
それも理由がありまして……って感じでした。
むしろ最初に違和感を覚えた方が、最後までみた場合楽しめると思われる。

映画をやる前にビッグコミックスピリッツでコミカライズされていて、
原案はそれと同じだったように思ったんだけどだいぶ違ってた!

事故にあって入院した主人公。家族もあてにできず、経済基盤も不安定。
そこに、自分に親切にしてくれる看護師が現れ、一緒に暮らすことになり……
というお話。

最後は「うわー」ってなるよね。
北川景子の冷たい顔は非常に良いです。
実写版セーラームーンの頃から好きでした。はい。
深田恭子のボインも良かったね。下からみたアングル良かったですね。

ひさびさに「良かったな」って思えた邦画でした、両方。これは幸せな話!

2015-04-26(Sun)

「恋愛適齢期」「華麗なるギャツビー」「ニューヨーク冬物語」「ライフインクライム」

なんだかんだであいた時間に4本も観ていた一週間。

まずは大好きなジャック・ニコルソンが出てる!
「恋愛適齢期」
若い子大好きなオヤジと、恋愛なんてもーこりごり!と言いつつ
若いイケメンに言い寄られてうふーんてなっちゃう奥様のラブストーリー。
「最高の人生の描き方」と同じな感じかなあ。
袖にされちゃうキアヌ・リーブスがちょっと気の毒な、
かなりどストレートな熟年ラブコメディで、
話自体は全然好きじゃない感じw
ただ、観ていて、うわージャック・ニコルソン素敵だわー好きだわー
って思いました。あの顔がかなり好きです。


華麗なるギャツビー
脂の乗り始めたレオナルド・ディカプリオ主演。
タイトルに反して、かなり切ない内容の話。
リッチですごいと噂のギャツビー、ということで
隣人のニックが「どんな人かしら」と気にするところから始まるんですが
その噂のギャツビーが登場するまでめっちゃじらしてくるのです。
30分くらい待ってようやく登場ディカプリオ!カッコいい!
トビー・マグワイアがまたいい味を出していて、見応えあり。

話はいわゆる「悲恋」ものでして、
かつて愛していた二人が戦争によって引き裂かれ、再び出会うけれども、
男には実は隠された過去があり、いざこざがあって、そして……みたいな。

改めて、ディカプリオはいい役者なんだなあって思いました。
激昂するシーン。あの時の出している空気が素晴らしい。
最後、命を落とすシーンも美しかった。とにかく、美しく撮られた映画だった。
テーマもよく伝わってきたし、いい映画だったなあって。思います。


次、「ニューヨーク 冬物語

ツイッターで「この映画がヤバイ」みたいなブログ記事をみたのがきっかけ。
わけのわからないことが書いてあったので「またまたー」なんて思ったんです。
そういうのって、案外いい映画だったりするじゃん?みたいな。

今回は私が間違っていました。

愛の奇跡、命のもった大切な役割、運命を繋ぐ見えない糸……
みたいなロマンあふれる物語なんだと思います。本当は。
原作もあるみたいだし。でも、今回のこの映画はなんでこうなったんだろーな?

ツッコミたい部分は数あるんだけどね。
まず、悪側の人達。弱すぎw なんかないの強い技とか。
馬がぱーんてしたら全員わー! みたいなばかっぽさでビックリ。

ヒロイン。肺結核で余命いくばくもない儚い命。なのに超元気!
ピアノめっちゃエネルギッシュに弾いてる。
あと、熱が下がるからーって薄着でテント生活+水風呂×雪の上を裸足で歩く。
主人公と結ばれてキャッキャウフフしてたら突然死ぬ。どーした。なんだこれは。

主人公。髪型なんとかしろw

ヒロインの妹。100歳越えで若すぎるだろ!

とりあえず以上ですが、豪華キャスト過ぎて笑えないのが辛い。


「ライフ・オブ・クライム」

仲が険悪になってきた夫婦の、妻が誘拐される。
だけど夫には性悪の愛人がついていて、誘拐犯たちもなんやかんやでドタバタしてー

みたいなコメディ。おかしいな、あらすじみた時はすげー面白そう!
って思ったはずなんだけども。

夫が持っている隠し口座についてすべて調べ尽くし、
誘拐犯は脅迫を行う。でも愛人が「相手にするな」と電話を取り次がないし、なかなかの難敵。
妻には言い寄っている男がいて、犯行現場を目撃するも通報せず。
誘拐の手伝いをさせるためにちょっと危ない男を仲間にしたら
マジで危ないやつで最後は大暴走……
と、うまくいくはずだったのに誘拐犯、大失敗!
しかもやたらと紳士なもんだから、愛人とよろしくやってた冷たい夫よりも
犯人たちと仲良くなっちゃった~♪ みたいな。

コメディなんだけども、そこまで間抜けな展開はなく、
ちょっとリアル過ぎたのかもしれない。すべての要素は悪くないのに、
実際あったらこんな感じだよねってなモードでシリアスに撮り過ぎたのかなあ。
コメディらしくもなく、かといってまったく面白くないわけでもなく。
どっちつかずの半端な作品になってしまった印象。もったいなかった。


とりあえずニューヨークだなあ。ビックリしちゃった。

2015-04-17(Fri)

「俺たちスーパーマジシャン」

「俺たちスーパーマジシャン」

これ系のタイトル結構多いなあ、なんて思いつつ、
マジシャン版を観てみた。

小さい頃、誕生日にもらった手品セット。
そこから簡単な手品を覚えて、学校で披露したら、
友達が出来て……。周囲からいじめられていた二人の間には友情が芽生え、
バートとアントンは二人組のマジシャンとして、ラスベガスでショーをしている。
有名でリッチな二人だが、もう30年も一緒にやっていて、
そろそろお互いに飽き飽き、みたいなところから物語はスタート。

古き良きといえば聞こえはいいものの、バートたちのマジックはちょっと古臭い。
そこに、過激さを売りにした新手のマジシャン、スティーブ・グレイが現れる。
WEBで過激動画を垂れ流すスティーブの方が注目を浴び始め、
二人の舞台は客が減り、自分達もなにか話題を集めようと
体を張った催しをするが失敗、仲も険悪になり、リッチな暮らしは終わりを迎える。

長い間いい暮らしをしていたせいで、突然の無一文生活にバートは慣れない。
仕事を求めてあちこちまわり、辿り着いた先は老人ホーム。
そこで、昔憧れていた「手品セット」のひとに出会って~~~

みたいな感じ。
最後はもちろん、友情を取り戻した上、過激なだけで人間的にはいただけない
スティーブも倒すよ、みたいな。

話はベタ過ぎであり、スティーブの最後は正直「それどーよ」なんだよなあ。
マジシャンなのか、ただの過激なユーチューバーなのか。
曖昧な位置づけ過ぎてちょっとね。
ただこのライバルのスティーブをやっていたのはジム・キャリーで
やっぱちょっとヘンテコな役やらせたらすごいなあって思います。はい。

作品そのものは、もうちょっとなんとかなっただろと言いたい。
最後のキャストのフォントとかは良かったです。
あと、ホテルが爆破されたシーンはちょっと良かった。

2015-04-16(Thu)

「マーサ、あるいはマーシー・メイ」

映画を観ました。
マーサ、あるいはマーシー・メイ

あらすじがとても「ヤバそう」だったので観てみる。

とあるカルト集団に身を置いていた主人公マーサが、
逃げ出して姉のところに身を寄せるも、
過去に体験した異常な日々がフラッシュバックしてきて……

みたいな話。
公式サイトにある通り、
「マインドコントロールの状態にあった女性が逃げ出して
 まともな社会に戻った最初の二週間の話」
でした。
ノンフィクション風のフィクションかなあ。
マーサという主人公に
「こういうことがあって」「最終的にこうなった」
という作りの話ではなく、
異常な集団のマインドコントロール下にあった若い女性が
普通の社会に戻ろうともがき苦しむ様子を見せて、
それがどんなに困難か見せるような、そんな作りの映画でした。

マーサは過去につらいことがあり、自分を変えたいと望む若い女性で
これこそが正しい道なのだと信じて怪しげな男に連れられて共同生活を始めます。
集まった人々は「みんなで愛し合い、共有し合う」といいつつ、
基本的にはリーダーの言いなり。
女性はみんなリーダーのものにならなければならないし、
一切の自由も贅沢も許されない。
名前すらも「マーシーがいい」と変えられるし、
でも、殺人も厭わない異常さに気が付いて、マーサは逃げ出すワケです。

疎遠だった姉のもとに身を寄せ、
家族は他にいないから、姉もマーサを心配するんだけれど、
あまりにも異様な行動の数々に姉妹の間には溝が出来ていく。

過去にあった出来事と、現在進行形が交互に織り交ぜられて、
マーサがどんな体験をしてきたか、今の異様さの理由が少しずつわかっていく、
というだけではなくて、
彼女が身を置いていたへんてこな集団からの扱いと、
身を寄せた姉の家で受ける義兄と姉からの反応は
そこまでかわりはないんじゃないか的な、
そんなギリギリさが描かれているんじゃないかなあ……なんて。

観ていてハラハラしてしまうのはそのせいなんでしょうね。
カルト集団のリーダーから受けた性的な暴力と、
義理の兄が示そうとする「親愛の情」っていうのは全然違うんだけども、
受け手の心理状態によっては「同じセクハラ」になってしまうというか。

うまく説明ができないんだけれども、
マーサがいかにまともではないかを、
映像でソリッドに描き出しているのだなーと思いました。
ただ、あんまり気分のいい映画ではないので、何度もは見られないと思う。

「ここではこどもは男の子だけ」っていう言葉の意味を
考えるととにかくおっかない。そういう映画でした。