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2014-10-02(Thu)

「奇人たちの晩餐会」「イージー・ライダー」

お疲れです。
お疲れというか、疲れが抜けない。じっくり休む時間って必要なんだね。

というわけで、ねぼけまなこでまずは
奇人たちの晩餐会

おフランス映画。古いおフランス映画。

街で見つけたバカを招待して晩餐会を開催し、
誰が連れてきたバカが一番か楽しむという
非常に悪趣味な男が主人公ピエール。
この悪趣味のせいで、妻は出て行ってしまい、
その上自分はギックリ腰で動けなくなる。

そこにやって来たのが、晩餐会に招いた「バカ」であるところのピニョン。
ギックリ腰で動けないピエールを心配して、
ピニョンが本領を発揮するというお話。

ピニョンは冴えない中年であり、ものすごいレベルのKY。
言われた事はすぐ忘れるし、とにかく目の前にあるものしか見えないし
負けず嫌いだし、おせっかいだし。

気を利かせたつもりでピエールの腰を痛めつけ、
せっかく帰ってきたピエールの妻を追い返し、
電話の相手と話しているうちに目的を忘れ、
せっかく隠したものも全部ぶちまけてしまう。

でも最終的には全部上手くいく。映画だからね。
最後はほっこり。ああ良かった。超笑ったし最後じーんとさせるじゃん!
みたいな感じでしょうか。

ピニョンというキャラクターはものすごく強烈なんだけど、
リアルでもある。人の話をよく聞かない、こういうタイプって本当にいる。
なので、素直に「バカだなあ」って笑うか、
「本気かよこのバカ!」ってイライラするか、
「ちょ……やめてよ本当に……」っていたたまれなくなるか。
感想は3つに分かれるんじゃないかな。
私は最後の「いたたまれない気分」になるタイプみたいです。
ちょっと辛かった。笑えないよこんなの。
ただ、ピエールの友人のルブランがゲラゲラ笑ってるのはウケた。くそうw

ピニョンは最後めっちゃキメてくるんだけど
「お前その程度で全部帳消しになると思うなよ?」
って、思っちゃうんだよなあー。
お前さえいなきゃ良かったのにって部分もあってね。
もちろん、ピエールさんたちの趣味が悪いのが一番ダメなんだけど。


もう一本「イージー・ライダー

ジャック・ニコルソン祭り継続中ってことで見てみた。

こんなにヘヴィな内容なら、
「イ~ジ~☆ライダ~」みたいなフォントにしないでほしいよ!
明るく爽快な話かと思っちゃったじゃないか!

はっきりと、年代と世相を描き出した映画なので、
普通に見ただけだとなんじゃこりゃとなるのでは。
60年代に撮られた、都会と田舎の差、新しい時代のうねりとか
そういったものを意識してみると胸に刺さる。

作中でジャック・ニコルソン(じゃないけど)が語った通り、
「自由であること」と、「自由を体現すること」は違うのだなと。

急激な社会の変化を、若者は自然と受け入れる。
けれど、誰もがそうではなくて、わからないだけではなく、疎んじるものもいる。
だからってそんなに簡単にさあ……(ネタバレ回避)と思うのは、
平和な現代に生きているからなんだろう。

日本だってほんの50年前は、混沌としていただろう。
たった50年、60年で、世界は本当に大きく変わった。
逆に今みたからこそ、思い知らされるのだと思う。

にしても、ジャック・ニコルソン。好き。あの顔、好きだわ。
前髪が後ろにピラーっとしてしまうと一気にニコルソン。
そんな彼がとても好きです。笑顔がうさんくさいw
少年の時のお顔とか見てみたい。
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2014-09-30(Tue)

デクスター ファイナルシーズン終わり!

デクスターが終わっちゃった。
ファイナルシーズンの最終話まで見て、ぼやーっとしている。

主人公は連続殺人鬼で、
警察内部に潜んでいて、
悪人しか殺さない。
たまには人助けもするけれど、
まあ犯罪者だ。
デクスターのせいで人が死ぬし、
警察は何度も何度も事件を迷宮入りさせられている。

なので、ハッピーエンドは駄目だと思っていた。
俺たちの戦いはこれからだ!でも
あーこれからも人殺しを続けるんだなーってことになるのでイマイチ。
死んでしまう、もしくは行方不明が一番いい終わり方なのかなあなんて
思っていたんだけれども、うん。これはどうとらえたらいいのだろう。

デクスターは勝手だ。
どうしても人を殺してしまいたい衝動が抑えられない主人公なので
どうしたって勝手になってしまうけれども、
それにしたってデボラの扱いはどーだろう。
ここまでアレコレありすぎてすっかりクズ男のクインが
今回ばかりは気の毒でならないw

ラストについては
あーなって、色々見失って、そんで「ハッ!」みたいな感じかなと。

でも多分、これが一番「良い」終わり方なんだろうなあ。

ハリソンが可哀想なので、それだけはなんとかしてほしいかな。
ハンナもいい迷惑なのではなかろうか……なんて思ったところだよね。


デクスター 全シーズン通してお気の毒ランキングを作るなら
デボラかドークスか
アスター・コーディ・ハリソン・リタのファミリーも
ラゲルタもクインも気の毒。

最後に良かったねと思ったのはマスオカw
下ネタ言わないマスオカがすごく新鮮だった。

最後はモヤっとしてしまうけれど(嵐に突っ込んだシーンはちょっとウケた)
全体的に面白かったのは確か。
グロとエロはキツ目だけど、良かった!

ありがとうデクスター。
ありがとう若槻千夏!(彼女のコラムでデクスターを知った)

2014-09-27(Sat)

デクスター ファイナルシーズン 前半

てっきり10月レンタル開始だと思っていた
デクスター ファイナルシーズン」が
とっくに出てたっていう。
毎年9月にvol.3まで、10月vol.6まで出るっていう
スケジュールだったと思うんだけど……

早かったね。
それに先日うっかり気が付いて、慌てて借りた。
とっくに出てたせいか、いつものレンタル空き待ちなしで
すぐに一気借り出来た!


普段は警察の内部で働き、「決して捕まらない」よう暮らす
連続殺人鬼が主人公のこのドラマ。
設定からして、いつバレるのか、いつ捕まるのかなどなど
ハッピーエンドに辿り着く終わり方っていうのは
期待できないところだよなーと思ってたわけです。
原作ありのドラマ化で、原作部分はシーズン1で終わりなわけで、
2以降は微妙なブレを内包しながらも続いてきて、
8年目にとうとうファイナル。
ちょうどよかったのかな。1シーズン12話なので、
他のドラマに比べると短いんだけれども、
多分ちょうど良い~やや長い くらいだと思う。
題材からして長くやれるような話じゃないから。


色々あったなー。これまで。
結婚したり、浮気したり、子供が出来たり、妻を殺されたり、
同僚に罪をなすりつけたり、仲間が出来たり、やっぱり殺したり。

まだ6話までしか見てないんだけど、
今回は精神医学博士のばーさんの異常感が凄い。
役者ってすごいねー。

どんな結末になるのか、楽しみに今夜も続きを見たいけれど
どーにもこーにもヘトヘト過ぎてしんどいw

でも、雑事が色々とあり過ぎて創作する時間は取れないので
その間は享受するだけで。

2014-09-22(Mon)

ポケモンX プレイ日記

ポケットモンスターXプレイ中!

リメイク作がもうすぐ発売だというのに
まだもたもたXをプレイ中。
カイロスがなかなか出ないのが悪いと思うな。

7個目のジムバッジをなんとかギリギリでゲットして
今はなんか変な赤いオッサンがどーのこーのなところ。

あの人絶対ヤバイよねw
とか思ってたら本当にヤバかった。

そしてやっぱり、誰も彼も唐突。
よーしバトルだ!みたいな。ジム前でバトルだよって
事前に連絡があったことに感動を覚えるほどに、みんな唐突。

主力がルチャブル、ゲッコウガ、ファイアロー、リザードン、バンギラスと
何故か5体しかいない。
微妙に飛行タイプに偏っているので、電気相手だとヤバイ。
あと、レベルもギリギリ。
野生のポケモンに苦戦するようになってきて、
ドラクエ2現象が起き始めている(レベルあげがしんどいという意味)。


ポケパルレの機能が結構良くて、
あれで反応が可愛い奴は育てたくなっちゃうのが良い。

かわいい!って思ったのは、キバゴとゲンガー。
キバゴは元気で可愛くて、ゲンガーは本当にあの悪い笑い方がたまらぬ。

サワムラーは本当に可愛くなかった。
ルチャブルは勇ましくて良い。なので、なんかメスだと辛い。

ポケモンセンターで「Oops!」シリーズの新しいグッズが出て
ルチャブルが混じってるので買いに行きたいな。

前回トーキョーベイに行った時、ケロマツのストラップがなくて
店員さんに聞いたら「やっぱりサトシが連れてるので人気があるんですよね」って。
じゃあルチャブルさんのグッズもっと出せや!って思ったんだけど、言えなかった。

ヨコハマにもなかったケロマツストラップ。
トーキョーにはあるかなあ?

できればルチャブルのを出して欲しい。お願い。出して!

2014-09-21(Sun)

「パシフィック・リム」

パシフィック・リム

巨大ロボVS怪獣!
日本のロマンが香るハリウッド大作ってことで見てみたら
ホントにその通りだった。

とにかく、いろんなお約束が全部入って守られている。

巨大なロボ。
こまけーことはいいんだよ!って感じの操縦法、
相棒との別離、新しいバディとの衝突、
上司の病と覚悟、怪獣との交信、
怪しい香港、苦戦、最後の戦い、自爆、最後はギリギリ。

お見事!って感じ。
どうして日本でこれは作れないんだろうなー。
日本のアニメと特撮のおいしいところ全部取り入れているのに
どうして実写でこういうの作れないんだろう。

なぜだろう、日本にもかっこいい人はたくさんいるのに。
日本人キャストじゃこれってムリなんだろなって確信できちゃうのは。

そういう物悲しさをかんじるほどに、
よく出来た怪獣対巨大ロボ映画だった。