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2016-01-12(Tue)

セガールと「チョコレートファイター」

セガール初体験ということで、
おすすめされた「沈黙の戦艦」と「暴走特急」を見てみる。

なるほど、セガール=コックってここからだったのかーとか、
ロバートの秋山がタンクトップ着てるのはセガールリスペクトかなんかなのかなとか。

元凄腕の軍人だったセガールが乗っていた戦艦が占拠されて、
こっそり隔離されていたセガールが一人で全員倒して平和平和を取り戻す話。

暴走特急は、元凄腕の軍人だったセガールが、乗っていた列車が占拠されて以下同文。

面白かったです。ハリウッドのアクションってこうじゃなきゃねって感じで。
トミー・リー・ジョーンズが若かったね。
あと、コック帽かぶるとセガール感がものすごく減るので、
あのオールバックがセガールの肝なのかなって。思いました。
セガールの目、あんまり慣れないなっていうのも思いました。


そして「チョコレート・ファイター」
タイの映画だけど、阿部寛が出てくるけど、タイ映画。
最初に表示される制作会社とかタイトルを完全に読めなかったの初めてかも。

タイで裏社会で暗躍するヤクザであるところの阿部ちゃんが、
現地マフィアのボスの女と恋に落ちてしまうところから物語は始まる。
ギャング同士のいさかいのせいで二人は別れるも、
女のおなかには子供がいて、生まれた娘は知的な障害があるものの
その分特殊な能力も持ち合わせている。
聴力が優れているのと、見た動きをすぐに自分のものにできる。
隣のムエタイ道場のお兄さんたちの動き、映画でみた動き、
いつの間にか最強のファイターとなっていた娘のゼン(禅からきてるらしい)は
病に倒れた母の治療費のために、借金回収のために戦い始める……けど!

みたいな話でした。
とにかく、主役のゼンのアクションが大変よろしい。
映像の色合いなんかもかなりいい。
話は若干単調だし、最後は本当に悲しくてね。
あと、やっぱりアジアのマフィアは刃物をむきだしで使いすぎw

それと、日本語パートだけなぜあんなに音がちいさいのか……。
あべちゃんもっと声張ってよ!って言いたくなるくらい聞き取りにくかったです。

でも面白かったなあ。パワーが溢れてて、最初に出てきたメッセージも良かったです。
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2016-01-05(Tue)

「小説家を見つけたら」

「小説家を見つけたら」

ショーン・コネリーがかっこいいんだよ!最高だよ!
って話を母にしたところ、おすすめされた作品。
ところが母は間違ってとにかく「恋愛小説家」と言い続けるという。
そう言われたのにこの作品だってわかって、良かったなあと思います。
(「恋愛小説家」も良かったけどね!ジャック・ニコルソン出てるかんね!)


2000年、アメリカ作品。
グッド・ウィル・ハンティングとかなり近い形の、青春物語かな。
ブロンクスで生まれ育った黒人の少年ジャマールたちは、
いつもバスケをして過ごしている。それが終わったら飲みに出掛けて、
下世話な話題で盛り上がるのが常。
だけどジャマールが愛しているのは文学で、バスケは友人たちと付き合うための
ひとつの手段でしかない。
そんなジャマールに転機が二つ、一度に訪れる。

ひとつは、高校生が受ける学力試験でうっかりいい成績をとってしまったこと。
(普段は友人たちにあわせるためにわざと間違えている)
それから、いつも使っているバスケのコートから見える、
窓からいつもコートを覗き見ている男の家に忍び込んだこと。

試験の結果をもとに、私立高校の人間がスカウトにやってくる。
(奨学生のために若干名の余裕を残しておくのだとか)
経済的に通えない子へ手を差し伸べるための制度があるんでしょうね。
ついでにバスケでも活躍してもらえると嬉しいんだけど、と
ジャマールはとりあえず体験入学のために学校へ通いだす。

同じ頃、窓からいつも外を覗いているオバケのような男の部屋に、
仲間にけしかけられて忍び込んだら、部屋の主が実は起きていて、
リュックサックを忘れてきてしまうという事件が起きる。
中には、ずっと文章を書き綴ってきた大事なノートがあって、
次の日にリュックサックは窓から放り投げられるんだけど、
そのノートには細かく添削が入っていて、
興味を惹かれたジャマールは男の部屋へ通いだす……という。

原題は「Finding Forrester」で、ショーン・コネリー演じる
伝説の小説家がウィリアム・フォレスターなのです。
かつて若いころに一冊だけ傑作を書いたきり、
まったく世に出てこない秘密のベールに包まれた小説家。
それがウィリアム・フォレスターで、頑固ジジイ丸出しのウィリアムなんだけど
ジャマールはとても惹かれるものがあって、彼の部屋へ通い、
少しずつ打ち解けていく。


これから世に出ていくであろう才能の持ち主のジャマールと、
世の中の無常を知って部屋に引きこもっているウィリアム。
二人がお互いに触れて、勇気を得る物語っていえばいいのかな。
いい話でした。
あんなダンディがかまってくれるようになるなら、私も不法侵入くらいしてもいいと思えるほど。

それにしてもジャマールの苦悩が深くてね。
途中で本当に泣きそうでした。

ウィリアムが外に出なくなってしまった理由も切なかったけど、
生まれ育ちで偏見を持たれ、遠い世界に行ってしまったからと友人たちから無視され
人ってそうなんだよね。異質なものに対しては拒否反応が出て、
なにもかもを受け入れられる人ってそういないんだよね。
だって一目で相手がどんな人物か、善良なのか邪悪かなんてわからないんだもの。
ジャマールもそういう偏見の目があるのをわかっていて、
なんとかうまくかわしてやって来たのに、
あからさまな形で攻撃されてとうとうキレちゃって、
それでも決して腐ったりしなくて、と。
きれいな瞳の青年だよね。白目がきれいでね。
最後のバスケのシーン、めちゃめちゃハラハラしましたよ……。


母から一押しされたのが、ショーン・コネリーが自転車で駆けつける場面。
確かにあれは良かったなあって。

美女よりもダンディの方がまちがいなく尊いよね。絶対数が少ないから。

これのブルーレイディスクをぜひ!ぜひ出してほしい!

2015-12-22(Tue)

「アンナと王様」

「アンナと王様」

1999年作品。主演はジョディ・フォスターとチョウ・ユンファ。
実在の英国人女性の手記をもとに作られた小説をもとにした作品で
ミュージカル化もされているんだけど(「王様と私」)、
初めて見ました。

現在はタイであるところのシャム王国の王様に、
王子の家庭教師として英国人女性(未亡人)が招かれ、
異文化、近代化のために交流するというお話。
史実とは違うところもあるようですけど、
とりあえず映画についてだけ。

とにかく、ジョディ・フォスターが愛らしいですよね。
チョウ・ユンファの王様感もとてもいい感じなんだけど、
ジョディがいいよね……。

一夫一婦制と一夫多妻制、奴隷制度や、戦争、クーデターなどなど
時代の流れが大きくうねる中で、自分たちも変わらなければと
異国人を招き入れる王様は賢く、
だけど全員が全員ついてこれるわけでもないとわかっていて、
アンナの賢さ、意見の鋭さを受け入れたり、撥ねたり、
色々です。見ていて思い出しのは「王家の紋章」で、
強いばっかりのエジプトの王に「キリストの愛」を説いたり、
生意気だがそこがいいと思わせたりと。
異文化交流の味わいが全部入っているのではないかと思います。

衣装や宮殿のつくりこみがとてもいい感じで、
映像だけでも見ごたえがありました。

いや、ジョディ・フォスターいいよね。
今はだいぶお年を召していらっしゃいますけども、
それでもまだキュートな印象で。童顔なのかな。

2015-12-21(Mon)

「セルラー」「ミッシング・デイ」

短めの映画を2本。

「セルラー」

2004年アメリカ映画。
セルラーっていうのは、携帯のことですかね。

ごく普通の日常を送っていた生物教師の女性が突然誘拐され、
監禁された屋根裏で壊された電話をなんとかつなぎ、
偶然繋がった見ず知らずの相手に助けを求める話。
浜辺で青春満喫中の青年ライアンは最初、いたずらかと思うんだけど
あまりにも緊迫した様子に警察へ赴き、
でも騒動が起きて別部署に回されて階段を昇っていく最中、
電話の相手がマジでヤバいことに気がついて、救出のために奔走する……
という流れ。
いやーお見事でした。
警察内部のゴタゴタ、携帯が切れそう、携帯電話の混線などなど
アクシデントを上手にちりばめ、ライアンが頑張るものの
全部後手に回ってしまうというこのハラハラ感を
見事に100分に収めてあるっていう。
助けを求めるジェシカも、決して無力ではなく、家族のために戦う。
隙のない面白いサスペンスでした。超良かった。
携帯が古いんだけど、携帯黎明期を大人になってから迎えたので
ああそうだったこういう感じだったと懐かしみながらも、
違和感なく見られましたよ。若い子だと無理かもしれない、これ。
なにあれ、iPod?とか言い出しそうで。
いやはや、いいものみたなーって気分です。素晴らしかった。



ミッシング・デイ

そしてコレ。公式サイト、一番上にきてる写真がイメージと違いすぎて、
同じタイトルの別映画かと思ってしまった……。

原題は「リクレイム」で、返還とか回収という意味ですね。

子供を望めなくなったスティーヴンとシャノンの夫妻。
海外の恵まれない環境のこどもを養子に迎えるために、
プエルトリコへやってきた。
養子を紹介され、事前に面談した通りの愛らしい女の子が現れる。
父親と母親になったと喜んでいたのもつかの間、
突然養女の姿が消えていて……というお話。

海外から養子を迎えるというのは日本ではほとんどなじみがないですが
ハリウッドのスターなんかはよく報道されていますね。
国際貢献、慈善の精神から、子供に手を差し伸べる分化があるんでしょうが
この映画はそういう善意につけこんだ詐欺と、巻き込まれた夫婦の物語でした。
海外から養子を迎えるには大金が必要で、
それを用意できる人間はカモとして狙われるという。
養子を引き渡したあと連れ戻し、雲隠れして、
つまり金を巻き上げられるだけ巻き上げて、次のカモを探すという。

主人公であるスティーヴン夫妻は、事故が原因で自分たちの子供が望めない。
さらには自身も養子であったため(いい親に育てられたであろう人物像だし)
自分たちも海外から、地震で大きな被害があったハノイのこどもを迎えようとします。

ところがいいなりになってお金を払いすぎたために、
資産を調べられ、すべてを巻き上げられそうになってしまいます。
追いかけてくる詐欺師の集団から逃げ、さらには罪のない子供を救おうと
頑張るんだけど、いや……ほんとに辛い話でした。
実際、こういう話はあるんだなあっていう感覚が辛くて、
ひとの命ってなんなんだろうなって、思います。はい。

善とか悪とか、一概に決められるもんではありませんが、
一定の倫理観が期待できない状況って地獄なんじゃないでしょうか。
最近物騒な事件も多いけど、日本の基本的平和さが身に染みるというか。

そんな感じです。

2015-12-20(Sun)

ジャスミン

さかいゆうさんのライブに行ってきました。
今年2回目の中のサンプラザ。
夏には鈴木雅之のコンサートに行って、それが初サンプラザで
かなり古めかしい建物よな……って思ったのが懐かしい。
でも駅前なので、ぎりぎりの時間でも安心でしたよ。
大きすぎないので、後ろの席だったけどそこまで遠くに感じませんでした。


今年のはじめくらいにNHKのBSプレミアム「Covers」で見たのが初めてで、
その時に歌っていた「愛・燦々」がすごく衝撃的だったんすよね。
それでまず、「Coming Up Roses」を借りて(お試しで)
あーこれはヤバいやつだ、と。
そのあとは続々とCDを集めて(買いました)、
ライブやらないかしらって思っていたらちょうどやっていたと。
ちょうどいいタイミングだったのだと思います。


CDの音源って、きれいに聞こえるように調整してあるんですよね。
だから、音楽番組で見た時にイマイチだったりするとかなりのガッカリ感なんだけど
(好きなアーティストなら出てるだけで嬉しいもんだとは思いますが)
そのまま、もしくはそれ以上に上手だったりすると最高に嬉しいし、
シングル曲はいいけどアルバムのその他がイマイチだったりとか、
歌詞の言葉遣いがもっさりしていたりだとか、
全部がいいよね、っていうアーティストにはなかなか出会えないもんだと思います。

さかいゆうは全部がいい。声がいいし、歌詞がいいし、曲がいいし。
手放しでほめられないのはビジュアルくらいかな。
あとはライブに行ってわかりましたが、トークはイマイチだったw
シャイな人なんでしょうね。でも、集まったファンもシャイというか
そんなさかいゆうが好き!って人ばっかりなんじゃないかと思いました。
私もその一人だったなと。

アップテンポでもよし、スローでもよし。
サウンドはオシャレで、歌声はのびやかで、歌詞のセンスも良くて。

もともと高音の男性ボーカルが大好きなんですが(ハスキーだともっといい)
久しぶりのスマッシュヒットだったなーって。

今まで気が付かなくてすみませんでした。

今回のライブツアーのタイトルに掲げられている「ジャスミン」
これ、シングルなんだけど、衝撃的にいい曲なのでみんな聞けばいいと思います。

Amazonのリンク貼っておこう。一応。アフィリエイトではないです。

今回、2月に出るアルバムを会場で予約すると
最後に舞台から撮った記念写真にサインを入れて送ってくれるというので
うっかり予約しましたよ。間違いないだろうから、すごく楽しみです。

今回、「Room」が聞けて良かったな。
あと、「ジャスミン」でほんとに泣いてしまった。
照れくさそうに曲にこめた意味を語ってくれたゆうさんがまーよかった。

次のライブも間違いなくいくよ……!
ってなもんです。
年に2回くらいなんだかんだでライブや舞台を見に行くけど、
これからのマストになりそうです。さかいゆう大好きだー!