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2015-02-08(Sun)

399

家族がインフルエンザになったのでこいつは大変だと思ったら
次の日自分も発症してしまった。
一体どこからもらってきたのやら……。

去年は病院に行けなくて(熱が高すぎて)キツかったので
今回は熱の出始めにガッツを出して行ってみた。
一回吸入したらオッケーだというイナビルを処方されて
一日目は39.9度をマーク。全身痛い。
次の日も39度まではいかないかな、程度でうーうー唸りつつ
夜にはピタッと平熱へ。これで動ける一安心。

横になっていたらいつの間にか眠っていて、
二時間くらいで目が覚めて、の繰り返し。
新生児みたいな一日を過ごしてしまった……。

去年も今回と同じA型にかかって、39度台の熱でヒーヒー言ってたんだけど
確かに今回の方が楽だったかな……?
去年は、看病してくれている人が、38度台まで熱が下がった途端
インフル発症→自分が看病する側に みたいな流れでしんどかったので
とりあえず平熱まで戻れたのは良かったかもしんない。
すごいねイナビル。ラクチンな薬です。

ただ、寝すぎて腰が痛い。関節痛に比べたらマシだけど。
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2015-02-04(Wed)

「トランス」

トランス」です。
同じタイトルありそうだけど、
ダニー・ボイル監督の2013年作品。

主人公は記憶喪失。
絵画のオークションの最中に起きた強奪事件が起きて、
主人公が絵を隠し、その場所を思い出す為に催眠療法を受けるのだが……

みたいな話。
そもそもが「催眠療法」でなんとか思い出せ!っていう設定なので
お客を騙しにかかっちゃいますよ~ へっへーついてこれるかな~
みたいな態度が透けて見えてました。

これは一体どういうことなのだろうなあと興味津々で見始めるのですが
最終的にどういう構図だったのかが判明しだしたところでちょっとガッカリ。
なんか割としょーもないなってw
半分くらいは「こういうことなんじゃないかな」って予想まんまだったのも
良くなかったかもしんない。

現実と理想世界(と作中で呼ばれている)の境目の曖昧な描き方など
ビジュアル的には結構頑張ってる気がするんだけれども。
ことの発端がしょうもない&最後の畳み方が
あんた結構ひどくない?ないてたのなんだったの?みたいな感じでスッキリいかず。

最後の最後まで観客を騙せる、うわあ!って思わせられる映画ってすごいんだね。
わあ騙された!で一番気持ちよかったのは
これまでだと「マッチスティックメン」かもしれない。と思った。

今回はイマイチ。ここが最高なんだよ!って部分は……ちょっとないかな。

2015-02-03(Tue)

「俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク」

「俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク」

実は続編だったとは知らずにこの2を見てしまった、
俺たちニュースキャスター。

すごかった。なにがすごいって、まったく自重しないところ。
すべてにおいて自重なし、ギリギリを越えたところを攻めてきて、
アホを極めたコメディ映画かと思いきや、深いところにテーマを置いてる!

主演はウィル・フェレル。どこかで見た顔だと思っていたら
プロデューサーズの!ヒットラーの人!

アメリカでは超有名なコメディアンだったってことで……はじめて知ってごめんね。

物語は、ニュースキャスターをクビになってテレビ局を追われた主人公ロンが
24時間ニュースだけを流し続けるという新しいテレビ局に雇われ、
かつての仲間とコーナー作って大騒ぎ!みたいな話。


アメリカで初の女性キャスターが誕生すれば、おんなのくせに!と騒ぎ
黒人の若い女性が上司になれば、ブラック!ブラックと口走り、
イケすかない相手との勝負には禁じ手を使いまくる。

これらは全部皮肉で出来ていて、ニュースの本質はなんだったけという問いかけになっている。
視聴率だけが大切なのか、視聴率のために見失うものがあって良いのか
人生にとって大事なものはなんなのか、などなど。
最後にきて畳みかけてきて、なんだかすごいカオスを生む。

家族の尊さに気が付いた主人公は、いままで破りまくって来た
息子との約束を果たしにピアノの発表会へ向かうが、
そこでまた大どんでんというか、常軌を逸した悪ふざけをし始める。
いろんなテレビ局のキャスターが襲い掛かってきて、
未来の光線銃だとか霊を呼んだり、ミノタウルスと戦ったり
元妻の彼氏が実はエスパーだっりとかもうわけがわからないw
しかもこのシーン、5分くらいなのにめっちゃ豪華キャストでやんの。意味わかんねえw

オンリー・ゴッドとは真逆の作風の、真逆方向へ突き抜けた一本だった。
テイストはまったく違うけれども、こうも突き抜けた作品を連続で見られてとても満足。
面白かったです。でも、ユーモアに寛容な人だけ見てほしい。

2015-02-02(Mon)

「オンリー・ゴッド」

オンリー・ゴッド

現代は「ONLY GOD FORGIVEN」。
フランスとデンマークの共同制作で、舞台はタイのバンコク。

「復讐劇」と言われるとなんだかこう、ムズムズしてしまう感じ。
いや、全編通して、見ている間も観終わった後も、ものすごくムズムズする
非常に痒い映画でした。

物語のあらすじとしては、主人公はアメリカ人のジュリアン。
兄が殺され、母がやって来て、兄を殺したヤツを見つけて殺せと命じてくる。
それで、なんだかんだ。です。


結論からいうと、ものすごく良かった。
こんな映画なかなか撮れないし、作れないと思う。
でも説明は難しい。

この話は、
母親にぎゅうぎゅうに縛られて生きていた男が、解放される
っていう話。だと、思う。基本的に。

出てくる人物は全員狂っていると考えて良い。
ジュリアンとマイは違うかな。
最初に死ぬ兄も、悪でだけ構成されたような母親も、簡単に言うとクズ。
バンコクに舞い降りた復讐の天使であるところの、元警官のチャンも狂っている。
映像はずっとゆっくり、極彩色で、現実なのか夢幻なのかわからないシーンが多く
残酷表現も盛りだくさん。

でも、とても美しく撮られていて、芸術的。
誰も彼もまったくブレない、チャンの制裁もそう。全員がやり過ぎで、どストレート。
なので、最後は妙な爽快感すら覚える。

狂った世界の中でジュリアンと、マイだけがまとも。
警官の皆さんも、元警官で私的な制裁を加えるチャンを応援しているし、
一仕事終えた後のカラオケにも付き合っているあたり、
チャンさんさぞかし伝説があるんでしょうね……ってな感じで
誰も彼も嫌いにはなれなかった。クズなんだけど、芯が通ってるから。

どんでん返しの類がなく、強い者が強く、弱い者は全員屠られる世界の
非常に濃厚な90分で、これは評価が分かれてもやむなし。
でも、私は好きでした。
ぐさーっと刺さった一本だった。でも他人には薦めない。デンマークヤバい。

2015-02-01(Sun)

「アビエイター」

アビエイター

実在の人物の半生を映画化、
マーティン・スコセッシ&レオナルド・ディカプリオってことで
こいつは観なきゃね!みたいな感じで鑑賞。

昨日は「ロミオ&ジュリエット」を観ようとしたんだけれども、
微妙な現代化が気に入らず途中で挫折。
若いディカプリオがとてもハンサムですごく良かったんだけれども
なんだろうねあの感じ。好きな人は好きなんだろうけど。

それから少し経った、ちょっと大人のディカプリオ。頑張ってた。
最近の小汚いディカプリオの方が好きなんだけど、
ちょっとジャック・ニコルソンに似てきちゃった30代のディカプリオがいいけど
でもアビエイターのディカプリオも良かったね。

アメリカの実業家、大富豪でるハワード・ヒューズが
映画と飛行機作って暴れる物語。

ただ単に財産を受け継いだボンボン、ってだけではなく
才能と決断力に優れた人だったのだろう。
だけど精神的に不安定。極度の潔癖症だし、ちょっと壊れている部分がある。
だからこその才能なんだろうなあ……ってなんだか納得しましたけどね。

映画を見た後ハワード・ヒューズについて軽く調べてみたら
要はWikiを見ただけなんだけど
それだけで「わーすごい」ってなります。
ごくごく平凡な自分とはかけ離れた、人類史上まれにみる人生の持ち主だったのだなって。

飛行機墜落のシーンはすさまじい迫力でした。よく生きてた。
生きていたってことにまた、特別な運命を感じてしまう。
特別な人の人生を覗いてみたい人はぜひ、って感じの一本。