一年は終わりますが、今年も「趣味:映画鑑賞」継続中。
一度も映画館に行かなかった一年でした。
なんでかって、ラインナップがね。
生活の時間帯にも変化があったせいで遠くの映画館に行くのが難しくなって。
で、近くにある映画館は、より家族向けの日和ったラインナップになっちゃったからね。
アニメと漫画実写化作品ばっかりで、見に行きたいものがない。
見たいものは行けない時間帯にやってる。そんな感じで、残念ながら映画館に足が向かず。
NetflixとWOWOWのお陰で映画には困らず、なんだかんだ今年は243本も観てました。
いやー、観たなあ。外に行かないと観る時間が増えるもんすね。
今年も、古いものから新しいものまで、いろんな映画を鑑賞しました。
観て良かったなーって思ったのは、新しいものだと「フリー・ガイ」。
もっとオモシロ系映画かと思いきや、結構エモーショナルな造りだった。
「ミッドサマー」と「ヘレディタリー」もお気に入り。
劇団ひとりの撮った「浅草キッド」もなかなか良かった。
大真面目な作品にいいものが多くて、
「スペシャルズ!」とか「GIRL」、「だれもが愛しいチャンピオン」
「ピーナッツ・バター・ファルコン」「聖なる犯罪者」
「家族を想うとき」「幸せなひとりぼっち」「JUDY」、
「ブラインドスポッティング」「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」あたりが刺さりました。
あと、古いやつは「海の上のピアニスト」。もっと早く見ればよかった……。
いわゆるシリアル・キラーものの印象も強いです。
「テッド・バンディ」「フリッツ・ホンカ」「ディアスキン」。
テッド・バンディはおいといて、フリッツ・ホンカの臭いは異常だったなあ。
映画なのにものすごい悪臭を感じられる、ものすごい作品でした。
ディアスキンのクレイジーぶりは、かなり大好きです。
ヤバみの純度が高すぎるというか。川の水を飲むシーンが素晴らしい。
あと、面白さはおいといて、なんか好きな映画もいろいろ。
「ずっとお城で暮らしてる」 タイトル含めてなんか〇。
「サスペリア(2018リメイク版)」 新解釈がトガりすぎだと思う。
「ヤング≒アダルト」 シャーリーズ・セロンが痛々しすぎて涙が出ちゃう。
「ルイスと不思議の時計」 ケイト・ブランシェットが良すぎる。
「デリート・ヒストリー」 あんまりな展開に涙が止まらなかった。
「誰かの幸せ」 むき出しすぎて余計なダメージを食らう。
「チア・アップ」 こんな老人になりたい。
来年になったら、とりあえず次のスパイダーマンは映画館で観たいなあ。なんて。
2021年映画鑑賞記録
真・女神転生 V
スーパーファミコンみたいな価格なんだよなあ……と愚痴っていたら、誕生日が近いしとプレゼントしてもらえたっていう。ラッキー。
女神転生好きな感じでツイートとかしてますが、実際やり始めたのはⅣから。
ペルソナは1しかやってないし、デビルサマナーも全然馴染めなくて挫折したクチ。
でも、Ⅳはオススメされた結果かなり遊びやすくなってて、全ルートクリアしたし、FINALも遊んだし、勢いでストレンジジャーニーも遊んですっかりお気に入りに。
毎回東京を中心に滅びを迎える世界が舞台ですが、今回もそのまんま。
世界はもう既に滅びているんだけど、じゃあ、この後どーする?
って内容で、本当にドライで、救いがほぼなくて、良かったです。
変に人間を助けなきゃ! みたいなのっておかしいもんね。
だってもう世界はダメになってるんだもの。
人間のものじゃなくなってしまったんだもの。
みたいな感じです。宗教が入り乱れているところが違いますが、デビルマンの世界なんだよねえ。
あれだけとっつきにくかったゲームを、雰囲気はそのまま遊びやすくしたのはすごい。
これまでの、さまざまなデザイナーが手掛けた2D絵が混じっていた不快感がかなり払拭されたのもポイント高い。
周回プレイも内容が選べて、サックサク進めるのは良いですね。
登場人物はものすごーく少ないし、主人公が本当にスタンドアローンって感じなのが良いです。
戦闘で主人公が倒れてしまったら即ゲームオーバーなのも、セーブしたところからやり直しなのも良し。
今回一番気に入ったのは、ゲームオーバー画面です。
主人公が力尽きて、倒れて、「駄目だったね……」って感じでふわーっと終わるのがものすごく良いです。大好きな演出です。
誰かが退場する時の演出もどえらいドライ感で、これはね、素晴らしいです。
長々語ったり、未練がましく映しすぎたり、余計な人間関係のあれこれを見せつけてこない。
美学にあふれた造りで、一回目のエンディングもものっすごい簡素。
だって世界は滅びたんだもんなあって、納得するしかないよね。
この感じが嫌だという意見があっても、御尤もでしかないと理解できるところも良いです。
いいゲームをプレイしたなあって感じ。いい気分です。
初期設定・勇者御一行様マネジメント!編
これまでいろいろと小説を書いてきましたが、たくさんの話の設定を一つのファイルにまとめています。
時々違うノートに書いたりもするけど、でっかいファイルがひとつあって、複数の作品の設定がそこに集約されていたりするんです。
今日探していたのは他の作品の設定でしたが、マネジメントの設定みたら笑ってしまったのでついでにこちらにあげておこうかな。
画像、横向きになっているものもクリックすると拡大・縦長になります。
まずはすんごい雑な地図。これはひどい。
メンバー構成
「宗教問題で対立」「ヴァイパイアまじってる」と書かれてます。
本編では、習慣やら表現の違いで揉めました。
美羽とブランデリンはほとんど変更はなかったようで、本編通りのキャラクター。
エステリア、リーリエンデ・ユーリなんかもそのままです。
他はちょこちょこ変更があって、まずはウーナ殿下。
変態って書いてありますが、変態じゃないし、ポエマーでもなかったです。
呼び名は「ウーナちゃん」「レイたん」。
ヴァルタル
ヤンチャで熱血・人情系口悪のヴァルさん、になっちゃってました。
髪も紫と書かれていますし、拳銃型便利ツールを持っている、という設定も。
暗黒祭司レレメンド
「ドS」でいじめっこ、口が悪い、魔王を滅ぼしたい。
やる気マンマンの破壊神推しお兄さんの設定だった様子。
左の人物はブランデリン。
ヴァンパイアを入れる案は早めに没になり、ごくごく普通のJRPG系のパーティになるように変更していました。
戦士・盗賊・僧侶・魔法使い+主人公+αの構成ですね。
勇者さんたちのキャラクター設定をして、すぐに本編を書き始めています。
なので、書いている途中で修正を入れています。
ヴァルタルの髪は水色になったし、レレメンドさんはもう少し謎めいた感じに。
ウーナ殿下とヴァルタルが揉めて、ブランデリンをいじりまくる。
もっとも文化的に乖離があるヴァルタルが、リアクションなどにものすごく差があるキャラになりました。
ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD
Wiiで出たもののリファイン版です。Wiiで出た時プレイしてなかったので。
ゼルダの伝説、ブレスオブザワイルドのおかげで超好きになったんだけど、実はシリーズ全部やってるわけではなくて。
プレイしたのは、夢をみる島(GB)、不思議な木の実(GBC)、時のオカリナ(N64)、ムジュラの仮面(N64)、風のタクト(GC)からの、ブレスオブザワイルド(NS)という流れ。
ファミコン、ディスク、神々のトライフォース、トワイライトプリンセス、大地の汽笛あたりが抜けてるのかな。(DSのチンクルは二本ともやってるのに)
正直に言うと、ゼルダの伝説のふかーい設定についてもあんま興味がなくて、ちらっとだけ目にした時に「は~~」ってなった程度。
なんだけど、ブレスオブザワイルドが、多分だけど、これまで遊んできたゲームの中で一番長時間プレイした一位になったので、リンクとゼルダ、二人の前に立ちはだかる邪悪の最初の物語をやった方が良いのではないかと思い立ったわけです。
スカイウォードソードはかつてプレイした「時のオカリナ」を髣髴とさせる謎解きとアクションの見事な融合ぶりで、ブレスの操作に慣れてしまった私にはかなりしんどいスタートとなりました。
だって柵が乗り越えられないんだもん!パラセールとパラショールの差もデカいし。
視点を動かす操作もひとつボタンが多く、ZLの注目もうまく使えないという。
自分のポンコツプレイぶりに慄く羽目になり、長時間のプレイはできなくなって、健康には良かったんじゃないかと思う。
なにせ、英傑リンクはなんでもアリだった。ブレスオブザワイルドの「過程はどうあれ目的が果たせればOK」な操作の方が異常なんだよね。と頭ではわかっていても、めっちゃ失敗し続けました。特に、戦闘はへたくそだったなーって思う。
なにが一番キツかったかって、カボチャ運びのアルバイト。
何回プレイしたかわかんない。カボチャ割りまくったけど、まともな労働になってたのかな。
映像はとてもクリアで、感心したのはゼルダがすごくかわいらしく見えるところ。
胸にキュンって撃ち込んでくる感じの見せ方で、良かったです。
あと、人物の瞳がよく動くのが良いね。これだけで、生きてる感が増す。
魔族長に至っては舌がベロンってなるのがすごい。ギラヒムは良いキャラだったね。
竜のデザインは納得いかない感じなのが、ゼルダの伝説らしい。
ゼルダの伝説の特徴に、キャラデザが珍妙っていうのがあると思うんだけど、全然ブレないのがすごいと思う。
大妖精もわーって思ったもんなあ。
今回は、ゴロン族の入れ墨?が気になった次第。
ラスボスは、この人ストリートファイターにも出てたような、って感じでした。
何回か封印しなきゃいけないヤバいやつは、デザインが良かったね。
あと、ファイが良かった。そうだ。口がパクパク動くのも良かったんだった。
ハープを弾いて、音楽を奏でて、ファイが踊っての流れが美しくて、お気に入り。
後半に入ったところ、ハイリアの神殿でのイベントは涙が出たね。
あー、ここからずっと繋がっていくのだなーとか、ブレスオブザワイルドのゼルダの涙を思いだすという。
ここでぐっとくると、無双はやっぱりいらなかったのかもしれないと思わなくもないです。
謎解きはちょっぴり悩んだところもあるものの大体はすぐにわかって、ほどよい歯ごたえをエンジョイしつつのクリアとなりました。
ちょうどよい難易度とか、ストレスになりすぎない操作感、親切なヘルプ機能と、やはりちゃんとした会社のゲームは違うよねーって感じ。
実はやってないだけどトワイライトプリンセスを持っているので、そのうち挑戦しようかなー、なんて思いましたとさ。
面白かった。
バテン・カイトスⅡ 始まりの翼と神々の嗣子
バテン・カイトスⅡ 始まりの翼と神々の嗣子
を、プレイしました。
2006年発売のゲームキューブ用ソフト。RPGです。
前作であるバテン・カイトス終わらない翼と失われた海は発売当時に遊んで超ドはまりし、当然の流れで2も買ったんだけど、ゲーム冒頭の中ボスになんでかわからないけどどーしても勝てず。
そのころ、かなり忙しくて、落ち着いたかと思ったら結構な重大事が起きちゃって、進められないまま時が流れてずーっと心残りになっていたという、私としては曰くのあるゲームでした。
最近ちょっとしたきっかけからWiiを引っ張り出して再接続したので、これはバテンをやるチャンスなのでは?と思ったのが始まりでした。
で、結局詰まっていた箇所でまた詰まったという(笑)。
主人公サギが相棒のロボ的キャラ・ギロと逃避行をはじめて、3人目の仲間であるミリィアルデと出会う、因縁のキャラクター・ジャコモとの一戦目。
突如始まるジャコモ専用BGMのノリの良さ……。
このジャコモ、バテンの1では主人公の仇である渋みマックスのいい敵キャラ。
もはや細かいキャラクターについては記憶も曖昧になってましたが、バテンの1はとにかくテキストが良い、世界観が独特、戦闘システムが面白くお茶目、そしてなにより、ものすごく驚きに満ち満ちたストーリー展開をする素晴らしくよくできたゲームなのです。
曖昧な記憶になりつつあるものの、とにかく勝てなかったのが悔しくてジャコモについては忘れたことがなかった。
で、今回は仕方なくレベルを上げて何度か挑んで、たぶん7回目くらいでようやく勝利。
戦闘システムはすごく面白いんだけど、カードを使ったバトルで、カードの出に結構左右されてしまうものになっている。
なので、うまくいけば強敵にも勝てるし、ヘタをするとその辺の雑魚にもうっかり負ける。
油断のできないゲームなのです。
ジャコモに勝った瞬間の喜び、たぶん10年は忘れないと思う。
で、無事にゲームを進められるようになりました。
あんまりジャコモに負けるので攻略サイトを探したら、進行不能バグがいくらかある様子。
修正版のディスクとの交換があったけど、現在はさすがに終了していることも把握。
確認したら修正されてないバージョンでした。なので、バグ情報はしっかりチェックして遊んで、最後まで一覧にあるバグには出会わずに済みました。
他のはあったけどね。
前作のバカみたいな面白みの戦闘中のマグナス合成はなくなってて、舞台は前作の20年前とわかる。
これ、間違いなく1をクリアした人じゃないと楽しめないよなあって作りで、もうちょっと記憶があるうちに遊べばよかったなあってすんごい思いました。
遊んでいくうちに、あ、お前知ってる!ポイントが続々と出てきて、記憶が掘り返され放題に。
ジャコモはわかってたけど、13歳と知ってワオってなる。
次はゲルドブレイム。1では帝国アルファルドの皇帝で、わかりやすい敵のキャラ。
そしてアルマード。なんか、なんだっけな、この家も含めて……って。あ、リュードの!
謎の幼女が気になって仕方なかったけど、案の定サヴィナ。
ディアデムではギバリとレイドカーン。二人とも可愛い。若い。
サダルスウドではロドルフォ、アヌエヌエではコレルリ。
地上では仮面のインパクトに超久しぶりと思う。
そんな懐かし要素も盛りだくさんな上、やっぱりプレイヤーと主人公サギの関係性というかなんというか、立ち位置の特殊さが生かされていて面白い。
プレイヤーと主人公の関係性は1でもとても上手に生かされていて、途中でものっすごい衝撃展開があるんだよね。あれは思い出すと、わーってなる。そこに畳みかけるテキストの品の良さがたまらなく良かった。
今回はプレイヤーと、主人公のサギと、相棒ギロ、仲間のミリィアルデが、それぞれかなり立場に差があり、いわくがあり、設定の特殊さが相変わらず面白い。
1で起きたアレコレに対し、実はこんな事情があったと深堀りする内容で、ファンならだれもが大満足であろうなあって思ったし私も大満足してしまった。
久々に活躍したGCコントローラー。
多分クラブニンテンドーでもらったやつ。
ただ、当たり判定がすんごいシビア!
ここになにかあるんだろうけど……って場所で、ちょっとでもズレるとダメで、ここじゃないのか?って探し回り、うろついて、雑魚戦回避の方法がないおかげでめっちゃレベルが上がってしまった……。
おかげで、いろいろと倒しておいた方がいい敵は全部倒せたし、闘技場も完全制覇。
なので、ラストはだいぶラクでした。闘技場のラストで手に入るアイテムは間違いなくあった方が良かった。
他にも、やりこみ要素が濃厚で、ちょっと濃すぎるくらいかも。
手配書とかパックマンはハイカロリー過ぎてやり込めない。さすがにこれ以上時間かけられない。
でもね、とにかく、ストーリーは満足。すっきり解決してるし。
1で起きるアレコレについて、なるほどね、そうなのね、となる。
前作の主人公であるカラスについて、そしてミローディアについても見当がつく。
ゲルドブレイムに最後投げつけられたセリフの無慈悲さよ。
そりゃ闇落ちもします。
あと、ネロの秘密の部屋の秘密が……。
サギはかわいらしい主人公だったし、ギロはとにかく声の演出が良い。
男性と女性の声がダブルでするミュウツー仕様だったんだけど、セリフによって男性強め、女性強めみたいなアクセントがつけられていて、キャラクターの造形に深みが出ていたと思う。
ミリィアルデに関しては、たぶんこういう立ち位置っていうのはかなり初期に勘付くようになっているけど、それでも彼女のまっすぐさ、可愛さは良かった。
ギロとの関係性もすごく良かった。なのでラストは泣いた。
ラスト、もう一回くらいジャコモに会いたかったけどね。
エンディングではこの後スゲー頑張るんだろなって思わされるジャコモの姿が。
スタッフロールを撮影しつつ、ゲーム画面撮影できて最近は当たり前なの、ありがたいなって思った瞬間でした。
ずっと以前に、7~モールモースの騎兵隊~を5年あけてクリア(1000年モードを)したけど、バテンは14年くらい空いちゃった。
記録更新。
クリアできてホントーに良かった。
いいゲームでした。