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2024-09-29(Sun)

ハーヴェステラ

前回の記事で途中で止めたと言いつつ、結局「ハーヴェステラ」をクリア。
 サブクエストで繰り広げられる小話が似たり寄ったりな上、ひとつひとつが長くて嫌になっちゃったんですが、途中で主人公の選択肢に深い意味がないのだと気付いてからは、連打で乗り越えるようになり、なんとか最後までやれたという感じ。

 季節と季節の間に「死季」と呼ばれる、人体に有害で外に出られないわ作物は枯れるわの時期があるという世界観のお話。
 誰も外を歩けない死季の中、行き倒れていた主人公。記憶はなく、小さな村のお医者さんに救われ、町はずれの空き家で暮らすことに。
 そこから始まる、謎の少女との出会い、仲間たちとの邂逅。
 与えられたお家で農作業に勤しみつつ、世界の謎に迫るファンタジーRPG!
 って印象ですが、実際にはごりごりのSFでした。

 戦闘つきの牧場物語こと、ルーンファクトリーの亜種のようなこの作品。
 農作業よりはストーリーに重きを置いてあり、仲間たちとの絆を深めながら進めていく感じ。
 グラフィックは美麗で、キャラクターデザインも凝ってる。
 世界観は非常に趣味的で、作りこまれており、ファンタジーSFとして頑張ってるなという印象。
 仲間との絆が大好物の人には嬉しい内容なんじゃないのかな。
 自分はこういうワイスピ仕様の話は好みではないので、ハマりませんでした。

 かなり頑張って作っているんだろうけど、問題点もかなり多かったと思います。
 四季をテーマにした物語であり、農作業&バトルが土台にあるのはわかるんですけどね。
 農作業があるゆえに一日の中で時間の流れがあるのが、第一の問題点。
 主人公は夜遅くまで作業していると、眠くなっちゃうし、深夜になると倒れて寝ちゃう。
 その仕様が外歩き、ダンジョン探索中にも適用されているので、進んでいる最中に眠くなっちゃうわけです。
 どんなにシリアスな雰囲気であっても夜になったら家に帰って寝ちゃう。シリアスな雰囲気ゆえに、これがどうにもひっかかる。
 
 そんな健康的な主人公は家の庭で農作業をするんですが、これが儲からないっていうのが第二の問題点。
 戦闘で受けたダメージを回復するのは料理なんだけど、これは外では買えない。基本的に家で自分で作るしかない。
 そのために、農業をしている感じが否めない。
 農作業は少しずつラクになっていくし、畑のレベルが上がれば儲けは出せるようになるけど、採れた物そのまんまだとあんまり高値で売れないんだよね。
 だけど、あれこれパワーアップするにはものっすごいお金がかかる。パワーアップしないと勝てない。勝つためにはクエストをこなしていくしかない。

 ここで更に問題になるのが、料理での回復の仕方と、クエストの面倒くささ。
 
 主人公には腹減りメーターみたいなものがついていて、なにも食べずにいるとスタミナが回復しない。なにかしら口にしないと最終的には剣を振ることもできないし、キノコを拾うことすらできなくなる。なので料理を作るんだけど、満腹度も設定されているので、無限に食べることはできない。
 なので激しい戦闘になると、大幅に回復する料理は何度も使えないので、かわりにジュースを飲むことになる。
 ジュースはなぜか満腹にならないので、何杯でもいける。
 なのでこのゲームの戦闘は「敵にやられないようにジュースを飲む」ものと化している。

 戦闘のもう一つの問題点として、敵の攻撃を基本的には避けられない、というものがある。
 そう。避けられない。避けられる攻撃もあるはあるけど、ほとんど避けられない。
 そして、戦闘は二人まで仲間を入れておけるんだけど、敵はものすごい勢いで主人公を狙ってくる。
 特に「FEAR」と呼ばれる強敵は主人公しか狙わない。どんなに逃げても追ってくるし、仲間を盾にしようとするとわざわざ回り込んでまで主人公を叩きに来る。
 頑張って仲間を盾にして遠距離攻撃しようものなら、どんなに近くにいてもリポップしてなぜか初期状態に戻ってしまう→HP全快になってる→飲んだジュースはすべて無駄になり、やる気がそがれる。
 どんなに盾にしても仲間はさほどダメージを受けないのに、主人公はガリガリに削られていく。死ぬと何故か家の前に倒れており、お医者さんに嫌みを言われるっていう。

 レベルが上がればダメージは減るけど、防具だの防御スキルだのはなく、とにかくジュースを飲む以外に生き残る手段がなくて、強い敵との戦いは自動的に嫌になってしまう造り。
 場所によってはこの強敵まみれになっているし、倒しても再訪するときっちり蘇っているからね。
 この仕様はちょっとないんじゃないかなって思う。全然楽しくない。
 ダンジョンに向かう時は絶対にジュースを3~40杯持って行かねばならず、ジュースは自分で作るしかないし、後半にならないと量産もできないし。
 どうしてこんな仕様にしたのかわかりませんでした。


 お金を稼ぐためにはサブクエストをこなすのが必須なんだけど、街の人達の頼みごとがとにかく全部似通ってて飽きてしまうのがもう一つの問題点。
 主人公はどうしようもなくいい奴体質らしく、困りごとを聞いたら絶対に助けると決めてしまう。ここで更なる問題点が出てくるのだが、それが、「選択肢に意味がない」問題。
 たいていが二択、時々三択で会話に対するアンサーを選ばされるんだけど、内容が全部同じなんだよね。
 「一人で無理しないでね」か「いつでも頼ってね」。
 「自分で良ければ手伝うよ」か「頑張りすぎないでね」。
 と、NOがない。絶対に断れない。相槌のバリエーションに過ぎず、その後の展開に影響なんかカケラもない。面白くねえ。
 で、サブクエストがいちいち長いんだよね。みんな、困りごとがあると持ち掛けた後、素直になれなくてこじれるとか、記憶がないまま判断がつかないとか、自分さえ我慢すればいいんだとか、全員やたらめったらグジグジして、主人公を次の場所に呼び出してくる。
 ダンジョン内に目的の人物を探しに行くと(具体的にどこにいるかわからないことが多く、見つからない場合かなり探し回る羽目になるパターンが多い)、クエストのマークがついた人物が見つかるんだけど、それがまた別なクエストの始まりだったりすることも多々あった。
 モブがみんな似たり寄ったりなので、やっと見つけた!と思ったら別人で、新しい依頼を受ける羽目になり、なんてことも何度もあって、同じようなキャラ劇を見せつけられる羽目に。
 この内容が本当に似たり寄ったりなのが、本当に嫌になってしまう原因になった。
 キャラクターのモーションのバリエーションが少ないのも影響していて、全員でいっせいに同じ動きされるのがね。シリアスなシナリオに合ってなくて、茶番感がすごいなって。

 で、無関係の新たなモブに邪魔されている間に眠くなっちゃってさ。
 家に帰ってから農作業して出直ししてさ。

 クエストの邪魔になっているのが、街の造りがやけに入り組んでいること。
 ダンジョンならばまだ、迷いやすくても構わないんだけど。
 街までやたらめったら入り組んでいて、なにがどこにあるのかわかりにくい。
 最初の村ですら、入口からもうカーブだし、道を放射状に配置したり、とにかくどことどこが繋がっているのか把握しにくい造りになっている。
 マップは表示されているけど、自分の周囲の一定の距離までしか出ていない。全体マップは存在していないので、めちゃくちゃわかりにくい。
 どこどこで待ってるよ、って言われたけど、どこにいるんだよ……と途方に暮れることも結構あって、意地悪だなあって思ってしまうっていうね。
 
 そして、メインのシナリオはかなり壮大かつシリアスでハードなSFなんだけど、パーツパーツが大雑把というか。
 全員がみんな、主人公はいい奴で大変なお節介焼き、お前の為なら命かけるよ、水臭い!みたいなテンションに勝手になってしまうのも、なんというかね。こういうノリが好きでないとキツイよねっていう。
 
 メインの壮大なシナリオに関しても、とあるキャラクターのイベントで盛大なネタバレというか、大ヒントをかましてくるので、見た人は全然びっくりしないのでは、という感じ。
 キャラクターたちとの絆も深めないと主人公が強くならないので、やらなきゃいけないし。
 強くなってないとほら、ジュース飲んでも死んじゃうからさ。
 
 とまあ、散々書きましたが、グラフィックとか音楽は良かったのではないかと思います。
 音楽は壮大な印象のものが多くて、ちょっとやりすぎかなって気もします。
 主張が強すぎていたので、もう少し強弱つけるといいんじゃないかなって感じだけどね。
 
 というわけで「ハーヴェステラ」は、死なないようにジュース飲んで眠くなったら寝に帰るゲームです。
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2024-09-13(Fri)

「ファミコン探偵俱楽部 笑み男 / パラノマサイト」

アドベンチャーというか、推理系ゲームを遊びました!

 ひとつは「ファミコン探偵俱楽部 笑み男」。
 任天堂から大昔にリリースされたファミコン探偵俱楽部のまさかの復活・三作目。
 1作目、2作目は友達の家で遊んだことがあったなあ、という感じ。
 ディスクシステムってわかりますかね。ファミコンの増設機器なんですが、見た目はファミコンのままです。容量とか増えてる感じかな。
 主人公は事件に巻き込まれ、探偵事務所のうつぎ先生の助手として走り回り、真相に近付くというタイプのゲーム。
 場面ごとにカーソルであれこれ調べて、出て来た人物に話を聞いて推理を進めていくというやつです。

 今回はフルボイス、泣いている女の子に話しかけてくる紙袋をかぶった男の都市伝説をモチーフにした殺人事件が起きて、探偵の立場で捜査を進めていくっていうシナリオです。
 実写のCMが非常に良い感じでしたが、本編は万人向けのシンプルな感じの絵でした。
 システムは完全にファミコン版のままで、ファミコン探偵俱楽部の三作目というスタンスがものすごく強い、正統派の捜査、推理系のアドベンチャーに仕上がってました。

 笑顔の描かれた紙袋をかぶせられて死んでいた男子中学生が発見され、警察とは違ったスタンスで捜査をしていく主人公たち。
 過去の二作をやっていた方が、キャラクターのひとりごとについては理解できそうな感じ。
 一作目から主人公と相棒のあゆみちゃんは変わっていないので、そういや主人公の人生結構やべえなって(記憶喪失で倒れているところを探偵の先生に救われるとこからスタートし、衝撃的な正体がわかったりもする)思っちゃいました。

 ものすごくオーソドックスなゲームであり、事件は結構複雑ではあるのですが、すっきりするかと言われると……って感じの結末でした。自分としては。
 完全な真相はクリア後の空木先生の調査報告でわかりますが、こちらはほぼ見るだけで終わっちゃうので、若干の消化不良がありました。
 でも同時進行で捜査していくのもアレかなあってのは、理解ができるかな。
 内容も結構な落差があり、精神的グロさがヤバかったです。
 私はボイスを全部丁寧に聞くタイプではないので、そのせいでプレイ時間がかなり圧縮されちゃったみたいでした。あっという間にクリアしちゃってね。
 登場人物の中では圧倒的にばさっちがイカしてましたが、やや物足りないです。
 あと、声優さんにはあまり興味ないんですが、KENNさんの声が好みなのかなと今回思いました。


 で、物足りなさから手を出したのが「パラノマサイト FILE.23 本所七不思議」。
 東京都墨田区を舞台に、呪いの力を手に入れた登場人物たちが駆け引きをしながら真相に迫るアドベンチャー。「428」的なキャラクターのザッピングが必要で、こたけ正義感のゲーム実況を見て面白そうだと自分でもプレイしてみました。

 価格からなんとなくわかってはいたんですが、小ぶりなゲームでした。
 小さなホラー版428みたいな感じ。
 ある夜、本所周辺に伝わる七不思議について調べにやって来た男女が、突然の怪異に襲われ、なんとか回避しようとするところからスタート。
 他人を呪い殺すことで生き返りの力を手に入れられると知った者たちが、それぞれの思惑を胸に夜を駆け巡り……。

 とにかくネタバレしちゃうとこれから遊ぶ人に大迷惑な内容で、それほど語ることはありません。
 雰囲気がとてもよくて、キャラクターデザインも非常に好みで良い感じでした。
 とはいえ、プレイヤーの敵になるであろうキャラクターへの嫌悪感はかなりのものでして。
 あと、真のエンディングを迎えた後の気持ちは、なんとも言えないものがありました。



 2本ともスピードクリアしちゃったんだよね。

 なんか物足りなくて、家にあった「ハーヴェステラ」というゲームにも手を出しました。
 こちらはルーンファクトリー(戦闘ありの牧場物語)的なシステムで、農作業をしつつ世界の謎に挑む感じのSF入りファンタジー。
 しばらく遊んでみたんですが、自分には合ってないようで、中断しちゃいました。
 
 来月メタファーが出るので、そちらを楽しみに待ちたいと思います。

2024-07-20(Sat)

エルデンリング DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」

エルデンリング」の追加ダウンロードコンテンツをプレイしました!

メガテンVVを終えたら遊ぼうと思っていたものの、エルデンリングの操作は難しいんですよね、私にとっては。
なのでちょっとリハビリしなきゃと思っていたんですが、さすがに散々やりこんだお陰か、随分間が空いた割にすんなり操作できるようになりました。

保存していたセーブデータがどんな状態かさっぱり忘れていたのでまずは確認。
追加DLCを遊ぶための条件(ラダーン・モーグ撃破)は満たしてました。良かった。
少し動かしてみて、どうやら2週目のデータで、本編で手に入れられる防具はコンプ済。
エブレフェールに辿り着いているものの、マレニアまでは行ってない。
モーゴットは倒して巨人の山には着いているけれど、着火はまだ……みたいな感じ。

本編は結構頑張ってやり尽くしていたので、これはもうDLCに挑むだけだということでスタート。
影の地に足を踏み入れて、おそるおそる歩いて行ったらなんらかの敵に絡まれ、10秒くらいでDIE。

いや、びっくりするね。左前方に真っ赤に燃え上がるなにかが見えたので右寄りに歩いて行ったら、奇妙な動きをするなにかにやられてしまった。
気を取り直してじわじわと移動し、奇妙な敵に絡まれるもなんとか撃破。
その後も野生児みたいな敵に教われたり、暗い教会に辿り着いたり、地下の中ボスに全然勝てなかったり、ファイアーバスケットジャイアントにぼうぼうに燃やされたりと散々w

それでも少しずつ世界に慣れていって、プレイは無事に進行していきました。
あちこちに佇むNPCたち、新しい街やダンジョンに寄って、攻略して。

全体的な印象としては、本編のパラレルワールドみたいな雰囲気だな、なんて思いました。
NPCが結構みんなまともにしゃべってくれるのと、敵の強さがね。
もちろん、本編でそこそこやれてないとたどりつけないところなんだから、敵が弱いっていうのはないと思う。そこは納得してる。けど、モブであっても攻撃力がものすごく高く感じて、消耗が激しかった。
避けるのが下手なだけなのかもしれないけどね。結局アクションが苦手だから。
この手のゲームでプレイしているのはゼルダの伝説くらいなのでね。

で、じわじわ進めていって、今日無事にラスボス倒しました。多分。ラスボスだと思うやつ倒せた。

マップはそこそこの広さで、更に上下に層があって、奥深い造り。
ただ、本編を結構遊んだので、柵が壊れているところは下に行けることがあるとか、この辺になんかありそうだ的な勘が働き、割と隅々まで探索できたのではないかと思う。
ラストダンジョンは高低差がすごくて、隠しルート、そこ行けるのか……と思いつつも大ジャンプ。あとね、敵が強い。固い。固いというか、隙がない。なかなか祝福に辿り着けなくて泣きそう……。と思いつつ、結局次の日はちゃんと行けるっていうね。
よく訓練されたなと自分で思いました。

まずはあちこち探索をして、ボスが出そうなところは後回しにしてという感じで進めたので、一度猛烈なボス戦の日が出来たのも面白かった。
一日でメスメル、ガイウス、影樹、メーテール、ミドラー、ベール倒しちゃった、みたいな。
一度で倒せたボスは獅子舞×2と、メーテール、泥濘の騎士だけ。
あとは敗戦後に効きそうな武器を考えて、防具も変えて、調整してなんとかという感じ。
本編でのラダーンやマレニアのようにいつまで経っても倒せないやつはいなかったので、この辺もやはり訓練されたなあ、と思ってしまう。

NPCはこまめに会いに行ったお陰かあれこれ話が聞けて面白かった。
けど、ムーアが早々に離脱してしまったのは多分選択肢を間違えたのだと思うし、メインっぽい針の騎士レダに関しては、いや粛清とか……と思って全部聞き流してしまったというね。
手を貸していたら変わっていたのかな。
気にはなるけど、周回すんのは辛い。

マリケスの手前のツリーガードがめっちゃ苦手でさ。
あいつなんであんなに強いのかなあ。

にしても、ラスボスにはいろいろと思うところがあり。
ユミル卿の存在がなんともいえず心に残る。
ミドラーもそうだな。あんなところで悲鳴をあげながら暮らしてたんだな、って。
アンスバッハの過去とか、ダンについてもっと知りたかったとか。
メスメルについても、あれこれ気になることがたくさん。

神人ミケラについても、ああいう風に生まれついて、あの世界で生きるなら……みたいな気持ちになりました。
マリカの過去も相当ヘビーそうだし、いわゆる「考察」が止まらないゲームだなあって感心しきり。

にしても、青海岸、巫女の村はきれいだった。
暗くてズシンとしてるところも多かったけど。
あと、ファイアーバスケ巨人がすごかった。

始まってすぐのファイアー巨人、後から特攻して倒しにいったんだけどさ。
頭のカゴに入れられて洗濯されても、絶対死ぬ訳じゃないってわかってビックリしちゃった。
褪せ人、すごいタフ!

そういえば一頭、暴れん坊の赤い熊を倒してない気がするんだけど。
そのくらいはまあ、いいかなってことにしておこうかな。
さすがに戦闘戦闘でちょっと疲れたので、ゲームは少しお休みしようと思う。
俺は熊になりたい。けど、熊とやり合うのは大変だからさ!

次はメタファーかなあ。

2024-07-07(Sun)

真・女神転生V Vengence

Vも遊びつくしたはずなのに。
いや、遊んだからこそ結局「真・女神転生V Vengence」で遊んでおりました。

Vで語られたひとつの世界の終わりにいろいろとプラスし、更に全体的に遊びやすくしたパワーアップ版。
Vはグラフィックも凝っていたし、遊び心地も良かった。
これまでのシリーズのとっつきにくさを払拭していたんですが、軽快さもかなりあがってた印象。
3Dのマップがかなり入り組んでいたので、マップ内ショートカットの追加は最高にありがたかった。
今回最初の分岐として「復讐の女神編」が組み込まれているんですが、そちらのシナリオはまあまあかな。
いつものように3つに分岐すると思ってたんだけど、2つでしたね。
なので結末は本当に極端な差が出た感じ。
二人の女の子がずっとついてくるのがちょっとめんどくさかったかな。
イベントで選んだ選択についていちいちコメントしてくるんで、うるせえなと思ったことも多々ありました。

悪魔の追加もなかなかいい感じで、特にアマビエが可愛かった。
復讐編を選ぶと新宿でマップナビになってくれるんだけど、まあとにかく可愛い。
これまではデカラビアがナンバーワンだったんだけど、アマビエの方が僅差で上かも。
V本編の「創世編」だと出てこないのでちょっと寂しい。

合体事故の確率を爆上げする神意も活躍したかな。
満月で試してみたら、3/3で事故ってアマビエが爆誕してびっくりしてしまった。

V本編も無印の時よりもシナリオが細かく追加されていて、かなりあっさりしていたルートごとのヒーロー3人がいろいろ語っていたようにおもいます。
が、復讐編での扱いはちょっとなあ。
太宰はいいとして、他の二人はちょっと扱いが悪くないかなと。
太宰は見た目の変化がちょっと、悪すぎるんだよね。
もっとピュアな顔になった方がヤバみが増しててよかったのではと思ってしまう。

3の主人公が出てきたのと、4のファイナルでそういえばあれこれぶっ殺したな……と思うと、Vはその後に現れた世界線のひとつなのかな、という気分に。
東京は何度でも滅びるし、誰かの力で蘇るのかもしれない。

今回、エルデンリングのDLCと発売日が近くてどっちで遊ぼうか迷ったんだけど、結局メガテンで遊んでしまいました。
遊んでいるうちに、話自体はほぼ同じだな、なんて思ったり。
世界が危うい状態で、新たな王が必要で、王になるためには誰よりも強くなければならない。

おんなじだな。


にしても、隠しボスが強くてね。
シヴァはぎりぎり勝てるんだけど、人修羅とマサカドはちょっと厳しくないかな。
あと、推奨レベルは控えめなのに、ダグザがあまりにも強い……。
とか言いつつ、しっかり遊びつくせたかなと思います。
正直、創世モードで生き抜ける気がしない……。
なので一旦ここらで終わりにして、エルデンリングを遊ぶためのリハビリをちびちびしていこうかなと思ってます。
操作、完全に忘れちゃったからさ。

2024-05-09(Thu)

龍が如く7 光と闇の行方

年度末~はじめにかけて、まあまあ忙しかったり生活がガラっと変わって落ち着かなかったりでなんの活動もしてませんでしたが、最近やっと余裕が出て来て「竜が如く」を遊んでみました。

もう8まで発売されているんだけど、今回遊んだのは7。家にあったから……。
1~6はやったことがなくて、主人公が桐生ちゃんと呼ばれていることだけ知ってる程度。

7は新たな主人公を据えてってことらしいので、とりあえずプレイ。
中井貴一が出て来て、お、中井貴一だ!ってなり、堤真一は名前が出て来なくて焦るというね。

神室町でシノギをどうのこうのしている小さなヤクザ、荒川組の一員だった主人公春日一番。
ソープランドで生まれて両親の顔は知らず、歓楽街で生まれた店の店長に育てられたという身の上。
ある日出会った荒川組長に深い恩義を感じた一番は荒川組に入り、同じ年の組長の息子の世話なんかに明け暮れる非常にまっすぐな性格のきれいな目をしたヤクザでね。
ところがある日、同じ会の仲間のヤクザを沢城のオジキがうっかり殺しちゃう事件が起きて、一番が身代わりになって殺人罪で収監されることになってしまう。
15年の刑期がケンカしたせいで延びちゃって、合わせて18年のお勤め。
お前の帰りを必ず待っているという親分の言葉を信じてシャバに出てきた一番だったが、迎えはなし。代わりに現れた元警察官のおじさんにあれこれ言われるも、親分会いたさにはっちゃけ。最終的にバーンと撃たれて捨てられ、ぎりぎり命を救われてホームレスに。


というお話。
主人公一番はあっさりホームレスの身になるが、何故親分が自分を撃ったのか、18年の刑務所暮らしの間に一体なにが起きたのか、探っていくというドラクエ味配合のRPGなのです。


シリーズをプレイしたことがないので、世界観を語るのはやめとこうかなと思います。
現代日本が舞台だけど、メインはギラギラとした裏路地の向こう側で、生々しい風俗店の看板が目に入る街並みがね、よく作りこまれててすごかったです。
看板の色味とか、ランプの付き方とか。
これって本当はいいんだっけ?ってサービスや働く人たち、裏社会とのかかわりなんかもしっかりがっつり描いてて、法律と現実のはざまのグレーゾーンがテーマの一つとして掲げられていたりもして、なかなか面白かったです。

登場人物も個性的だし、フザける部分は行き過ぎた不謹慎さで、思い切りがあって良かったなと。
ゲームとしても細かい部分がいちいち奥深くて、ミニゲームは正直入れすぎだと思った。
寄り道部分があまりにも膨大なので早めに諦めがついて、プレイ時間もごく平均で終わることができました。

主人公の春日一番は本当にまっすぐでいい奴で、横顔がライオンみたいでカッコいい。
血縁者がいないというか、まったくの不明なせいか人懐っこいところがあって、時々それがすごく寂しいというか、可哀想に感じるというね。
この春日の生い立ちから、ドラクエ風味がゲームに混ざってくるんだけども、その辺がこのゲームの世界観に生クリームみたいな効果を出しているのかな。不思議な遊び心地だった。

ストーリーについてはなにを言ってもネタバレになってしまうな。
だけど最終的に、ワイルドスピードみたいだなって。
仲間うちであれこれした挙句に絆が出来て、問題解決していくファミリー志向なところがかなりワイスピ味がある。ものすごく正直に言うと、あんま好きじゃないw
一番の熱い男ぶりは好きなんだけどね。

ちゃんと最後までプレイしてクリアできたので、出来はすごく良いゲームなんだけども。
カメラワークはもうちょっとなんとかならなかったかな、と思う。
バトル中はカメラがぐるぐる動いてしまいやすいので、遊んでいるとどうしても酔っちゃう。
カメラワークが最も駄目だったのが、ミニゲームのカラオケ。
流れてくるボタンを決まった位置に来た時に押すタイプのリズムゲームなんだけども、背景がずーっとぐるぐる回ってて、かなり酔いやすい仕様でね。
カラオケは二度とやらない、というか、出来ない。できなかった。
町中に配置されているミニゲームの種類がとにかく多いんだけど、パチンコパチスロはやらないし、野球、ゴルフも普段から触れてない。将棋も勝てない、おいちょかぶとかカジノでの賭け事も気が進まず。もったいないけどほぼやってない。カートもマリオカート気分でやると全然うまく動かないしね。
前のめりに全部やれる人がうらやましい。でもいくら時間があっても足りなさそうなので、もう手を出さないのがいいんじゃないかなと。


あちこちで出てくる敵のスジモン……「その筋の者」も、振り切りすぎててちょっとね。
笑っていいやら悪いやら。
面白いんだけど、乗り切れない部分もあって、いざヤクザ同士の抗争は結構ガチだし、死屍累々だしで、心の持って行き所がわからないゲームだなって思いましたとさ。


次は女神転生Vの補強版か、エルデンリングのDLCかな。
アトラスから出る「メタファー」もかなり気になってきました。
映画も観たいんだけど、続きも書きたいし。もっと時間が欲しいなー。