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2016-06-25(Sat)

「キャノンレース」

「キャノンレース」

2014年 ノルウェーの作品。

予告編の映像はこちら

たまたま出会った走り屋がお互いの車を並ばせるところからスタート。
主人公のロイは臨月の妻を乗せているというのに悪友TTの挑発に乗って
レースをスタートさせるも、向かいから走って来たトラックを避けるのに失敗。
車はひっくり返り、二人は無事だけど奥さんは破水。
赤ちゃんはちゃんと生まれたものの、こんな危ないヤツはお断り、と
妻の両親から離婚を突き付けられてしまう。

以降12年、離婚2回、スピード違反は120回。
いまだに愛車マスタングで走り続けるロイのもとに、
娘ニーナが預けられる。
離婚した元妻が育てているものの、旅行には連れていけないらしい。
(どうやら新しい夫との間に生まれた子は連れていくようで複雑そう)

家族旅行よりも車の方がいいとニーナはいうものの
新しい彼女とよろしくやりたいし、レースもあるし、
更にはまたTTに勝負を挑まれて、ロイは北限の岬、
ノールカップまで2200㎞の旅にでることに。
置いてきたはずのニーナはロイの親友たちの車に乗り込んでいて、
そこから父と娘の二人旅兼走り屋の意地をかけたレースが始まる!

というお話。面白かったです。
これが北欧流かって感じの笑いも新鮮だし結構スパイシーで。

キャノンレースという邦題と、出てくる車をみると
激しいレースなのかなと思うんですが、
どっちかというと美しく走る車たちを眺めることもできる
車好きのための環境ビデオになりそうな映像なんですよ。
背景になっている北欧の景色もダイナミックで美しいし、
車の美しさ、デザインの良さ、制動の様子なんかが
かなりいい感じに撮られてる気がするんですよね。
自分的にはあんまり興味のないことだったんですが
車って面白い、ハマるのも理解できると思える映画でした。

クラッシュもあるし、親子旅ならではのハプニングもある。
ダイナミックなアクションも随時入ってくるし、
最後はとんでもないハプニングで締め。

走り屋たちを取り締まるのに命をかけてる警察官も間に入ってきて
無駄のないピリっとした出来の楽しい90分でしたよ。

景色の雰囲気は日本では出せなさそうなものでして、
道のワイルドさも含めてとても良かったです。
北欧の景色みたい人にも勧めたいかも。
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2015-05-15(Fri)

「ファイティングダディ 怒りの除雪車」

「ファイティングダディ 怒りの除雪車」

日本ではまだDVDの類未発売、WOWOW先行放送だったようです。
北欧の映画。ちゃんとチェックしていなかったけど、ブラックコメディだって。

ヤク絡みのトラブルで息子を殺されてしまった主人公が復讐をする話。
このお父さんがすげえ強い。
速攻で3人ほどあっさり始末してしまう。マンガのごとく。

ここからはネタバレなので見たくない方は注意





3人やっつけた辺りで、主人公の兄が心配をして
「やるならプロに頼めばいい。殺し屋を紹介する」
みたいなことを言い出すわけです。
で、ちゃんと依頼するんですが、
この辺のやり取りがおそろしく下らない。
ついでに、仕事料を全額前払いにしてしまったせいで
敵に情報を売られてしまうっていう超展開。
しかし、主人公の名前の苗字しか伝えられなかったため
うっかりお兄さんがやられてしまいます。

もちろん、主人公はますます怒りにかられるのですが、
簡単に裏切った殺し屋も始末されてしまうので、
この殺し屋の所属している組織と対立が始まってしまう。
というか、悪の組織は両方とも勘違いをして、
お互いに喧嘩を売られている……みたいな感じになるのよね。

途中、悪の手下どもの唐突なキスシーン(男同士で が挟まったり
悪のボスの離婚、親権問題が絡み、
最後はまあ、いい感じに進むんだけど、
本当に最後の最後、なんでああなったしw って感じで思わず笑う。

北欧系の映画は初めて見たんですけれども、
言葉の聞こえ方とか色々、不思議な感じでした。
あの辺の文化や生活習慣、ジョークの傾向とかよくわかんないので
知ってたらもうちょっと楽しいのかなあ。