2014年 ノルウェーの作品。
予告編の映像はこちら。
たまたま出会った走り屋がお互いの車を並ばせるところからスタート。
主人公のロイは臨月の妻を乗せているというのに悪友TTの挑発に乗って
レースをスタートさせるも、向かいから走って来たトラックを避けるのに失敗。
車はひっくり返り、二人は無事だけど奥さんは破水。
赤ちゃんはちゃんと生まれたものの、こんな危ないヤツはお断り、と
妻の両親から離婚を突き付けられてしまう。
以降12年、離婚2回、スピード違反は120回。
いまだに愛車マスタングで走り続けるロイのもとに、
娘ニーナが預けられる。
離婚した元妻が育てているものの、旅行には連れていけないらしい。
(どうやら新しい夫との間に生まれた子は連れていくようで複雑そう)
家族旅行よりも車の方がいいとニーナはいうものの
新しい彼女とよろしくやりたいし、レースもあるし、
更にはまたTTに勝負を挑まれて、ロイは北限の岬、
ノールカップまで2200㎞の旅にでることに。
置いてきたはずのニーナはロイの親友たちの車に乗り込んでいて、
そこから父と娘の二人旅兼走り屋の意地をかけたレースが始まる!
というお話。面白かったです。
これが北欧流かって感じの笑いも新鮮だし結構スパイシーで。
キャノンレースという邦題と、出てくる車をみると
激しいレースなのかなと思うんですが、
どっちかというと美しく走る車たちを眺めることもできる
車好きのための環境ビデオになりそうな映像なんですよ。
背景になっている北欧の景色もダイナミックで美しいし、
車の美しさ、デザインの良さ、制動の様子なんかが
かなりいい感じに撮られてる気がするんですよね。
自分的にはあんまり興味のないことだったんですが
車って面白い、ハマるのも理解できると思える映画でした。
クラッシュもあるし、親子旅ならではのハプニングもある。
ダイナミックなアクションも随時入ってくるし、
最後はとんでもないハプニングで締め。
走り屋たちを取り締まるのに命をかけてる警察官も間に入ってきて
無駄のないピリっとした出来の楽しい90分でしたよ。
景色の雰囲気は日本では出せなさそうなものでして、
道のワイルドさも含めてとても良かったです。
北欧の景色みたい人にも勧めたいかも。
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