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2014-11-14(Fri)

「スチューデント・オブ・ザ・イヤー」

スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1

なんで借りたんだか覚えていないんだけど
たぶんレビューを見てだと思うんだけど

タイトルからしてすっかりアホなハリウッドコメディ映画だと思ってたの
まさかのインド。
でもインドっぽくないの。
セレブ高校生がキメキメでサングラスしたままサッカーするの。
でも、汚い裏工作のせいで先生が尿を聖水と間違えて
妻子にふりかけたりもするのでその辺は結構インド。

お金持ちの家の子だけど愛されていないロハンと
貧乏だけど努力と野心と実力でのしあがろうとするアビ。
そしてロハンの彼女でわがままだけど結構ピュアなとこもあるシャナーヤ。

ロハンとアビの友情、シャナーヤを巡る三角関係からの
全然カンケーないところで起きたぶち壊し劇と元校長の失望
そして10年越しの仲直りへ……

っていう話。
歌と踊りはインドにとって超重要なファクターだとしってますが
これのせいでどうしようもなく長い。
それから、過激な男女の絡みは駄目なんだってわかってますが
三角関係ったってやたらとピュアピュアしいせいで
刺激が全然なくてあんたら何やってんの感が……。

あと、二人の友情が燃え上がり過ぎて、
途中「このままこの二人が……!?」みたいなハラハラ感はあった。
意味もなく校長先生同性愛者だし。なんなの。この設定いるの?
あと、男が男をお姫様抱っこするのはなしだなって思った。

TOKIOの長瀬VS平井堅。ぱっと見はそんな感じです。
パワーとキラキラ感がすごいんだけど、
半端にインドで半端にインドじゃなくて、むしろ
インドってどういう国なのかまったくわからなくなってしまって
このモヤモヤをどこにぶつけたらいいのかわからない。

話は王道。かなり清らかな青春ものだと言える。
ダンスも切れがあるけど……なんだろうこの変な感じは。

って気分になりました。おわり。
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2014-11-12(Wed)

「ワールド・ウォーZ」

ワールド・ウォーZ

なぜかトム・クルーズ主演と間違えていた。
多分ワルキューレと勘違いしている(ジャケットが似てる?)。

こちらはブラッド・ピット主演のVSゾンビ映画。
最初に大々的に出てきた「プランB」、
映画の中の話かと思ったらブラッド・ピットの制作会社だったw

ブラッド・ピットは「テルマ&ルイーズ」以来(観たのは最近)で
普段はそんなに興味がなくて、
みはじめも「なんかブラッドピットに似てる人が出てる」と思っていたくらい。
ご本人でした……。

元国連の捜査官であるジェリーが家族とわいわいしていると
突然猛スピードでトラックが暴走し始める。
あきらかに様子のおかしい人間がおり、ニュース番組でも不穏なメッセージが。
 ↓
うわーゾンビだー!

という話。
ゾンビ映画は色々あって、足の速いゾンビはもう既にいたわけなんだけれども
このワールドウォーZ(ゾンビのZだった)のゾンビめっちゃ怖いw
バイオハザード3で赤い頭の奴が急に走りだした時もビックリしたけど、
このZさんたちは横っ飛びしちゃうところが怖い。

優秀な捜査官だったジェリーは元同僚に助けてもらうも、
そこからすぐに仕事を依頼される。
ウイルスの研究家を連れて、一番最初に報告のあった地へ行ってくれ、と。

この展開はすごくまともであり、想像の範囲内。
でもまさか、到着してすぐあんなアクシデントが起きるとは……みたいな。

ゾンビの習性を学びつつ、次に飛んだのはエルサレム。
高い壁を作って囲い、安全安心の約束の地を作ったもんね~と余裕綽々。
ところがその余裕がまんまと裏目に出て、
行動力抜群のZさんたちに浸食される。

慌てて、離陸しようとしていた飛行機に乗る。
どこに行くかは不明。
 ↓
Zの習性を見直し考える。
 ↓
ナイスアイディア!
 ↓
機内にこっそりZが乗ってたよ!
 ↓
狭いところなら俺たちのものだーバリバリ
 ↓
仕方なく爆弾
 ↓
不時着

そしてWHOの研究所へなんとか辿り着いて、そして、
思いついたアイディアを試す為に最後の試練に挑む……。


なにが良いって、主人公であるジェリーがそこまで強くないところ。
機転を利かせ、慎重に行動し、優しさと愛を胸に抱いている。
知的な行動で切り抜けていく様が非常に面白かった。

で、Zが怖えの。なにがイヤって、タワーになるところね。
非常にスピード感のある造りで、緩急のメリハリもあり、
ハラハラ&ギャーでエンタメ度MAXの良いゾンビ映画だった。
面白かった!

2014-11-11(Tue)

「ミシシッピー・バーニング」

ミシシッピー・バーニング


この人人種差別問題とかに興味あるの?
みたいな視聴履歴になってきたなと思った一本。
どうしてこれを借りたのか覚えてないので、違います。

例によって実話をベースにしたもので、
アメリカの人種差別問題の闇の深さを浮き彫りにしているなーと。
今まで見た中で一番キツかったかもしれない。

KKKなんか変な頭巾かぶってる人達、
くらいにしか思ってなかったのにね……。
ほんとガチじゃないですかヤダー、です。
そう思える自分がいかに平和な暮らしをしてきたか、って話。

1964年アメリカ、ミシシッピー。
タイトル通り、ミシシッピーが燃える話。

3人の公民権活動家が行方不明になり、FBIが調査に来る。
2人は白人、1人は黒人。

正直言うと、FBIがそこまで頑張ってくれるもんかな、
っていうのが一番大きな感想。そこはまあ、映画だからってことなのかな。

とにかく、調査にやってきた捜査官の二人は、
街ぐるみで強烈な人種差別をする人達と対峙する。
ちょっと話しただけでボコボコにされ、
問題が大きくなればまとめて焼き討ち。
これがほんの50年前だなんて、という思いにどうしてもなっちゃう。
そして、いまだに、変わっていない人たちがいることに思いが向く。

自由の国といいつつ、色々あるね、アメリカ。
1960年代の話は本当にヘビーです。

ところで、ジーン・ハックマンが本当に格好良くて。
理想の刑事だなーって。
刑事じゃなくてFBIの人なんだけど。
デフォーももちろん良かったんだど
大人の男オーラに圧倒されてしまった一本でした。

2014-11-09(Sun)

昨日の夜

路上に財布が落ちていたんですよ。

なんか黒いものが落ちてるなーと思ってまたいで
振り返ってみたら財布だったのです。
黒い男物の財布。

出先だったんで一瞬悩んだものの
そういえばすぐそばに派出所があったはずだと思い出して
拾って、てくてく歩きました。
30秒ほどで派出所に辿り着いたものの、留守。
警察の方はいらっしゃらない。
小さな派出所は留守が多いっていうのは知ってた。
昔住んでいた家のすぐ真横に派出所があったんだけど
大抵誰もいなかったからなー。

でも、出先だから。持って帰るのもちょっとなあと。
自治体跨いじゃうから、困るかなと。
そしたらパトロール中の札の横に
「留守の時はお電話を!」って書いてあったので
じゃあ電話してみっか……みたいな。

どこにかけたらいいの?って思ったけど、
よく見たら書いてあったので、内線番号みたいなやつをプッシュ。

「財布を拾ったけどお留守で」と告げると「少々お待ちを」。
で、保留音を一分くらい聞いていたら、ブーンと白バイが帰ってきたw

で、「帰ってきましたよね」だって。
たまたま帰ってくる時刻なのか、かっ飛ばして戻ってきたのかどちらなのか。
わからなかったけど、とにかく警察官が戻ってきたので
お財布を渡しました。

一応名前と住所と電話番号を聞かれて、素直に書いてたら
警察官さんが中身を全部出し始めて
「お金が全然入ってないですね」と。
確かに机の上に出ているのは、レシートとポイントカード、診察券だけ。
小銭すら、一枚も入ってない。すごい財布だなと思っていたら
「お金だけ取って捨てられたのかもしれません」。
あー、そういう悪いやついるんだなーって気の毒になった私に
「そういうわけなので、いいでしょうか?」と警察官。
なんのこっちゃと思ったら、いわゆる「拾ったお礼」を放棄してほしいんだと。
ホントにもらえるんだ、そういうの、って感心。
了解したら、権利の放棄のサインをさせられました。


お待たせしましたと警察官の方が頭を下げられたので、
お疲れ様ですと言って派出所を出ました。
最近いろんなところの店員さんだとか受付されている方々が
非常に腰が低いというか、気を使われているなーと思うことが多くて
いやはやサービス業は大変でございますな……と考えながら
また暗い夜道を歩いて戻りましたが、
その途中、そういえば小銭の一枚も入っていないし、
出てくるカードはいっぱいあったけれど、キャッシュカード、クレジットカードは
見かけなかったなーって。
単に持ち歩かない主義の人ならいいけれど
ひょっとして全部抜かれてしまったのだったら
こんなにも悲しいことはないぞと。

最近3DSを落としたり、以前は財布も一度うっかり落として
でも全部まるごと無事で戻ってきたので、
自分も人様のお役に立ちたいと思って届けたけれども
もう被害があった後なのだったとしたら
残念だなーなんて。
先日3DSのソフトを拾った時、思わずツイッターで拡散希望とかしてしまったけど
悪い人が見ていて「自分のものです」とか言い出したら
持ち主の元には戻らないのかな……なんて思ったりもして
なかなか人の役に立つというのは、難しいことなんだなあ……と夜空を見上げつつ

「あれ、これって私が容疑者になるパターンではないのか?」

っていう不安も出てきたりしてカオスな夜でした。

全然疑われたりとか、そういう感じはなかったんですが、
そもそも中身抜くような悪い奴が、内線電話まで使って派出所に届けないだろうとか
そういう考え方なのかなあ、なんて。
でも逆にそういう印象を狙って、悪いやつがわざと善行を働くフリをしたりとか
そういうパターンもなくはないんじゃないかな?とか

考えだしたらますますカオスな夜になりました。

先日、生まれて初めて
「上品なマダムって感じ」と言われたので
自分から出ているかもしれない上品オーラが
仕事をしてくれたのかなって思ってもいいだろうか?

ってニヤニヤしながら帰ったのは内緒。

2014-11-08(Sat)

「スコッターズ」

スコッターズ 不法占有者

どうして借りたのか覚えていないけれども、
とにかくDVDの盤面デザインやタイトルとは
ほんのちょっと違った印象の話。

若くしてホームレス生活(黒沢風にロジョーと言いたいところ)をしている二人
ジョナスとケリーが主人公。
高級住宅街でなにかいいもの落ちてないかなーと探していたジョナスは
たまたま「一ケ月留守にする」と話している女性を見つけ、
その家で夢のような暮らしを体験して……

というお話。

リッチなお家に入り込んで、男は金目のものを物色し、
憧れの生活を思うがままにやる。
女は、その家に暮らす家族のホームビデオをずっと見ている。
もともと居場所がなくて家を出ただけで、悪い子ではなかった。
という感じ。

夫婦と二人の子供たち。
子供が生まれてから成長していく過程を、ビデオを見て知っていく。
憧れていた暖かい家庭を、微笑みながら見つめるケリー。
それを見ているこっちは、ケリー可愛いなーという気分に。

そして、家中にある金目のものを売り払おうとして
たちの悪い男に引っ掛かる。ジョナスの方が。
うまくやったつもりだったが、売り払う前に家族が帰って来てしまい、計画は頓挫。

ジョナスとケリーは同じ場所で暮らしていたけれども、
生まれも育ちも思想もなにもかも違う。

裕福な家に生まれ、勘当されてしまったジョナス。
里子に出され、そこでも愛されず、暖かい家庭に憧れていたケリー。

うわーケリーがんばれ。がんばれ、幸せになってくれ……となってしまう映画。
物語は良いし、映像も悪くない。でも、なんかテンポが独特。
もたーっとしていて、緩い。
急の場面でも緩い。そこが味といえば味だし、弱点でもあるかな。
でも悪くはない。最高ではないけれど。

ケリー役のガブリエラ・ワイルドが可愛い!とにかく可愛い。
そしてヘビ顔の人めっちゃ怖かった。