ジャック・ニコルソン祭りにしようと思って。
余命いくばくもない富豪と車の整備士。
結婚は長続きせずわがままでひとりぼっちの爺さんがジャック・ニコルソン。
ささやかだけどこどもは3人、優しい妻と孫に囲まれて暮らす夢破れ系爺さんがモーガン・フリーマン。
偶然同室になり、同じようにガンに苦しみ、余命を宣告される。
学者になれなかった整備士カーターの「最後にやるべきこと」リストを見て、
ささやかすぎるだろ、と富豪のエドワードは言う。
俺は金持ってるから、やりたいことやって死のうぜ!と。
ささやかで良識・常識の枠内で生きてきたカーターも
ちょっとだけはっちゃける気分になって、爺さん2人で世界へ飛び出す。
というお話。
立場、人生のまったく違う二人が偶然出会い、
一緒に時間を過ごしていく中でほんとうの友情を見つける……。
いいお話でした。
なんてたってジャック・ニコルソンの顔がいいよね。
あの悪そうで、でも本当はいい人そうで、抜け目がなくて。
途中で本当に孤独を感じた時、泣くシーンがあるんだけど、
泣いているシーンはあまりにも悲しそうで、
思わずうるうるしてしまった。
モーガン・フリーマンはいつも通りの飄々とした爺さん(問題はない)。
この映画を見てなによりも一番感じたのは、
エドワードの秘書。あいつ超いいヤツ。
遺産云々言ってたのはブラックジョークに過ぎなくて、
心底誠実な人物だったんだなって……。
いいシーン色々あったんだけど、最後の最後、
2人の願いをちゃんとかなえてくれたあいつが一番素敵だった。
これでいいのかな、この映画の感想。わかんないけど、秘書万歳。
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