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2015-06-22(Mon)

「武器人間」

武器人間

予告が卑怯だったのでついつい見てしまった。

仲間からのSOS信号を追って怪しげな教会に辿り着いたソ連軍。
地下に潜ってみたらそりゃーもう奇怪な実験施設があって大変だあ!

という話でした。
全体的に「バイオハザード4」を思い出させるビジュアルで、
言語の聞き慣れなさもあるのかな。
おっぱいのベロベロソースが脳裏に蘇って思わずふふって。

タイトルまんまだし作品のキモなので書いてしまうけれど
ナチスのマッドなサイエンティストが
死体と兵器を合体させて最強の戦士を作るぜバリバリ
ってなことをしており、うっかり入り込んだ普通の兵士たちは絶望の谷へまっさかさま。

他にも色々と話はあるんだけども、
基本的には細かい設定とか「そーだったのか」的な展開はどうでもいいというかw

記録係が行軍しながら撮っているビデオ映像、という設定なせいで、
いろんな武器人間が出てくるもののよく見えない。
移動していないシーンに、しょっちゅうグロ映像が出てくるので
苦手な人は本当に見てはいけない作りでした。


メニュー画面の警告は本当にわかりやすくて親切でした!

血がどばーっと出るくらいならばともかく、
内臓がしょっちゅう出てくるのでさすがにうへーとなりましたよ。
特に頭はちょっとね……。頭は勘弁かなって。
造り物だとわかっていてもイヤなもんです。

残虐表現もあんまりしつこくなく、あっさり&軽めなんだけれども
最後の方は改造手術をじっくり見せてくるの注意が必要だと思いました。

面白かったかと言われると、微妙。
ただ、オランダとかデンマークの辺りは本当にクレイジーだなって最近思うし、
その思いは更に深まった感。
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2015-06-20(Sat)

「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」

「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」

ヴァンパイアたちが4人で暮らしているシェアハウス。
その日常生活をカメラで追って映してみました的ドキュメンタリー風映画。
面白かった!

なんでニュージーランドなんだよ……っていう違和感は最初にあるものの、
語りも表現も軽快そのもので、
多少のグロいシーンも愉快痛快。
苦手な人は絶対に無理だろうなと思えるレベルのグロもあるんだけれども
演出の巧さのせいなのかなあ。笑えたなって感じ。
特にポテトを食べたところがホントにw声を出して笑ってしまった。

十字架に弱い、鏡に映らない、招かれないと入れない、などなど
いわゆるメジャーなヴァンパイアの弱点はそのまんま、
舞台となるシェアハウスに住んでいるのは結構な有名人で、
割とコテコテな設定なのでよりすんなり受け入れられる気が。

四人の安定した生活は、一人の新入りの加入でガラっと変わるんだけど
その変わり方もいい感じというか。
ジェネレーションギャップと、新しい波を受け入れたり、
彼らの長い人生の中にある切なさを描いたりと、
非常にいい感じの名作。

検索してみたらこんな記事が。
ほとんどがアドリブだったとかw
素晴らしい編集だったと思います。よくこんなちょうどいい長さにしたなあ。

やー、面白かった。すっきりと楽しい映画だった。

2015-06-19(Fri)

「インド・オブ・ザ・デッド」「白ゆき姫殺人事件」

インド・オブ・ザ・デッド

タイトルが気になって仕方がなかったので。
従来のインド映画とは違った作りで、歌と踊りはなし。
あと、ラブシーンあり。
つまり、インド人が出演しているだけの普通のゾンビ映画ともいえる。

ゾンビのメイクはクオリティが結構よくて、
インドジョークもたまには出てくるんだけども
なぜか寂しい気持ちになる不思議な作品でした。

映像や演出はいい感じだったよ。


白ゆき姫殺人事件

美人OL殺人事件が起きて、とあるテレビ関係者が
後輩に「職場の先輩が殺された」と聞かされて
内情がツイッターで拡散されていって大変になっちゃう話。

この話が言いたいのは、人の記憶なんてその時の感情に左右されてしまうものだし
一方的な見方、断片的な情報だけで推測するなんて愚かなことだよ。
だけど最近のインターネット、特にSNSの発達もあって、
個人名が特定されて情報がバラまかれてしまうし
冤罪だった場合超悲惨ですよね、ということなんだと思いました。

確かになあ、っていう話ではある。
あいつ、悪いことしたらしいよ、って言われたら
その人の悪い印象ばかりが記憶の中でクローズアップされてしまいがちだし。

ただ、そういう現象をはっきりわかりやすく描きすぎていて、
かえってありきたりというか、特別感のない話になってしまったような。
最初から悪意がありすぎるのが、逆にあやしいでしょ、てな感じで。

井上真央のくらーい感じはとても良かったし、
綾野剛の軽薄な演技も良かったです。
あと美人OLの菜々緒さんもね!良かったよー。
でも夕子ちゃんはやりすぎかな。あれじゃあアホみたいだけど……。

最後は超無難な邦画らしいまとめ方すぎて、
つまんないと思わされてしまった。
途中まではちょっと良かったんだけども。
とても惜しい話でありました。

2015-06-18(Thu)

「22ジャンプストリート」

「22ジャンプストリート」

21ジャンプストリートの続編。
前回は麻薬の売人探しのために童顔の警官2人組が高校に潜入捜査しに行く話だったんだけど
今回はそれが大学に変わっただけっていう素敵なストーリー。
見た目の幼さを買われての潜入だってのに、割と普通にオッサン呼ばわりされてて楽しい。

もうとにかく、バカwいい意味でバカ。
コメディの続編という立ち位置を生かして隅々までやりつくしたとてもいいバカだった。
何回吹きだしたかわからない。
笑いとしてはかなりベタな種類のものなんだけど、とにかくテンポよくたたみかけてくるので、
笑わざるをえないというか。

素晴らしいよね。
笑うのって大事だよねって語り掛けてくるような、そんな映画です。

21から続けてみたいし、
最後の悪ふざけ予告集の出来の良さと、
豪華ゲストの数々にまた笑いたい。
BD買おうかな!

2015-06-17(Wed)

「あなたを抱きしめるまで」「グリース」

あなたを抱きしめるまで

実話ベースってことで、この実話部分が非常に胸糞の悪い、
悲しい親子の話。
十代で未婚のまま妊娠した主人公フィロミナは、修道院に入れられる。
古い時代だから、少女たちは許されなかったのだろう。
修道院で働かされながらこどもを産み、
一日に会える時間は1時間だけ。
修道院を出たければ金を払うしかなく、
払えないまま滞在しているうちに、子供は養子に出されてしまう。

フィロミナの息子も養子に出されていって、それから50年。
息子の誕生日に、彼女は探そうと決意する。
娘が偶然出会ったジャーナリストとともに息子を探す旅に出るのですが、
この修道院がクソでねw
先日見た「エデンの東」もそうでしたけれども、
宗教に強くとらわれている人の思想っていうのが
なんだかおかしなものだなあと思います。
本来ならば、生きる指針として人生の土台にでもすべきものなのに、
こうしなきゃダメと他人にまで強要するっておかしいよねって。
自分の周囲にも何人かそういう人がいて、ああ、おかしいなって思いました。
その人達もこの映画みたら「おかしいよ!」とか言うんだろうなあ。
過ぎた宗教は害悪でしかないです。本当。クソって言っていいと思う。
そう言える日本はいい国なのかもしれません。


「グリース」

古いミュージカル映画。トラボルタが可愛い作品。
「サタデー・ナイト・フィーバー」をみた時も思ったんだけれども、
女はヤラれるために生きていると男が考えていて当然、
みたいな時代観にくらくらしてしまう。
もちろん、その少し前の時代よりもずっと進化してるんだろうけれども、
それでも女は男に気に入られ、抱かれることがステータスであり、
男もどれだけいきがって生きられるか、どれだけいい女を抱いたかを
競い合うような様子が結構吐き気がするよねw みたいな感じ。

いや、時代を反映していていい感じなんだけども。
今と比べるとちょっとめまいもするよね。
レトロポップな雰囲気とかは好きだし、
青春が迸っていていいんだけども、モヤモヤする。そんな映画でした。