みようみようと思っていたのに後回しになっていた一本。
や、映画ってこういうのがいいんだよね、と感じさせられた。
1954年のアメリカ。
主人公は連邦保安官で、精神病患者を隔離している島で起きた
女性の失踪事件の捜査のためにフェリーに乗っている。
そういうシーンから始まる。
舞台や設定、主人公テディの描き方からして、
これはひょっとしたら全部妄想かもしれない、とすぐにわかる。
現実と思い出と、妄想と。
物語はじわりじわりと核心に近づいていき
そしてあんまりにも悲しいラスト。
ディカプリオの演技は素晴らしい。
怒り、焦り、哀しみと、最後は解釈が分かれるところだと思うけれど
私としては「諦め」かなと思った。
インセプションの時も良かった。
レオ様は影のある役がよく似合う。
ああ、映画観て良かったなって思える作品と出会うと、嬉しくなる。
PR