「デッドライジング ウォッチタワー」
2014か2015あたりのハリウッド制作。
原作はカプコンから発売されたゾンビわらわらサバイバルゲーム。
主人公はジャーナリストで、ショッピングモールにゾンビ大量発生中取り残されて、事件の真相をおいつつスクープ写真を撮る、みたいなゲームだったと思う。
その場にあるアイテムを武器にして、ゾンビを倒す。派手にぶちかましている写真が撮れたら高得点みたいな内容だった気がする。
そんな映画を下敷きにした今作。
冒頭からゾンビに追いつめられる主人公。
ゾンビのメイクはいい感じ。ピエロゾンビすげえ怖い。
主人公大ピンチからの、時間さかのぼり。
なんだかゾンビがいるらしいという現場に取材に来て、それからどうなった?
みたいな展開に。
この世界ではゾンビウイルスの大規模感染がすでに複数回あって、
前にみた「リターンド」同様、抗ゾンビウイルス剤的なものを使えば
発症せず人間のままでいられるという設定らしい。
というわけで、大きなホールでは予防接種のための行列ができている。
打てば大丈夫!のはずのゾンブレックス……ところが注射したそばから
二人がいきなり発症。ゾンビ化、大惨事!
主人公のチェイスは一人町の中に取り残され、町は封鎖。
空気感染するからという理由でバリゲードが作られ、
生き残ったゾンビじゃない人たちまで撃ち殺される異常事態に。
主人公のチェイスは封鎖された町の中で、
相棒のジョーダンは軍や製薬会社の関係者たちの中で動いて
真相に近づいていく……。
みたいな話でした。
どうせゾンビしかいねえんだ、ヒャッハー!みたいな世紀末的バイク軍団、
娘がゾンビ化し、ひとり生き残ってしまった母ちゃん、
なにやら訳ありの美女なんかと一緒に行動したり、戦ったりしながら
最後は「えーそういう終わりなのー」ってな締め方をします。
真相はわかるんだけど、解決はできない、みたいな。
これは、ゲームが原作で、どんなゲームなのか知ってないと
あんまり楽しめないかなーという気がします。
だけど、よくみたら主人公が、デス妻の庭師のジョンだったり、
軍の責任者が「24」のパーマー大統領だったりしてほんと楽しいっていうね。
パーマー大統領じゃん!ってなりましたよ。見ててよかった24。
ゾンビものってたくさんあるけど、ゾンビの特殊メイクが全然なってないのって
みかけないですね。どうしてなのかな?作りやすいんだろうか。
ちなみに、残酷表現を抑えようとしているのか、カメラワークが多彩で面白い。
うまい、とまでは言わないけど、気をつかっているんだなって。そんな印象。
にしても、ピエロのゾンビ怖すぎ。
トラウマになるかもしれないから、気の弱い方はみない方がいいです。
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