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2015-05-22(Fri)

「ナイロビの蜂」

「ナイロビの蜂」を観ました。

アフリカを舞台にした製薬会社の悪事というか、
アフリカの人達を利用した盛大な治験(人体実験)について
不正を暴こうとする女性と現地の医師。
二人が命を失い、女性の夫で英国の外交官が事件を追う……という話。

アフリカで起きている不幸な出来事と、ある夫婦の愛の軌跡を描いた映画、でした。
途中で泣いてしまった……。
アフリカのとても不幸な地域で起きる悲劇にも、
夫が妻を理解して、その愛を知るという流れにも、どっちも!

製薬会社のあれこれを題材にした映画というのはいっぱいあって、
実験なくして薬は出来ないとは思うんですが、
そこに人としての良識があるかどうか。
利益の追及が犠牲を上回っていないかは、厳しく問われなければならないところです。
貧しい地域、医療がきちんと整っていないところのひとびとは、
つけこまれるよね……っていう話がまずズーンと。
それどころか、ただただ略奪、意味もなく殺される人々すらいるんだとか、
拷問の仕方があまりにも残酷だったりとか、
最初にうつしだされるアフリカの今にも倒れそうな家がびっしり並んでいる光景とか
観始めたら全部が美しかったり、悲しかったりしてまたズーンと。

主人公である二人、ジャスティンとテッサの、互いへの思い。
遠慮と無関心の悲しいすれちがい、憶測と、勘違いと、色々。
危険だとわかっていながらもやめられなかった情熱的なテッサと、
穏やかで争いを好まないのに、妻の後を追っていったジャスティンがね!もうね!

おもうのが、あの時、赤ちゃんが死ななかったらってことなんです。
二人の愛の結晶が生まれて、無事に育っていたら、こんな悲劇が起きなかったのかなって。
それは誰のせいでもなくて、この世にあるある意味でありふれた悲しい出来事でしかないんだけど、
それでも、二人を繋ぐ強いきずなが失われてしまったことに、
これも神の計画なんですよみたいなへんてこな台詞が思い浮かんでしまって、
そんな陳腐なことを言わないでほしいという思いと、
ああそうなのかなあっていう、妙な説得力とね。

フィクションなんですけど。
色々考えてしまいました。
神様っていうのは本当に存在して、あらゆる現象に意味を持たせるのかなあと。
フィクションなんですけどね。
だとしたら、作家は、神なのかもしれません。
こんな風に、ズーンと心の奥に石を置かれてしまったわけですから。

みたいな気分になりました。良い映画だった。でもちょっと、悲しすぎる気もするけど。
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2015-05-18(Mon)

「渇き。」

渇き。」を観てみる。

「告白」が面白かったのと、原作にも興味があったので。
読んでないんですけども!
人間の中にある「どうしようもない悪」っていうのはすごく興味があるんです。
生まれ育ち、思想など、諸々の要素とは関係なしに、
どうしようもなく悪くなってしまう人間はこの世に存在しているとおもうので。


どうしようもなく胸糞の悪い「世界に実在する地獄」はしっかり描かれていて
正直、これが映画で良かった。
自分があんな世界に、ほんの数ミリでも足を踏み入れるような人間じゃなくて良かったって
思う程なんですけどもね。

どいつもこいつもクズばっかりで本当に嫌になっちゃう映画でした。
主人公はクズ。主人公の探している娘もクズ。元妻もクズ。
元部下もクズ。クズばっか!びっくりするほどクズばっかで、
それだけでもクラクラしちゃうのに、映像が攻めすぎていて、
音楽にも狙いすましたあざとさがあって、物語の見せ方も、
現在と過去、現実と妄想が入り乱れる作りなもんだから、

全部ちゃんと、意図したように出来上がっているんだけれども、
これは盛り過ぎ。見る人の体調を考えていないw
盛り過ぎなので胃もたれです。

最後のほうでね。
主人公が、色々あってある女性を襲うんです。
そういう展開はあってもいいし、主人公も狂っているので仕方ないんだけど
でもやっぱ!ドンびいた!もっと短くていいと思った!やり過ぎ!

最後の最後までやり過ぎでもう、疲れ果ててしまった……。

これとかなり近い印象だと思ったのは、ちょっと前に見た「オンリー・ゴッド」
なんだけど、あれも極彩色の映像を挟みながらもどこか清らかで。
あんなに激しい内容、映像なのに、すごく静かな映画だったという印象なんだよなあ。
あれは、良かった。長さもよかったし、消化できた。
あのくらいに抑えても、内容は充分伝わるんじゃないかなあ。

劇薬を、そのまま激しく表現しちゃったなあっていう感じ。
「地獄でなぜ悪い」同様、スタイリッシュバイオレンス表現が胸やけ状態で
なにがあっても絶対二度は観ないと思う。もし触れるのなら、原作小説がいいかな。
視覚・聴覚まで使いたくない。

2015-05-15(Fri)

「ファイティングダディ 怒りの除雪車」

「ファイティングダディ 怒りの除雪車」

日本ではまだDVDの類未発売、WOWOW先行放送だったようです。
北欧の映画。ちゃんとチェックしていなかったけど、ブラックコメディだって。

ヤク絡みのトラブルで息子を殺されてしまった主人公が復讐をする話。
このお父さんがすげえ強い。
速攻で3人ほどあっさり始末してしまう。マンガのごとく。

ここからはネタバレなので見たくない方は注意





3人やっつけた辺りで、主人公の兄が心配をして
「やるならプロに頼めばいい。殺し屋を紹介する」
みたいなことを言い出すわけです。
で、ちゃんと依頼するんですが、
この辺のやり取りがおそろしく下らない。
ついでに、仕事料を全額前払いにしてしまったせいで
敵に情報を売られてしまうっていう超展開。
しかし、主人公の名前の苗字しか伝えられなかったため
うっかりお兄さんがやられてしまいます。

もちろん、主人公はますます怒りにかられるのですが、
簡単に裏切った殺し屋も始末されてしまうので、
この殺し屋の所属している組織と対立が始まってしまう。
というか、悪の組織は両方とも勘違いをして、
お互いに喧嘩を売られている……みたいな感じになるのよね。

途中、悪の手下どもの唐突なキスシーン(男同士で が挟まったり
悪のボスの離婚、親権問題が絡み、
最後はまあ、いい感じに進むんだけど、
本当に最後の最後、なんでああなったしw って感じで思わず笑う。

北欧系の映画は初めて見たんですけれども、
言葉の聞こえ方とか色々、不思議な感じでした。
あの辺の文化や生活習慣、ジョークの傾向とかよくわかんないので
知ってたらもうちょっと楽しいのかなあ。

2015-05-13(Wed)

「ハウンター」「ネットストーカー」「バトルフロント」

映画を観た話。3本立て。
どれも1時間45分以内の作品。

まずは「ハウンター」。
誕生日の前日をずっと繰り返し続けていると気が付いた少女の話。
毎日同じ朝を迎え、同じ会話を続ける家族……。
自分だけが気が付いた霧に閉ざされた世界。そこから抜け出すために今、動き出す!
みたいなサスペンスホラー。

実際にはループじゃなくて、自縛霊の仕業だった的な。
そこそこ面白かったけど、そこまで「わあ!」って感じはなかったかしら。
主人公頑張った!


次は「ネットストーカー」。
確かにネットストーカー。でも原題は「Offline」でなんだか不思議。
高校生時代にストーカー被害にあい、両親まで殺されてしまった主人公エイデン。
犯人が捕まらなかったので、それ以来13年も偽名を使い、
可能な限りアナログで隠れた暮らしをしている。
でも、絵の才能があるエイデンは個展を開くことになり、その写真から居所がバレるっていう。
そういう話。
今時コンピュータで制御されていないものは珍しく、ありとあらゆるものは
ハッキングされてしまうのだよ、っていうお話なのかなあ。
おっかないなって思いました。実話ベースというけど、信号機の操作までされたらたまらないね。
主演のミーシャ・バートンが可愛いの。
で、どいつもこいつも怪しく見えるので、単純に犯人を予想すればいいかと。


最後は「バトルフロント」。脚本はS・スタローン、主演はステイサム。
こちらの原題は「Homefront」で、なるほどそのままじゃわかりにくいねと思う次第。

インターポールの捜査官+潜入捜査→退職後亡き妻の地元へ娘と移住
っていう主人公が、田舎の閉鎖的なひとたちに嫌がらせを受けて、
でも全然屈しなくてむしろすげー強いからやり返したら、
度を超した報復が待っていたけどそれも全部やり返してやった。という話。

ちょうどよいアクション映画だったなーと。
ちょうどいい無敵主人公映画だったなーって感じ。
最初とんでもないクレームお母さんだったのが、最後ちゃんと人の心を見せたのも良かった!
馬で走るステイサム、いい感じ。
っていうかさりげなく豪華キャスト。
無駄なシーンがない、見やすい映画だったと思った。

今回は以上。

2015-05-02(Sat)

ガールズモード3 キラキラコーデが楽しいだけの話

ガールズモード3が楽しい話は前の記事に書いておいたので
ついでに画面写真も記録しておくことにする。

まずは店舗前で。
外観・内装・ショーウインドウなど自由に設定できちゃう。

   

お客さんをコーディネート。

↑これはちょっとダサくなってしまった例。

いい感じになるとこんな風にエフェクトが出現(服のジャンルによって違う)!

あちこちにお出かけも出来る。


波と戯れる店長。

薔薇園ではお茶を頂ける。
ゴシックやロリータファッションだと「お茶会」になったりして。


リッチなレストランでお食事。

なにげにピアノを弾ける店長。

あんまり売れてなさそうなローカルアイドルのライブもあり。
もう一人男性歌手のライブは、歌詞が完全に「L.A.コブラ」で失笑。


お客さんとでかけて一緒に写真も撮れる!
特定のお客さんの場合だと集合写真になったりもする。

同窓会があるから大人っぽいコーデにしてほしいと現れた軍団。
みんないい感じにしてあげたら、お招きされてしまったよそ者店長。


すげーノリノリのエアバンドの皆さん。
彼らをバックにして歌えたりもする。


メイクサロンの開発担当タロウちゃんとデートも出来る。
タロウちゃん可愛いよタロウちゃん。

ちなみに男性の服は特別メニューから変更可能。

そして町おこしイベントであるところのファッションショー!
チケット完売するといつでも開催できるという自由なシステムです。


ランウェイへ……



歩いている間はキラキラを飛ばしながらポージングするのだ!


最後はキメキメの写真を撮れるよおー!

洋服屋さんがメインだけど、服のデザイン、

↑アイドルの衣装や学校の制服のデザインを頼まれます


メイクサロンでは「メイクセット」の開発も出来ちゃう。すげー。

ヘアサロンでカットも出来て
ついでにもう一つやれるのがモデル業。
商品のイメージにあわせたコーデで撮影に臨む!

シャンプーの広告に

フラワーガーデンのイメージガール

苺狩りに行こう!


くまのぬいぐるみと一緒に♪

ポーズ、表情を自由に決められるのです。

  
ポスターは街に貼られます。夢が広がるぅ~。

ドールハウスも作れるよー。
この世界、実はこの小さなドールハウスの向こう側なんすなあ……。



このミニチュア家具がすごくお高いんだけどw
それ以上に稼げるので頑張って揃えちゃう。
このミニチュア全部欲しいわ。すごく素敵。

 

要はめっちゃめちゃ楽しいでーす!
いいゲームだよ、ガールズモード!