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2016-08-27(Sat)

10年目

今の家に住み始めて、そろそろ丸10年になろうとしています。

毎日暮らしているとわからないけど、
いろんなものが傷んでるんだよね!
なんだかんだでね!
食器棚の扉はしっかり閉まりにくくなり、
冷凍庫のドアもずいぶん緩くなった。
テーブルには傷がついて、
クーラーの調子もなんだかよくないの……。

そういうものがたくさんたくさん出てきて、
ここはいっちょ盛大に買い替えじゃー!となりました。

冷蔵庫は、コレかっこいい!と思ったものが
廊下を通り抜けられなくて断念(笑えない)。
廊下そのものは平気なんだけど、ドアの作りがよくないらしく
どうしてもドア部分を抜けられないっていう悲劇がありました。
サイズを少し小さくして、でもやっぱりデザインが良くなったなー
さすが10年経つと違うわーと買い替え。
ボロボロになっていたオーブントースターもチェンジ。
いつの間にか発熱部分のパーツがハマらなくなったホットプレートに、
スマートなスタイルになった掃除機を迎え、
ベランダに置いていたテーブルとイスは捨てて、
かわりに収納も兼ねたベンチを設置。
大きいばかりのソファ(大塚家具で買った)を、スマートなものに置き換え。
新しく自動で拭き掃除してくれるロボも買ったので
椅子をひっかけて浮かせられるというダイニングテーブルのセットも注文。
コーヒーメーカーも新調し、古くなってしまったマッサージいすやらなにやらを捨て、
もう家になくなった家電の取説なんかもぜーんぶ処分しましたが
でも全体の70%くらいなのかな、ちゃんとできたのは……。

それでもだいぶ、家の中が様変わり、リフレッシュしました。
旅行にもいったので、ものすごい額が出て行ってしまった上、
さらに車もそろそろ買い替えなきゃでなんだか乾いた笑いが出てきそう。

でも、新しい部屋のためのアイテムを選ぶのは楽しいことです。
引っ越してきてからおいてあるもので、まだ残っているのは
オーディオと食器棚かな……。
食器棚はまず、いらない食器の処分から始めないといけなさそうなので
これもゆるゆる進めていこうと思っています。

いろいろ捨てたら、自動的に整理もできて、いいもんですね。
私の好みの映画たちもきれいに並べることができました。
DVDで買ったものも全部ブルーレイにしたいなー。
サイズが小さくなるから、ブルーレイのがいいんだよね。

あとは着ない服とかカバンの処分かな。
私は集めてため込む性質なので、家族からの視線が痛いのなんの。

でも片づけたら、ツェペリさんのフィギュアを置く場所ができそうなので
ちょっと頑張ろうかな!
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2016-08-21(Sun)

「アントマン」

アントマン

2015年、ハリウッド発のアメコミ映画。
MARVELの一員であるところのアントマン(小さい)が主役で
結構ビックリしたけどマイケル・ダグラスが出てきてたっていう。

主人公のスコットは、いろいろやらかして収監され、
刑期を終えて出所してきたところ。
別れた妻に引き取られた娘のために頑張るも
やっぱり前科者に世間は厳しい。
前妻にはもう新しい夫がいて、せっかくの娘の誕生日も気持ちよく祝えず
結局以前の悪い仲間のところに戻って盗みを働いてしまう。

大金持ちの家に、でっかい金庫があって……という話に乗せられて忍び込むも
破った金庫の中から出てきたのはヘンテコなスーツ。
なんだかんだ持ち帰って着てみると、体が蟻サイズまで縮んでしまい!?

っていうお話。
原子を縮小して、ありとあらゆるものを小さくしてしまうという発明から
生まれたアントマン。
この話でぐっときたポイントは、初代アントマンが人知れず活躍してたってところ。
知らない間に運命を操られて二代目になって、スコットもまじめに頑張る。
また、小さくするというこの大発明を、一企業と争っているところもいい。
企業側の技術が不完全で、小さくしたときにうっかり肉塊(ミニマムな)に
されてしまったりなんかしちゃったりするのも、面白いなと。

で、普通にX-MENのいる世界だから、なんならアベンジャーズよべば?
ってなるのも面白いところ。
実際出てきたもんね。飛ぶ人が。ウインター・ソルジャーでみたよ!
ってくらいの浅い知識しかなくて申し訳ないところなんですけども
とにかく、アントマンが蟻を操ってしまうとこなんかも面白かった。

にしても、マイケル・ダグラス若いよね。70過ぎてコレ?って思いました。

ラストの戦いでは、国際的な超人気機関車も友情出演してて楽しかったです。


あと、「カリフォルニア・ダウン」も見ました。
ドウェイン・ジョンソンかっこいいし、頼れそうで……。
題材的に簡単に感想は述べられそうにありませんけど、
恐ろしい映画でございました。

2016-08-20(Sat)

「エース・ベンチュラ」

「エース・ベンチュラ」

1994年のハリウッド映画。
主演はジム・キャリー。

主人公エース・ベンチュラはペット探偵。
依頼を受けた行方不明のペットを探し出すんだけど
捜査の仕方が独特というか、すんごいアホ。っていう話。

フットボールチーム、マイアミドルフィンズのマスコットである
バンドウイルカのスノーフレイクが行方不明になり、
大事な試合の前に探し出してほしいと依頼が入って、
エースが大暴れしながら探し出すんですが、
基本的に超オーバーリアクションのジム・キャリーを
見ているだけで楽しいし、小ネタがいちいち不謹慎。
ベタな笑いも、斜め上のネタもたくさん詰め込んだ楽しい作品。

とはいえ、真犯人の正体はとても意外だし、
犯行の動機も割とドラマチックではあるんです。
普通にペット探偵としての映画にしても良かったんだろうけど
やっぱりジム・キャリー出すなら本領発揮してもらわなきゃね、
とスパークして出来上がったのがコレ、って感じかな。

捜査の一環として精神病院に潜入するシーンがありまして
とても不謹慎なんですよ。
とはいえ、ここが一番の真骨頂なって思うので外せない。
真犯人につながる大事な場面だしね。
ここが微妙にカットされてたらどうしようかなーって思ったら
全然されてなかったんでよかったです。

下ネタの見せ方もそんなにダイレクトではなくて、
まだほほえましいレベル。
しょっぱなの「ワレモノ注意」だけでも見てみたら
それだけで笑えるんじゃないでしょうか。

にしても、ジムが若い。昔何度も見て何度も笑ったんですが、
久しぶりにみても面白くて超笑えました。よかった。

2016-08-16(Tue)

「寄生獣」

寄生獣
2014~2015年に公開された邦画。漫画原作の実写化。
前編と、完結編、両方まとめてみてみました。
原作ははるか昔に読んで、かなり面白かった記憶があるものの
結構忘れかけているという状態での視聴。

ある日突然現れた異様な虫。
そばにいた人間の中に入って、体を乗っ取り、人を食べる。
主人公の新一は腕の中に入られるものの、とっさに強く縛ることで
頭を乗っ取られることを阻止。
だけど、右手を乗っ取られてしまい、一緒に生きることになってしまう。
新一は右手に宿った生命体にミギーって名前を付けて、
人間に擬態した寄生体たちと戦っていくのだ……みたいな物語。
はじめの姿こそ大きめのムカデ的な生き物なんだけど、
人間に入り込んだあとはそれぞれに知性を持っており、
人間の世界にどう潜むか、はたまたどうやってともに生きていくか
いろんな思惑が交錯していくのです。


漫画版の実写化作品としては、たぶんだけどかなりいいんじゃないかなと思いました。
演技が下手な人は出てこないし、残酷表現もかなりうまい。
かなりきつい殺害、体の欠損などの表現がいっぱい入ってくるんですけど、
いい意味でゲーム的で、気持ち悪さが上手に抑えられているなと。
(エグい作品でたまに見てられないものもあるので、個人的に上手だと思いましたが
 もちろん苦手な方には間違いなくキツイはず。なにせ数が多いし)
容赦のない戦いの中に、人間との共存を望み、人の抱く感情について思いを馳せるタイプが出たり、
主人公は唯一の肉親である母親とのドラマ、好きな子とのあれこれがあって
それも戦いと同じラインで進む大きなテーマとして邪魔になることなく描かれておりました。


これはきっと、原作をこの制限時間で実写化する場合の最適解だったと思うんですよ。
バクマン。と同じで、今まで原作ありきの実写化でかなり裏切られてきた我々からすると
奇跡のような出来の良さだとは思うんです。

でもやっぱり、時間の制限がある分、原作にあった濃厚なものは
薄まってしまったなあって感覚もあってね。
よくできてるけど、物足りない、っていうのが正直な感想です。
単純にこの映画だけならば、きっと面白いと思える出来なんだけど……。難しいな。

CGは大体いい感じなんだけど、ときどき「あ、CGだな」って感じる箇所があって、
こういう残酷描写が多いものはこのくらいでいいのかなって思います。
あんまリアルでも視覚的につらいのでね。ちょうどいい。
とにかく、全体的にちょうどいいのが、逆に鼻につくところがあるようなないような。
そういう、複雑な気分になる映画でした。

実写にするならこのくらい、
この役にはこの役者、っていうのが
全部「まあまあ」なんだよね。
文句はないんだけど、ベストだったかどうかっていうとどうだろう?っていう。

そう感じた理由は、邦画の「いつものメンツ」感のせいだと思います。
なんかね。同じメンバーでいっつもやってる気がしちゃうんですよ。
凶悪な役はこの人、癖のある役はこの人って、決まった枠でもあんのかな?って。
意外性も隙もなさすぎて、可愛げがないというか。

充分いい出来なんだけどね。
なんか、きれいに真四角に作られすぎているような印象で、
よくできていると思いながらも、好きにはなれない、
見た後に、面白い面白くないではなく、そんな風に感じてしまいました。

だから、一言でいうなら「よくできている」映画でした。
もうひとつ、突き抜けたものがあればよかったなあっていうのは
きっと、欲張りな感想なんでしょうね……!

2016-08-14(Sun)

「ペット」

8月11日から公開が始まった、イルミネーションスタジオの最新作
ペット」を見てきました。
去年同様、ちびっこの引率係として吹き替え版を見てきたんですが
まーかわいいったらありませんのね、ワンちゃんネコちゃんたちが……。


普段、飼い主が留守の間家の中で待っているペットたちが、
不在の間いったい何をしているのか? っていう
ペット版トイストーリーみたいなお話。

主人公はご主人さま大好きな小型犬、マックス。
優しいケイティに拾われて、ニューヨークのアパートで暮らしていた彼のもとに
ある日もう一頭の犬がやってくる。
保健所に入れられていた大型犬のデュークは乱暴なヤツで、
ケイティを独り占めしたいマックスはどうしても彼を許せない。
ちょっと懲らしめてやろうといじわるしたら、報復にあってしまい、
そこから「以前はペットとして飼われていたけど捨てられた」動物たちの
アジトに行くことになってしまって……

というお話。
とある、新しい同居犬とうまくやれずにいたマックスの一日の話です。

まずはとにかく、映像が良い。
動物たちの毛並みや動き、背景はとてもリアルなんですよ。
そこに、結構なデフォルメをされたキャラクターたちが違和感なく入り込んでいる。
しかもみんなかわいいの!
かわいい、っていうのが今までの外国アニメ(とくに3D)にはあまりなかった感覚で
見ていて全然嫌じゃなかったですね。細かいところまで本当によくできてる。

動物たちはぺらぺらしゃべっていわゆる擬人化されてる状態なんだけど、
なんだかんだ本能に忠実で、嬉しいときはずっとしっぽをふりふりふりふり、
これまたとにかく愛らしい。かわいい。そんなに犬猫好きじゃないけど、可愛かった。

近所に住んでいるペットたちはみんな知り合いで、
飼い主が留守の間は互いの家を行き来したりして交流している。
いたずらもするけど、ご主人さまがかえってくる時には家に戻って
ドアの前で尻尾をブンブンしながら目を輝かせている。

犬、猫以外にもいろんな動物が出てくるんですが、
みんなそれぞれスパイシーなキャラクターになっていて、よい。
あと、みんなかわいいだけじゃないところもいい。

マックスは、飼い主に裏切られて人間を滅ぼそうとしている集団に
追われることになっちゃうんですけども、
この集団がすごい。結構設定がキレてるというか。

人間を滅ぼしたい集団のリーダーは、白いうさぎのスノーボールって子なんですが
彼のキャラクターが本当に素晴らしくキレがいい。
パッと見ものすごくかわいいんだけど、本当に凶悪でね。
彼の腹心のブタも、彫り師のところにいたせいで全身タトゥーだらけ。
そのタトゥーの図柄もまあ、節操ないんですw かわいそうなの。
他にも、ああ、なるほどなあっていう動物たちがいっぱい。
特に爬虫類がぞろぞろいるあたりがリアルでね。

そんな人間を憎む集団と、幸せいっぱいの現役ペットたちがそれぞれに動く。
ペットたちの相談役に出てきた老犬は、足が悪いみたいで車いすにのっていたり、
都合よくみんなおりこう、かしこい、可愛い、ってわけじゃないんですよね。
そんな彼らを、飼い主はみんな愛情たっぷりに見つめており、
人間と動物の関係って、そうだなあ……って、
映像は基本的にずっと楽しいんですけど、
ずっと楽しい分逆に考えさせられちゃってね。

デブ猫のクロエはかわいくて、声をあてていた永作博美さん、上手でした。
主役のマックスと、新しい同居人デュークはバナナマンのお二人が。
白いふわっふわのポメラニアンのギジェットもかわいいったらない。
個人的に一番ツボだったのは、パグ犬のメル。味わい深い。

割と、よくあるスタイルの話なんですよ。
ある日トラブルが起きて、そりの合わない誰かと一緒に乗り越えて、
思いがけないところに敵がいたり、力を合わせたりっていうのは。
人間に見つからないようにっていうスタイルも、これまでにいっぱいあったと思いますが
それでも、この表現力は本当に素晴らしいなって思います。
イルミネーションの皆さん、演出力がすごい。
もったりしたシーンがなくてね、やりすぎもちょうどいいところでおさめてあって
センスがいいなーって深く感心したし、めっちゃ笑いました。

オマケのミニオンズのアルバイトも楽しかったね。
イルミネーションのロゴでミニオンが出てきた時、みんな笑ってて、
それだけでもういい映画だなって感じでした。


来年公開される新作の「SING」も面白そうです。