「サイド・エフェクト」
ジュード・ロウ主演のサスペンスでした。
夫が収監され、刑期を終えて出てくるまで頑張ったものの
かつて患っていたうつ病を再発させてしまった女性エミリー。
車で壁に突っ込んであわや自死しそうになったところで出会った
精神科医のバンクスは、彼女を救おうと治療にあたったが……
みたいな出だし。
抗鬱薬の副作用が強く出て、事件が起こり、
処方した医師が悪いのか、それとも薬が悪いのか?
裁判で争い、云々かんぬんなわけですが
この話の本題はココじゃあないんだ!
という非常に凝ったつくり。
エミリーの昔の主治医役で、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが出てきて
キャサリン教のわたしには大変なご褒美作品でした……。
サイドエフェクトとは「副作用」の意味だそうな。
最終的に下されるジャッジが非常に厳しくて、
珍しいなと思ったり。ここまで容赦ないのはなかなかないんじゃなかろうか。
ネタバレするとまったく面白くないので詳しくは書かないけど、
途中ハラハラ、最後はスッキリ、
いやもしかしたらスッキリしないかも。
とにかく、全体的に漂う暗さ、不吉さが非常によろしい感じで、
なるほどR15ですなって感じ。
作中にも出てくる「二重処罰」については
「ダブル・ジョパディー」って映画がいい感じでしたよ。
最近のジュード・ロウ、ちょっと昔の渡辺謙にちょっと似てる感じで
すごい男前でこちらも良かったです。
これは字幕で見たかったかもしれない。面白かった!
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