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2014-07-25(Fri)

「フィリップ、きみを愛してる!」

大量にたまった洗濯物にアイロンをかけながら
映画観るのが習慣になってきました。

昨日は「フィリップ、きみを愛してる!

ジム・キャリーが好きなので。
実話ベースといわれても信じがたいw
詐欺師の話。

人生について色々と振り切れる瞬間があるのはすごく理解できて
主人公が正直に生きようとする様には共感。
でもまあ、そんなに金を使わなくてもいいじゃないとは思う。

刑務所で電撃的な出会いをして、
愛する相手のためになんでもする
そのなんでもするっぷりが凄まじい。
よほど魅力があって、頭のいい人だったんだろうな。
そうじゃなきゃ、あそこまでなにもかもうまくいきはずがない。

そしてやっぱり、ジム・キャリーの
「出ているだけでもうなんだかすごく面白味が滲んでくる」感がすごい。
動きとか表情がね。

で、最後のあの切ない涙のあとの「最低!」がすごい。

ユアン・マクレガーが異常に愛らしいのもすごかった。
最後の鬼ごっこでまた、ジム・キャリーらしさが爆発してたのも良かった。

理解と愛に溢れる元妻も素敵だったな。

やってることは凶悪なのに、動機がピュアすぎてどうしたものかw
世界ってすごい。
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2014-06-26(Thu)

「バッドボーイズ2バッド」

バッドボーイズ2バッド

1よりもぐっと新しく、ゴージャスになってた。
爆発、カーチェイス、犠牲者の数、もろもろ半端ない。
エグい、グロいシーンも割といっぱいあったね。
さすがにうへえ、となった。ウーサァー!

日本で上映した時はあれこれシーンをカットしたとか。
DVD版だとどうだったんだろな。
あれをPG-12はマズい気がするけど、
「でんでら」は全年齢だったと思うと大丈夫な気もする。

にしても火力が高い。
友情熱い。
コミカルなシーンはちゃんと笑えて、
かなり弁えてる映画だと思った。

電気屋で慰めるシーンと、
警部の家に押しかけたとこはかなり笑った。

でも最後の豪邸大爆発が一番ウケた。

2014-06-24(Tue)

「バッドボーイズ」

バッドボーイズ

2をオススメされたので、
じゃあ1から観にゃあならんだろと。

ウィル・スミスってあんまり好きじゃないんだよなーと思いつつ
観てみたらあんまり気になりませんでした。

話は王道でわかりやすいけれど、
映像がカッコいい。
90年代くらいまでのハリウッド映画って
割と市街地でも、市民がゾロゾロいても
銃撃戦かますよなーと痛快な気分(ちょっとだけ)。

ペイン&ゲインを観ている間に感じていた
「なんか好きな感じ」が溢れてた。
ちょっとアホなエッセンスを適度に入れて、
コミカルで軽やかに展開させつつ、
アクションはシリアスでハード。
構成、見せ方がとても上手なんだなーと。

昔アルマゲドン(*)観た時は好きじゃないと思ったんだけど
あの頃より多分頭の硬さがなくなってきてるから
今みたら楽しいのかもしれないと思ったりもした。

*当時はディープインパクトと話がかぶりすぎだし
 ディープインパクトの方が名作だと思ってた。

次は2を観て、これで今回のまとめ借りはおしまい。

2014-06-24(Tue)

「仮面の男」

仮面の男

今回まとめ借りしたのは、
オススメされたものと、
良さげな俳優でチョイスしたものが大体半々。

今回はディカプリオを選んでみました。
レオナルド・ディカプリオはタイタニックの頃
やたらと「イケメン」扱いされてて、
そういう流れはいちいち反発したくなるので
これまで避けてきた俳優だったんだけど、
「ギルバート・グレイプ」以来
あらやだすごく演技が上手い人だったのね……と。

ジョニー・デップも「変なコスプレしてる人」じゃなくて
美しい俳優と受け止め直し、
要するに「ギルバート・グレイプ」はかなりの転換点。
ちなみにギルバート~を借りたのは、評価が高かったから。

話は非常に王道、いわゆる「三銃士」の主役たちである
ダルタニアンさんたち四銃士と、ダメな王様の話。
ダメな王様には実は隠された双子の弟がいてうんぬんかんぬんです。

若々しいレオナルド・ディカプリオをみて
「あ、これはすごくイケメンな人だった」と反省。
ブラッド・ダイヤモンド、ディパーテッドで見た
影のある、少し悪い感じがとても良かったんだけど、
その前の「若い人にしか出せない感じ」がこれまた良い。
若さってやっぱり美しさに直結する。

暴君の兄と、穏やかで無垢な弟、
演じわけがお見事だし、銃士のおじさまたちも良かった。
王道過ぎて作品から滲み出る安心感は、個人的には少し退屈。

衣装の仰々しさ、豪華さがとても良かった。

2014-06-22(Sun)

「ブラッドダイヤモンド」

ブラッドダイヤモンド」を観ました。

実話ベース。
実話ベースなのでものすごくズーンと来る内容。

詳しくは作品紹介のwikiかなんか見ればわかるので割愛。

勝利のために手段を選ばない、非人道的な行いが容赦なく描かれている。
現実はきっと、もっと凄まじいんだろう。

暴力を一度是とすると、人間の心からは
良心がどんどん剥がれ落ちていく仕組みのようだ。
薬物まで使って少年兵を暴力的に洗脳していく様は
恐ろしくて仕方ない。

快適な暮らしを支えるのは、弱者への容赦のない搾取なんだろう。
それは普通に暮らしていたら見えないようになっている。
見えないし、見せないようになっている。
中途半端な良心の呵責なんかで、「買わない」という選択に繋がらないように
売り手、提供する側が配慮してくれている。

カイジでもそんなこと言ってたなあ。

この世は弱肉強食。
一方的に食われるものはとことん食われ続け、
食うものは胃袋が破裂するまで食い続ける。

そういう風に世界はなってる。

そんな世界でも、親は子を思い、時々後悔をして善行を為そうとする。

人間はそういう風に、出来ている。